ミラクルフルーツ味覚修飾研究サイト(ミラクルフルーツ・味覚・ギムネマ・ミラクリン・食育・ミラクルフルーツ)

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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2026/7/9に実施した中部学院大学看護学科1年の皆さんのレポートです。




Aさん 

 今回の講義では、ミラクルフルーツやギムネマなどの味覚修飾植物だけでなく、人間や動物にとっての味覚の役割について学んだ。これまで私は、味覚は単に「おいしい」「まずい」を判断するためのものだと思っていた。しかし実際には、安全な食べ物と危険な食べ物を見分け、生きていくために欠かせない重要な働きを担っていることを知り、とても印象に残った。例えば、コアラにとってのユーカリやライオンにとっての肉のように、それぞれの動物が生きるために必要な食べ物を選ぶ上で味覚は大きな役割を果たしていることが分かり、人間だけでなく動物にとっても味覚は生命を支える大切な感覚であると感じた。
  また、人間の味覚は生理的な欲求だけで決まるものではなく、「経験と学習」や第一印象、食事をする環境など、さまざまな要因によって変化することにも興味を持った。乳幼児は大人よりも味蕾の数が多く、味を敏感に感じ取る一方で、経験が少ないため味の感じ方にも違いがあることを学んだ。このことから、人が感じる「おいしさ」は味蕾の働きだけで決まるものではなく、その後の経験や学習を積み重ねることで形成されていくことが分かった。普段何気なく感じている「おいしい」という感覚には、生理的な欲求だけでなく、経験や学習、第一印象、食事をする環境など多くの要因が関わっていることを知り、人間の味覚の奥深さを実感した。
 講義では、ミラクルフルーツやギムネマ酸などの味覚修飾植物についても学んだ。ミラクルフルーツは、酸味を甘味に感じさせ、ギムネマは甘味を感じにくくするなど、一時的に味覚を変化させる特徴がある。このような性質は、糖分や塩分を必要以上に加えなくても満足感を得られる食品の開発や、健康づくりへの応用が期待されている。また、講義で紹介されたエレキソルトは、微弱な電流によって食品中の塩味やうま味をより感じやすくする技術であり、少ない塩分でも満足感を得られるよう工夫されていることを知った。味覚を活用した研究は今後さらに発展していく可能性があり、味覚の仕組みを理解することは、減塩や健康維持だけでなく、高齢者や病気によって味覚が変化した人への食事支援にも役立つ重要な知識であると感じた。
 今回の講義を通して、食事をする上で味覚はとても大切な要素の一つであると感じた。特に、ミラクルフルーツやギムネマによって一時的に味覚が変化することを知り、苦手な味でも食べやすくなる可能性があることに驚いた。例えば、酸味を甘味として感じられるミラクルフルーツは、食欲が低下している人や、病気や治療の影響で味覚が変化した患者にとって、食事を楽しむきっかけになる可能性があるのではないかと思った。もちろん、すべての患者に当てはまるわけではないが、一人ひとりの状態に合わせて味覚の特徴を理解し、食事を少しでも楽しめるよう支援することは、看護師にとって大切な役割であると感じた。今回学んだ味覚の仕組みや味覚修飾植物についての知識を今後の看護の学びに生かし、患者一人ひとりに寄り添った食事支援ができる看護師を目指したい。

【参考URL】
1) 島村光治のホームページ:https://www.taste-m.com/
2) キリン:https://careers.kirinholdings.com/special/electricsalt.html



Bさん 

 今回の講義を受講して、味覚は単に舌だけで感じるものではなく、唾液に溶けたのが味蕾で受け取られることで、味を判別することができるということを学んだ。また、「青い食べ物は食欲を低下させる」ということを聞いたとき、人がおいしいと感じる要因は味だけではなく、見た目や香り・考え方にも関係があることが分かった。そのため好き嫌いは、ただ単純にその食べ物の味が嫌いということだけでなく、その食べ物に対してどういう印象を持っているのかも影響することが分かった。講義で紹介されていたように、「味覚地図」は現在では間違いとされ、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味は舌全体で感じられることを初めて知りました。また、厚生労働省のe-ヘルスネットでも、味覚は味だけでなく嗅覚や視覚、食感などが加わった「風味」として認識されることが説明されており、講義内容への理解をより深めることができた。
 講義の中で特に興味を持ったのは、ミラクルフルーツやギムネマなどの味覚修飾植物である。ミラクルフルーツを食べると酸っぱいものが甘く感じられ、ギムネマを食べると甘味を感じにくくなるという現象はとても驚いた。話を聞いただけではきっと納得することができなかったが、実際のものを食べて自分で体験することによって、ミラクルフルーツとギムネマのすごさを実感することができた。これらは味そのものを変えるのではなく、味覚受容体に一時的に作用して味の感じ方を変化させることを知り、人体の仕組みの面白さを実感した。また、糖尿病患者の食生活改善や味覚教育などへの応用も期待されていることから、今後さらに研究が進めば健康づくりに役立つ可能性があると感じた。
 資料から、味覚障害の原因の1つとして亜鉛不足が関係していることも学んだ。味細胞は一定期間で新しく生まれ変わるため、その動きを維持するためには十分な栄養が必要である。普段から栄養バランスのよい食事を心掛けることは、健康だけでなく味覚を守ることにもつながると理解した。
 私は今回の講義を受けるまで、「おいしさ」は味だけで決まるものだと思っていた。しかし、香りや見た目、食感、文化や経験など、さまざまな要素が関係していることを学び、自分が感じる「おいしい」という感覚がとても奥深いものであることを改めて知った。また、子どもの頃の味覚形成が将来の食生活に影響することもわかり、幼いころからさまざまな味に触れることの重要性を理解することができた。今回の講義を通して、味覚について正しく理解することは健康的な食生活や病気の予防につながるだけではなく、食事をより楽しむことにもつながると感じた。これからは食事をするときにより一層香りや食感などにも意識を向けたい。

【参考文献】
・歯・口の機能 | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) | 健康日本21アクション支援システム Webサイト: https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-01-001



Cさん 

 今回の講義では、ミラクルフルーツとギムネマを用いた味覚体験を行った。私は、ミラクルフルーツのタブレットを食べた後に酸っぱいヨーグルトとグレープフルーツを口にしたが、どちらも酸味が消え、甘いヨーグルトとジュースになったのがとても驚いた。また、ギムネマの葉を食べた後にはミルクチョコレートと白砂糖を食べても甘く感じなくなり、味覚がここまで変化することに驚いた。
 講義では、ミラクルフルーツに含まれるミラクリンは酸味を甘く感じさせ、ギムネマに含まれるギムネマ酸は甘味受容体の働きを一時的に妨げるため、甘味を感じにくくなることを学んだ。実際に体験することで、食べ物自体の味が変わるのではなく、甘味受容体の働きによって味の感じ方が変わることを理解できた。
 また、講義では人間が感じる基本味には甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の五つがあり、それぞれ体にとって重要な役割を持っていることを学んだ。甘味は糖質、うま味はタンパク質、塩味はミネラルの存在を知らせる一方で、苦味や酸味は毒物や腐敗した食物などの危険を知らせる役割があることを知り、味覚はおいしさを感じるためだけでなく、自分を守るためにも必要な機能であることを理解した。
 さらに、味覚は舌だけで決まるものではなく、食べ物の見た目や香り、食感、温度、さらにはこれまでの経験や食文化なども影響していることを学んだ。同じ食べ物でも人によっておいしいと感じ方が異なるのは、このような様々な要因が関係しているためであると分かった。普段は味だけを意識して食事をしていたが、実際には多くの情報を脳が判断して「おいしい」と感じていることに驚いた。
 今回体験したミラクルフルーツやギムネマは、味覚受容体の働きを一時的に変化させることで味の感じ方を変える植物であり、食べ物そのものの味を変えているわけではないことも理解できた。実際に酸っぱいヨーグルトやグレープフルーツジュースが甘く感じられたり、甘いお菓子の甘味を感じなくなったりしたことで、講義で学んだ体験を通して確認することができた。
  このような味覚修飾植物は糖尿病患者への低カロリー食品の開発など、医療や食品分野での活用も期待されていることを知った。普段の生活では目にすることのない植物だが、味覚の仕組みを利用することで健康づくりにも役立つ可能性があることに興味を持った。
 今回の講義では、教科書を読むだけではなく、自分自身で実際に味覚の変化を体験できたことで理解が深まった。当たり前に感じている味覚には複雑な仕組みがあり、受容体や脳の働きによって成り立っていることを理解した。今後は食事をする際にも味覚の働きを意識しながら食べてみたいと思った。
 将来は看護師として働くことを目指しているため、病気や治療によって味覚が変化する患者さんに寄り添った食事支援ができるよう、今回学んだ味覚の知識を今後の学習に生かしていきたいと考えた。



Dさん 

 今回の講義を通して、舌と味覚について詳しく知ることができた。大学の講義で、舌の構造については学んでいたが、味覚については詳しく学んでいなかったため、今回の講義はとても興味深く、多くのことを体験しながら学ぶことができた。
 私たちは、最初に砂糖とチョコレートを食べた。その時、私はどちらとも甘く感じた。その後に、ギムネマを食べ、砂糖とチョコレートを食べた。その時には、砂糖は砂を食べているように感じ、チョコレートは甘さを感じず、カカオ100%のものを食べているように感じた。つい先ほど食べたものの味が変わっていることに、私は不快感を覚えた。
 そして、講義の最後にはミラクルフルーツを舌にこすりつけながら食べ、レモン果汁とヨーグルトを入れたものと、グレープフルーツジュースを飲んだ。私はすっぱいものが苦手で、普段はレモンやグレープフルーツを食べない。しかし、ミラクルフルーツを食べた後は、どちらとも甘く感じ、レモンをおかわりするほどだった。この時、私はミラクルフルーツのすごさを知った。
 味覚について知ることは重要なことである。理由は二つある。一つ目は、味覚について間違った知識を持っている人が多くいることだ。例えば、味覚地図がある。甘味や塩味などを感じる味蕾は、多少ばらつきはあるが、均等に分布している。しかし、甘味は舌の先のほうで感じる、苦みは舌の奥のほうで感じるなど、特定の場所で感じると勘違いしている人は少なくない。実際、私の両親に聞いてみると、味覚地図があると勘違いしていた。何においても、間違った知識を覚えることはよくないことだと思う。二つ目は、好き嫌いのメカニズムを知り、好き嫌いを改善することができるからだ。普段、嫌いなものを積極的に食べようとする人はいないだろう。私もその一人である。しかし、今回の講義を通して、人にとっての味覚は経験と学習であることを知った。今回、学んだことを活かすことができれば、嫌いなものを克服できると感じた。このように、味覚について知ることは、多くのメリットがある。そのため、さらに多くの人が味覚について知るべきだと感じた。
 味覚修飾植物は、まだまだ世の中に広まっているものではない。実際、わたしもギムネマとミラクルフルーツという植物があることは知らなかった。しかし、味覚修飾植物は近い将来、多くの人の身近なものになると感じた。近年、肥満や糖尿病が社会問題となっている。また、味覚障害をもつ人も増加している。このような人々の症状を改善するために、医療現場での試験が実施されている。そして、そもそもこのように病気で苦しむ人を減らすために、味覚修飾植物を活用できると感じる。
 私は今回の講義を通じて、多くのことを学ぶことができた。そして、もっと多くの人に味覚や味覚修飾植物について知ってほしいと感じた。そのため、学校教育などの場面でさらに多くの人に知ってもらう機会をつくるべきだと感じた。

【参考URL】
味覚修飾物質とは?~ギムネマ、ミラクリン等の味覚修飾物質の例~ | 味覚ステーション https://mikakukyokai.net/2019/11/16/mikaku_shushoku/



Eさん 

 今回の「驚きの味覚体験」の講義では、人間の味覚の仕組みについて多くのことを学び、自分自身でも実際に体験することで、味覚の不思議さを実感した。
 まず印象に残ったのは、味には「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」の五つの基本味があり、それぞれ感じ方や役割が異なる。そして、一番強く感じる味が甘味ということである。特に、うま味は日本で発見された味覚であり、日本の研究が世界の食文化や科学に大きく貢献していることを知り、とても興味深く感じた。
 実験では、ミラクルフルーツという果物を食べ、そのなかに含まれるミラクリンというタンパク質が味覚を変えることを体験した。ミラクリンを食べた後に酸っぱい食品を口にすると、本来は酸味を感じるはずなのに甘く感じられた。この現象は、ミラクリンが舌の甘味受容体に結合し、酸によって受容体が活性化されるためだと学んだ。最初は「なぜ酸っぱいものが甘くなるのだろう」と不思議だったが、味覚は舌だけではなく脳で認識されることも知り、人間の味覚の仕組みの奥深さに驚いた。
 また、砂糖が砂のような味に感じられる体験も非常に印象的だった。普段食べ慣れている砂糖が全く違う味に感じられ、自分が一時的に味覚障害になったような感覚を覚えた。新型コロナウイルス感染症などで味覚障害になる人がいることは知っていたが、その不便さや不安を少しだけ体験できた気がした。最近はジャンクフードや加工食品の影響で味覚障害になる人が増えているという話も聞き、普段の食生活にも気を付けたいと思った。 さらに、今回の授業では味蕾が舌全体に存在していることも学んだ。私は以前、甘味や苦味などは舌の場所によって感じる部分が決まっていると思っていたため、舌全体でさまざまな味を感じられることに驚いた。
 そのほかにも、人間のなかで赤ちゃんが1番味蕾が多いことや、赤ちゃんが何でも口に入れて食べようとする理由が印象に残っている。赤ちゃんは情報や知識が足りないため、何が安全かかそうではないかわからないため口にものを入れることで安全か確かめるという本能的な仕組みであることを知り、とても納得した。また、赤ちゃんが誤って危険なものを口に入れた際に、苦味を感じることで自然に吐き出しやすくする工夫がされている製品があることも知り、人の体の仕組みを利用した技術の素晴らしさを感じた。
 また、今回の授業を受けて、「世の中の食べ物は科学でできているのではないか」と考えるようになった。普段は料理を味や見た目で楽しんでいるが、その背景には味覚受容体や成分、化学反応など、さまざまな科学的な仕組みがあることを知った。さらに、「食べたことのない食べ物同士の組み合わせでも、それぞれに含まれる成分や特徴が分かれば、ある程度どのような味になるか予想できるのではないか」とも考えた。料理は経験だけでなく、科学的な知識を活用することで新しい味を生み出せる可能性があると感じ、とても興味深かった。
 今回の授業を通して、味覚は単に「おいしい」「まずい」を感じるだけではなく、人の健康や命を守るための重要な働きをしていることを学んだ。また、味覚の研究が進めば、糖尿病などで食事制限が必要な人でも甘さを感じながら食事を楽しめる可能性が広がることを知り、味覚研究の重要性を改めて実感した。今後も食と科学の関係に興味を持ち、身近な食べ物についても「なぜこの味になるのか」という視点で考えていきたい。



Fさん 

 今回、ギムネマなどの味覚修飾植物についての講演を受けて、一番最初に思ったことは、こんな植物があるんだという驚きでした。私は今までミラクルフルーツやギムネマという名前を聞いたこともなくて、実際にどのような働きをする植物なのかは全く知りませんでした。そのため、今回の講演は最初から最後までとても興味を持って聞くことができました。
 講演では、私たちの舌には約6,000~9,000個の味蕾があり、そこで味を感じていることを学びました。また、昔は舌の場所によって感じる味が違うと言われていましたが、それは間違いで、舌全体で味を感じているという話が特に印象に残りました。私は高校の授業でも味覚地図を見た記憶があったので、それが違うと知って驚きました。教科書に載っていることでも、新しい研究によって変わることがあるのだと感じました。
 また、人間が感じる味は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5種類で、辛味は味ではなく痛みとか刺激として感じているという話も初めて知りました。普段は何気なく辛い味と言っていますが、実際には神経が刺激されているだけだと知り、とても不思議でした。普段当たり前だと思っていることでも、仕組みを知ると全然違って見えるのだと思いました。
 今回一番印象に残ったのは、実際にミラクルフルーツやギムネマを体験したことです。ミラクルフルーツを食べた後にレモンヨーグルトを食べると、本当に甘く感じてとてもびっくりしました。酸っぱいはずなのに甘く感じるという体験は初めてだったので、人間の味覚ってこんなに変わるんだと感動しました。友達とも「本当に甘い!」と話しながら体験でき、とても楽しかったです。
 反対に、ギムネマを食べた後は甘いお菓子を食べても甘さをほとんど感じなくなりました。見た目はいつもと同じなのに味だけが変わるので、とても不思議な気持ちになりました。普段、私たちは甘さがあるから「おいしい」と感じていることが多いのだと実感しました。味覚は当たり前に感じているものですが、少し変わるだけで食べ物の印象がこんなにも変わることに驚きました。
 講演では、おいしさは味だけで決まるものではないことも学びました。お腹が空いているときに食べるご飯がおいしく感じたり、お母さんの作る料理を安心して食べられたりすることも、おいしさにつながっているという話が印象に残りました。また、有名なお店や高級な料理だと聞くだけで、おいしそうと思ってしまうこともあるので、人の気持ちや情報も味覚に関係していることが分かりました。
 私は看護を学んでいるので、この講演を聞いて、味覚は医療とも深く関係していると思いました。病気や薬の影響で味覚が変わってしまう人や、高齢になって食欲が落ちる人もいます。そのような人たちが少しでも楽しく食事ができるように、ギムネマなどの植物が役立つ可能性があると知り、とても興味を持ちました。食事は栄養をとるだけでなく、生きがいや楽しみにもつながるので、味覚について研究することはとても大切だと思いました。
 また、ミラクルフルーツは砂糖を使わなくても甘く感じることができるため、糖分を控えたい人や糖尿病の人にも役立つことを知り興味深かったです。味覚修飾植物の研究はまだ発展途中で、今後さらに医療や食品、介護などさまざまな分野への応用が期待されていることも学び、私はこれまで植物が味覚を変えるという発想自体がなかったため、このような研究が日本でも長年続けられていることを知り、興味を持ちました。また、実際に研究を続けている島村先生のお話を直接聞くことで、教科書だけでは学ぶことのできない研究者の熱意や探究心も感じることができました。
 今回の講演を受けて、私は味覚についてもっと知りたいと思うようになりました。普段何気なく食べている食事も、体の仕組みや脳の働きが関係していることを知り、とても面白かったです。実際に体験しながら学べたことで、講義を聞くだけよりもずっと理解が深まりました。これから看護を学ぶ中でも、患者さんの食べる楽しみを大切にできる看護師になりたいと思います。今回学んだことを忘れず、今後の勉強にも生かしていきたいです。
 最後になりましたが、お忙しい中、このような貴重な講義と味覚実験をしてくださった島村先生、本当にありがとうございました。普段の授業では体験できない内容ばかりで、とても楽しく学ぶことができました。今回学んだことをこれからの勉強や看護の学びにも生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

【参考URL・資料】
• 味覚修飾植物研究サイト「ミラクルフルーツ・ギムネマ・クルクリゴ・ストロジンの紹介」 https://taste-m.com/
• 講演配布資料(味覚修飾植物講演会資料)



Gさん 

 「ミラクルフルーツ」や「ギムネマ」を今回の講義を通して初めて聞いた。 ギムネマは甘さを感じさせない働きがある。講義では味を感じる仕組みについて学んだ。味蕾は味を感じさせる働きがあり、判別するのは鍵と鍵穴の関係で成り立っていることがわかった。実際にギムネマの葉を食べてから砂糖を舐めると、砂のような舌触りだけが残り、甘さは感じられなかった。また、チョコを食べると、普段よりも苦みが強く感じられ、カカオ80%チョコレートを食べているような感じがした。さらに、赤ちゃんの味蕾は12000個あり、大人は6000個ある。そして、蛇の味蕾は2個で鶏は20個、その代わり触覚で判断できるため、その生物によって適切な味蕾の数があり、味蕾が多ければ多いほど良いというわけでもないことが分かった。
 私は、キノコ類や貝類が好きではない。しかし、好きでない理由が良い思い出がないから記憶が大きく関係していることに納得してしまった。美味しくないと思った時からその食べ物に苦手意識を持ち、自然と自分から遠ざけてしまっていた記憶がある。今でも、キノコや貝を見ると遠ざけてしまうため、少しずつ克服していこうと思う。
 ミラクルフルーツの実験をして感動した。酸っぱかったのにタブレットを舐めてから同じものを口にするとさっきまでのものが嘘かのように美味しくなった。本当に酸っぱさがなくなって美味しく感じるとは思わなかったためすごく感動した。この感動をほかの人にも共有したくなって、その日のうちに友達にやってもらった。そしたら、キレートレモンを飲んだ時は、すごく酸っぱそうな顔をしていたのにタブレットを舐めた後に「酸っぱくない!!」って嬉しそうに言っていて、改めてミラクルフルーツの凄さに気づいた。また、人間の味蕾も騙されることが面白かった。この実験ができて、「ミラクルフルーツ」「ギムネマ」を知れていい機会だった。今までの自分だったら絶対に知ることのない単語を知れて経験もできてとっても楽しかった。
 今の日本人は和食を食べる習慣がなく、子供の時は私自身、給食で魚や白米、お味噌汁が出るから食べることができていたけど、大学生になると、コンビニご飯になったり、1食抜いたりすることもあるため、無意識のうちに和食離れをしていることを感じた。しかし、和食はバランスの良い食事で栄養が偏ることがないため給食がなく、自分でご飯を作って食べざるを得ない時こそ、少しでも和食を取り入れることが大事。味覚障害防止のためにも、亜鉛が多く含まれている食品だったりお茶などを積極的にとったりして健康な体を作りつつ味覚障害防止もしたい。
 今回、このような実験ができて楽しみながら味蕾の凄さに気づけて面白い経験だった。そして、新しく知れたことも多くあってとても満足だった。



Hさん 

 今回の味覚についての講義では、普段当たり前に感じている味が、実はとても奥深く不思議なものであると体験しながら学ぶことができた。講義を受ける前は、味覚は舌だけで感じるものであり、歯とは全く関係ないものだと思っていた。しかし、味を感じることのできる味蕾は軟口蓋や食道までにも存在し、口の健康を保つことが味覚にも関係していると知り、とても驚いた。これからは味覚を守るためにも歯を大切にしていきたいと思った。 また、生き物や年齢によっても味蕾の数が異なることも印象に残った。特にナマズは体中に味蕾があり、目が悪い代わりに味蕾によって水中で周囲の危険を察知していることを知った。味覚はすべての生物が舌で感じるものではなく、それぞれの生息環境に合わせて発達していることが分かり非常に興味深かった。
 更に赤ちゃんは味蕾の数が非常に多く、それは様々な味を体験し、それが安全なものなのか危険なものなのかを判断するためだと学んだ。苦味は毒のシグナルであるため赤ちゃんが苦いものを嫌う理由にも納得した。また、赤ちゃんや子供向けのおもちゃには誤飲防止のために苦味がつけられていることも知り、納得することができた。大人になるにつれ味蕾の数は減り、苦味にも慣れていくと知ったが、今でもコーヒーが飲めない私は「まだ味蕾が多いのかな」と少し面白く感じた。大人でも味蕾の数には個人差があるようなので調べられる装置があるなら調べてみたいと思った。 更に、人は生きていくうえで必要な栄養素や体に中で不足しているものを補給するときに「おいしい」と感じやすいことも学んだ。私は中学生のころ、部活動や試合の合間に飲んでいたスポーツドリンクがオレンジジュースのように甘くとてもおいしく感じた経験がある。当時は不思議だったが、汗をかいて塩分が不足していたためだと知り、自分の経験と結果が結びついて納得することができた。経口補水液をおいしいと感じたら危険と聞いたことがあるが、体の中の水分と塩分が不足しているからおいしいと感じると今回の話を聞いて理解することができた。
 好き嫌いのメカニズムについての話も興味深かった。私は小さいころからグリーンピースが苦手で、給食でも何度も挑戦したが食べられなかった。振り返ると味だけでなく見た目の印象も多少は影響していたのかなと思う。考え方によって好き嫌いは変えられる可能性があることを知り、少しずつ克服していこうと思った。また、美味しさは味覚だけで決まるのではなくて、視覚や嗅覚など様々な感覚が関係していることも学んだ。特に視覚の影響が大きいことを知り、「目は口ほどにものをいう」ということわざは本当にその通りだなと思った。
 実際に体験したミラクルフルーツでは、酸っぱかったヨーグルトが甘く感じられ、とても不思議だった。この性質は、今後甘いものを控えたい人やダイエットする人にも活用されるのではないかと思った。一方でギムネマの葉を食べた後は砂糖やチョコレートの甘みがほとんど感じられず、味覚の変化が楽しかった。これはギムネマが甘みを感じる味蕾を一時的に塞ぐことで甘みを感じにくく知るためであると知った。ギムネマが甘みを感じる味蕾を塞ぐことによって、ギムネマとミラクルフルーツを同時に食べた時にはギムネマの方が強く効果が出やすいと分かった。味覚は思っている以上に様々な要因によって変化しやすいことを今回の体験で実感できた。
 今回の講義を通じて、味覚は舌だけでなく、体の状態や視覚、生き物の進化など様々な要素が関わっていることを学びその奥深さを実感した。また、ギムネマやミラクルフルーツは、今後ダイエットや健康維持、味覚のリハビリなど様々な場面で活用される可能性がありとても興味深く感じた。味覚について知ることはおいしく食事を楽しむだけでなく健康な生活を送る上でも大切だと思う近年は若者の味覚障害も増えていることから、加工食品やファストフードに偏りすぎない食生活を心掛けたい。私は食べることが好きなので、これから歯も味覚も大切にしながら、おいしい食事を楽しんでいきたい。

【参考URL】 
・島村光治のホームページ(https://www.taste-m.com/index.html)



Ⅰさん 

 今回の講義を受けるまでは、私は甘いものを食べれば甘く感じ、辛い物を食べれば辛く感じることが当たり前で、味覚について深くも考えたことはなかった。しかし、味を感じるのは舌にある味蕾であり、その情報が脳へ伝わることで味を認識していることを知り、普段何気なく感じている味覚にも複雑な仕組みがあることを学んだ。また、動物の味蕾の多さについての話に興味深かった。特に印象に残ったのはコワラの話である。コアラはユーカリの葉を食べることで体内に毒を取り込み、その毒によって外敵から身を守っていることを初めて知った。私は今までユーカリが好きだから食べているだけだと思っていたため、生き残るための工夫であることを知り、とても驚いた。動物にとって味覚は、おいしさを感じるだけではなく、生きていくためにも重要な役割を果たしていることが分かった。さらに、赤ちゃんは大人よりも味蕾の数が多く、苦味などを強く感じるため、薬を嫌がることが多いという話も印象に残った。今まで赤ちゃんが薬を嫌がるのは苦いからだと思っていたが、味蕾の数が関係していることを知り、とても驚いた。また、この話を聞いて、味蕾は多ければ良いというわけではないのだと感じた。私は現在好き嫌いがほとんどなく、基本的には何を食べてもおいしいと感じることができている。そのため、もし味蕾が今より多くなって味に敏感になれば、今までおいしいと思って食べていたものでも細かな味が気になり、おいしいと感じられなくなるのではないかと思った。私は今のようにさまざまな食べ物を楽しめる味覚のほうが幸せだと感じた。また、実際にミラクルフルーツを食べた後にレモンを食べると、酸っぱさをほとんど感じず甘く感じたことにもとても驚いた。実際に体験したことで、味覚は食べ物そのものだけで決まるのではなく、味蕾や味を感じる仕組みによって変化することを実感した。味覚修飾植物は、今後さらに研究が進めば医療や介護だけではなく、様々な分野で活用される可能性があると感じた。講義ではミラクルフルーツによって味覚が変わることを実感でき、看護学生として患者さんの食生活について考えるきっかけにもなった。例えば、糖尿病などで糖分を制限している人でも、ミラクルフルーツを利用することで甘さを感じながら食事を楽しめる可能性がある。また、味覚障害のある人や食欲が低下している人の食事の支援にも役立つのではないかと思った。
 さらに調べてみると、AIを活用した味覚再現技術の研究も進められていることを知った。味覚修飾植物とこのような技術が組み合わされれば、一人ひとりの体調や好みに合わせて食事をより楽しめるようになる可能性があり、今後さらに発展していくことを期待したい。

【参考URL】
明治大学https://www.meiji.ac.jp/koho/press/2023/mkmht000000j96ss.html



Jさん 

 今回の講義を受けて率直に、植物を通して甘味を感じなくすることや、酸味を軽減させるなどの味覚変化を人間に実施することができるのだと知りました。また、舌に存在する「味蕾」の総数は年齢や種類によっても大きく異なることも同時に知りました。
 体験に使用した「ミラクルフルーツ」と「ギムネマ」という植物のことに関して、自分は全く知識がありませんでした。名前を聞いたときに、「ミラクルフルーツ」はトロピカルフルーツのようなもので味も甘いのだろうと勝手に想像をしていました。しかし、実際は全く異なるもので、イメージしていたものとはかけ離れていました。「ギムネマ」は言葉としては聞いたことがありもしたが、どのようなものかは想像がついていませんでした。講義の中の島村先生のお話を聞いて、味覚変化を本当にできるかどうか半信半疑でした。ですが実際体験をさせて頂いて、これらの植物を使用して味覚変化を起こすことができるのだと知ることができました。
 また味覚変化を体験できると知ると同時に以下のことを感じました。甘味を感じなくなる体験をした際砂糖やチョコレートを口にして、普段おいしく食事をとれることがいかにありがたいことかを痛感しました。甘味・塩味・苦味・酸味・うま味。この5つのうちのどれかが欠けていても食事はおいしいものではないなと感じました。そのため、普段ごく普通に食事をしていますが、もっと感謝するべきだと感じました。
 お話の中に、「人にとっておいしいとは」という話がありました。その中の情報に基づくおいしさがありました。自分はその話を聞いてその通りだなと感じました。例えば野菜を食べるとき色味を見て判断したり、料理が盛り付けてあるお皿、食事をする際の雰囲気などで、食事がおいしくないと感じることがあります。これは、自分自身が看護師として臨床に立った時に患者様に対して配慮できることだと感じました。できる限り患者様が食事の時間を楽しい、食事がおいしいと思っていただけるように雰囲気や食事のお皿、使用する食材の配慮を心がけていきたいと感じました。
 この味覚の変化を使用して勝手な自分自身の考えですが、患者様の食事療法に役立てることができるのではないかと考えました。例えば、塩味を強く感じることができる味覚変化を起こすことができたら、患者様の塩分制限に繋げることができたり、甘味を強く感じることができる味覚変化を起こすことができれば糖分制限に繋げることができると考えます。将来的にこのようなことが可能であるのならば、患者様の治療を継続しながら、食事をおいしいものにできるのではないかと考えました。
 島村先生のホームページを拝見させていただいて、味覚修飾植物は「ミラクルフルーツ」・「ギムネマ」のほかにも「クルクリゴ」・「ストロジン」・「なつめ」など様々な植物があることを知り興味がわきました。自分でも調べてみたいと思います。
 今回はこのような機会をつくってくださりありがとうございます。体験を通して驚いたことや、理解することができたことが多くありました。興味を持ったことを自分なりに調べてまとめることをしてみようと思います。
  本当にありがとうございました。

【参考URL】
・島村光治のホームページ(https://www.taste-m.com/index.html)



Kさん 

 今回の講義では、普段何気なく感じている「味」が、舌だけではなく味蕾や脳の働きによって認識されていることを学んだ。私はこれまで、味は食べ物そのものが決めているものだと思っていたが、実際には食べ物が唾液と混ざって味蕾で感知され、その情報が脳へ伝わることで初めて味として認識されることを知った。また、味覚は生まれつき決まっているものではなく、幼い頃からの食生活や経験、文化、周囲の環境などによっても変化することを学び、味覚はとても奥が深いものだと感じた。
 今回の講義で最も印象に残ったのは、ミラクルフルーツとギムネマを実際に体験した実験である。ミラクルフルーツを食べた後にレモンなどの酸味のある食品を食べると、普段は強く酸っぱいと感じるものが驚くほど甘く感じられた。一方で、ギムネマを食べた後には甘いお菓子や飲み物を口にしても甘味をほとんど感じることができず、今まで食べたことのないような不思議な感覚だった。同じ食品を食べているにもかかわらず、味の感じ方だけが大きく変わるという体験は初めてで、本当に驚いた。実際に体験したことで、味覚修飾植物は食べ物の味を変えているのではなく、舌の味覚受容体に働きかけることで一時的に味の感じ方を変えているという説明がとても理解しやすかった。座学だけではここまで印象に残らなかったと思うので、実験を取り入れた講義はとても良い学習方法だと感じた。
 また、講義では甘味・塩味・酸味・苦味・うま味という五つの基本味には、それぞれ生きていくための大切な役割があることも学んだ。苦味は毒物を避けるため、酸味は腐敗した食べ物や未熟な果実を見分けるためなど、味覚は命を守るために発達してきたことを知り、人間の体の仕組みはとてもよく考えられていると感じた。さらに、辛味は味覚ではなく体性感覚に分類されるという話も初めて知り、普段当たり前だと思っていたことにも新しい発見があった。うま味が日本人によって発見され、現在では世界共通で「umami」として認められていることも、日本の研究が世界に大きく貢献していることを知る良い機会になった。
 味覚修飾植物は、今後さらに多くの場面で活用される可能性があると感じた。講義では糖尿病患者への応用について紹介されていたが、甘いものを控えなければならない人でも、甘さを感じることで食事の満足感を得られる可能性があり、生活習慣の改善につながるのではないかと思った。また、健康な人にとっても砂糖の摂りすぎを防ぐことができれば、生活習慣病の予防にも役立つ可能性があると感じた。さらに、学校での食育や理科教育にも取り入れることで、子どもたちが楽しみながら味覚や体の仕組みについて学ぶことができ、食への興味や健康への意識を高めるきっかけになると思った。
 講義の中では、若い世代に味覚障害が増えていることや、その原因の一つとして亜鉛不足が関係していることも学んだ。普段は加工食品やファストフードを食べる機会も多いため、自分自身の食生活についても振り返るきっかけとなった。味覚は毎日の食事を楽しむだけでなく、健康状態にも深く関わっていることを知り、栄養バランスの取れた食生活を心掛けることの大切さを改めて感じた。
 今回の講義を受けて、味覚とは単に「おいしい」「まずい」を感じるだけのものではなく、健康を維持したり危険なものを避けたりするために欠かせない大切な感覚であることを学んだ。また、人によって味の感じ方が異なるのは、これまでの経験や環境が関係していることも理解することができた。私は将来看護師を目指しているため、病気や治療によって味覚が変化する患者さんや、食欲が低下している患者さんと関わる機会があると思う。そのようなときに今回学んだ知識を生かし、患者さんの気持ちを理解しながら食事や栄養面についても支援できる看護師になりたいと感じた。実際に味覚修飾植物を体験したことで、味覚の仕組みを楽しみながら学ぶことができ、知識だけでなく驚きや発見も多い、とても印象に残る講義だった。

【参考文献・Webサイト】
・ 日本福祉大学 健康科学研究所 島村光治「味覚修飾植物に関する資料」 味覚修飾植物研究紹介サイト:https://www.taste-m.com/



Lさん 

 今回のミラクルフルーツとギムネマの講義を受け、味覚や舌のしくみについて学び、普段当たり前に感じている「味」が、実は複雑な仕組みで成り立っていることを知った。特に印象に残っているには、味を感じるためには食べ物が唾液に溶け、水溶液になる必要性があることや、舌だけでなく軟口蓋や喉頭蓋などにも味蕾が存在するということである。また、味蕾の数はすべての生物で同じではなく、それぞれの生物の暮らす環境や食べるもの、生き方に合わせて異なっていることも興味深かった。味覚は生きていくために必要な食べ物を選んだり、有害なものを避けたりするために発達してきたことを知り、生物の進化との関わりを感じた。
 私は、これまで舌の場所によって甘味や苦味を感じる場所が決まっていると思っていたが、それは誤った考えであり、舌全体でさまざまな味を感じられることを知りとても驚いた。また、ミラクルフルーツに含まれるミラクリンは酸っぱいものを甘く感じさせ、ギムネマは甘味を感じにくくするという、それぞれ異なる働きを持つことも興味深かった。同じ味覚修飾物質でも作用の仕方が異なることから、味覚は非常に繊細で奥深いものだと感じた。
 味覚は、私たちがただ栄養を摂取するだけでなく、日々の食を楽しみ、心身ともに健やかに生きていくうえで欠かせない重要な感覚であると改めて感じた。さらに、味覚修飾物質は今後、医療や介護の分野で活用される可能性があると考えた。例えば、糖尿病などで糖分を制限している人でも、ミラクルフルーツを利用することで、甘味を感じながら食事を楽しめる可能性がある。また、抗がん剤治療や加齢によって味覚障害が起こり、食欲が低下している人の食事支援にも役立つかもしれない。食事は単なる栄養補給だけでなく、人間にとって大きな楽しみや生きがいにもつながるため、味覚修飾物質を活用した支援は、人々の生活の質の向上を高めるうえで欠かせないものだと感じた。
 私はこれまでにミラクルフルーツを2回食べたことがあったが、どちらも果実の状態であり、今回の講義で体験したタブレットタイプは初めてだった。果実とは形状は異なっていても同じように味覚が変化することに驚き、タブレットタイプは持ち運びや保存がしやすいため、より多くの場面で活用することができるのではないかと感じた。また、実際に体験したことで、資料や説明だけではわからない味覚の変化を実感することができ、味覚修飾物質への興味がさらに深まった。
 私は看護を学んでいるため、この講義を通して食事を支えることの重要性を改めて実感した。患者一人ひとりの状態や味覚の変化を理解し、その人が少しでも食事を楽しめるよう支援することも看護師の大切な役割であると思う。今回学んだ味覚の仕組みや味覚修飾物質についての知識を今後の学習にも生かし、患者に寄り添った看護につなげていきたい。



Mさん 

 今回の味覚に関する講義を通して、これまで何気なく感じていた「味」という感覚に対する認識が大きく変わった。特に驚いたのは、「味覚地図」が誤っていたという事実である。私は長い間、「舌のこの部分では甘味、この部分では苦味」と分かれて感じるものだと信じていたが、それが科学的には正確ではないと知り、大きな衝撃を受けた。自分の中の「常識」が覆される体験は非常に印象深く、味覚の奥深さに対する興味が一層高まった。
 また、講義の中で紹介された「味覚修飾植物」については、実際に体験を通じて理解を深めることができた。ギムネマの葉を口に含むと甘味が感じられなくなり、ミラクルフルーツを食べると酸味のある食品が甘く感じられるという現象は、まさに“味の錯覚”とも言える不思議な体験であった。最初は半信半疑であったが、実際に自分の舌で味の変化を体感すると、その効果に驚かされた。これが単なる面白い現象にとどまらず、医療や食事療法に応用できる技術であるという点に、非常に大きな可能性を感じた。
 糖尿病患者にとって、食事制限は日々の生活に大きな影響を与える。甘いものを控えなければならないという制約は、食べる楽しみを奪ってしまい、QOL(生活の質)の低下につながることもあるだろう。そうした中で、ミラクルフルーツのような味覚修飾植物を活用すれば、甘味を制限しつつも「甘さを感じる」という感覚を提供できる。これは、薬ではなく自然由来のものであるため、安全性の面でも優れており、実用化に向けて大きな価値があると感じた。ギムネマも同様に、糖分の摂取をコントロールしたい人にとって有効な手段となり得るだろう。例えば、甘いお菓子を食べたい衝動があるとき、ギムネマのハーブティーを飲めば甘味を感じにくくなり、自然と甘いものを控える助けになるかもしれない。
  味覚に関する話題の中で、私自身の体験ともつながったことがいくつかあった。私は炭酸飲料が苦手であるが、これまで「舌が子どもっぽいからだ」と言われてきた。しかし今回、喉にも味蕾があり、そこが刺激されることで痛みや不快感を感じる可能性があることを知った。炭酸が「痛い」と感じるのは単なる味ではなく、感覚全体が関係していることに気づき、自分の感覚に対して納得がいった。また、苦手な食べ物ができる背景には、「初めて食べた時の状況」が影響しているという点も興味深かった。味覚は単なる生理現象ではなく、経験や記憶と結びついているという事実に、人間の感覚の複雑さを感じた。
 加えて、日本の食文化における「出汁」や「薄味」の重要性についても改めて考えさせられた。和食が大切にしている旨味の感覚は、繊細な味覚に支えられている。この文化が失われることなく、次世代にも受け継がれていってほしいと強く思った。
 私は看護学生として、今後さまざまな患者と接する機会がある。病気や障害によって味覚に変化が生じることもあるだろうし、食事の楽しみを失ってしまう人も少なくないと思う。そのような人々に対して、味覚修飾植物のような技術が活用されれば、QOLを向上させる大きな一助になるはずだ。食事は、栄養補給という側面だけでなく、「楽しみ」や「生きがい」にも直結している。医療の中でこのような視点を持ち、患者の立場に立った看護を行っていきたい。
 最後に、講義を通して特に印象的だったのは、先生が日常生活の中から味覚への疑問を持ち、それを探究して研究につなげてきたという姿勢である。専門的な知識や技術だけでなく、普段の暮らしの中で感じた小さな「なぜ?」を大切にする姿勢こそが、深い学びや発見につながるのだと感じた。私自身も、日常の中で目の前の現象に興味を持ち、それを看護の学びに結びつけていけるような視点を持ち続けていきたいと思う。



Nさん 

 私は島村先生の授業を聞くまで、ミラクルフルーツという存在を知りませんでした。最初のほうに軽くミラクルフルーツの紹介を、してもらったと思うんですがその説明を聞いただけでは、鍵穴に蓋をする?という状態でした。そして先にギムネマの実験をして今まで、味覚で感じたことがない感覚を感じてそのときに少しミラクルフルーツの想像が少しできました。
 講義中に先生が言っていた、ギムネマとミラクルフルーツを同時に食べると、ギムネマが勝つといっていたのが印象に残っており、それを着たときは、ギムネマの効果も切れていて、こんなに甘く感じるミラクルフルーツがほんとに負けるのかという疑問が浮かんできて、友人と一緒に同時に食べた後に、市販のグミでグミの周りにすっぱくなるパウダーがついているものを食べたところ、まったく酸っぱくなく、普通のなにもかかっていないグミと同じ味がしました。
 そして味覚修飾植物の将来やほかに種類があるのかということですが、私自身気になって調べてみたところ、添付したリンクに貼ってあるのですが、ギムネマ酸やミラクリンだけでなく、多くの物質があることがわかりました。その中で特に気になったのが、苦味抑制物質というものです。ホモエリオジクチオールやほかにもいろいろありますがこの物質は、食べると苦味を減らすということです、特に効果が強いのがホモエリオジクチオール に含まれているナトリウム塩というものです。この物質になぜ興味が湧いたかというと、私は小さなころから、ゴーヤやピーマンといった苦みなどが嫌で嫌いになった食べ物が多くあります。ですがこの物質をうまく使うことができれば、初見の食べ物に対する印象が良くなると思うんです。これによって食わず嫌いや周りからおいしくないといった評価を気にすることが少しは減るのではないかと思っています。これから既存の物質だけでなく新しい味覚に関する物質が現れたりすると私は思っています、そこで私が島村先生から話を聞いてインターネットで少し調べたりと、私よりより興味が湧いた子がいたりしたらまた新しい物質が発見されてまた食べることができるかもしれないと考えたらすこしワクワクします。
 最後になりますが、私が先生の講義を聞いて思ったことは、いままで漠然と感じていた甘味や味覚のことですが、説明を受けてからだとより味にかんする解像度が上がって以前より食に興味が湧きました。これからも私のような味覚に関してほとんど知らないような人に講義をしていただきミラクルフルーツやギムネマの存在を広めていってほしいと思っています。                

【参考URL】
・https://mikakukyoukai.net