・学名:Richardella dulcifica(Synsepalum dulcificum Daniell)(アカテツ科)
・原産地:西アフリカ(ガーナ、ナイジェリアなど)
・赤い果実にミラクリンというタンパク質が含まれており、酸っぱい物を食べたとき、ミラクリンが酸味と反応し、舌の甘味の鍵穴(受容体)と強く結合するため、酸っぱい物を食べているのにもかかわらず、脳には『甘い』という電気信号が伝わる。
決して酸味の鍵穴(受容体)をふさいでいるわけではありませんので、酸味も感じますが、甘さを強く感じているため、トータルでは甘いと認識しているわけです。
・効果持続時間:約1時間 (冷凍果実では約30分〜1時間)
(個人差があります。)
・ミラクリンはタンパク質のため、熱に弱く、収穫後は凍結保存が必要。
しかし、タブレット作製技術が確立されたため、酸素・水分が存在しなければ、室温保存も可能になった。
・ミラクルフルーツに含まれるミラクリンは安全な添加物(既存添加物)として厚生省(現在の厚生労働省)の認可を受けておりました(平成8年4月16日付 厚生省告示第120号)。しかしながら、安全性は証明されているものの、該当製品がないという理由で現在は削除されております(平成16年2月26日付 厚生労働省告示第41号)。
・原産地ではミラクルフルーツを食べた後、酸っぱいヤシの酒を飲んだり、発酵したパンを食べたりする独自の食習慣がある。
ミラクルフルーツの育て方(あくまで目安です。地域によって調整が必要な場合もあります。)
ミラクリンが味覚を修飾する仕組み(図解)
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