ミラクルフルーツ味覚修飾研究サイト(ミラクルフルーツ・味覚・ギムネマ・ミラクリン・食育・ミラクルフルーツ)

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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2025/12/5に実施した清心中学校3年の皆さんの感想文です。
清心中学校のホームページでも本授業について紹介されています。


3年A組

Aさん 

 味は食べ物が唾液と混ざって水溶液になることで感じられるけれど、食べ物を舌の上にのせただけでも味を感じるのはなぜだろうと疑問に思いました。また、ミラクルフルーツに含まれる、酸っぱい物を甘く感じさせる「ミラクリン」というタンパク質が、他の植物にはないのかということも気になりました。
 島村先生が16歳からミラクルフルーツの研究を始めたと聞いて、実物をどのように手に入れたのか知りたいと思いました。西アフリカ原産で、日本では知らない人も多いとおっしゃっていたので、研究を始めるまでの経緯にも興味がわきました。
 また、ギムネマの効果がいつごろ発見されたのか、そしてギムネマ自体が少し苦かったことから、昔の人は毒として認識していなかったのかという疑問も生まれました。ギムネマの実験でチョコと砂糖を選んだ理由についても知りたいです。
 ミラクルフルーツのタブレット化が成功した今、島村さんが次に研究するものは何なのか、ミラクリンの人工合成なのか、とても気になります。ミラクルフルーツがもっと一般的になれば、小学生の夏の自由研究のテーマにもなりそうだと思いました。そうなれば、味覚に興味を持つ子どもがもっと増えるのではないかと感じました。

島村のコメント
 とても鋭い質問をたくさんありがとうございます。
 まず、食べ物を舌の上にのせただけでも味を感じるのは、舌の表面がすでに唾液で湿っているからです。食べ物に含まれる味物質が唾液に溶け、その情報を味蕾にある味細胞が受け取ることで味を感じます。
 ミラクルフルーツに含まれるミラクリンと同じような働きをする物質を持つ植物がほかにないのか、という疑問も非常に良いところに気づきました。世界にはミラクルフルーツ以外にも味覚を変化させる植物があり、私はこれらを「味覚修飾植物」として研究してきました。ただし、植物によって含まれる物質や味覚への作用は異なります。 私がミラクルフルーツに興味を持ったのは16歳のときです。当時は現在のようにインターネットで簡単に情報や植物を入手できる時代ではありませんでした。その中で、文献を調べたり実物を探したりしながら研究を続けてきました。実物をどのように入手したのかについては、研究を始めた当時のエピソードも含め、講演でもお伝えしたと思いますが、関東地方で初めて入手に成功しそこからの研究スタートになります。
 ギムネマについては、甘味を感じにくくする性質が最近発見された植物ではなく、インドでは古くから知られてきました。「ギムネマ・シルベスタ」の現地での呼び名には「グルマール(=砂糖を壊すもの)」という意味につながるものもあります。ギムネマ自体の苦味と毒性は別の問題ですので、「苦い=毒」とは限りません。 実験で砂糖やチョコレートを使うのは、ギムネマを体験する前後で「甘味が感じられなくなる」という変化を自分自身で比較しやすいからです。特にチョコレートは、甘味がなくなると普段とは異なる油脂などの感覚が目立つため、「おいしさは甘味だけで決まっているのではない」ことにも気づくことができます。
 そして「次に何を研究するのか」「ミラクリンを人工的につくるのか」という質問は、研究者に対する質問としてとても面白いですね。私はミラクルフルーツそのものだけでなく、味覚修飾植物をどのように人の生活や食育に役立てられるかということにも関心を持って研究・活動を続けています。 そのため、自分自身ではミラクリンの合成は行いません。
 最後の「小学生の自由研究に使えば、味覚に興味を持つ子どもが増えるのではないか」という発想は、まさに私が体験型の味覚教育を続けている理由にもつながります。知識として聞くだけではなく、自分の舌で「なぜ?」を体験することで、そこから新しい疑問が生まれます。今回これだけ多くの疑問が生まれたこと自体が、体験から科学への興味が広がった証拠だと思います。



Bさん 

 味覚にはこんな秘密が隠されているんだと思い、味覚のおもしろさを強く感じることができました。まず最初にギムネマを食べたあとにチョコレートを食べたとき、本当に味がしなくなっていてとても驚きました。甘味が消えるという体験は不思議で、印象に残りました。
 そして、舌には味蕾という味を感じる器官があり、それぞれの味ごとに鍵穴のような仕組みがあることを知りました。ギムネマはその鍵穴にフタをするような働きをするため、甘味を感じなくなると聞いて、とてもおもしろいと思いましたし、ギムネマの力はすごいと感じました。
 次にミラクルフルーツでは、甘味の鍵穴にミラクリンが入り、そこに酸味が加わることで甘味を感じる仕組みだと知りました。実際に食べてみると本当に甘く感じられて、とても不思議で楽しかったです。
 家に帰ってから、ギムネマとミラクルフルーツを両親にも試してもらいました。2人とも本当に驚いていて、ミラクルフルーツでどれだけの物が甘くなるかを確かめるために、いちご、グレープフルーツ、ヨーグルト、みかんなど色々試しましたが、全部甘く感じられてびっくりしていました。さらに梅干しも試したところ、普段苦手な父が「少しマイルドになって食べられる」と言っていて、家族みんなで楽しめました。
 ギムネマやミラクルフルーツは医療の手助けにも使えるし、とても便利で有能だと思いました。母が「ダイエットにもいいんじゃない?」と言っていたのも印象的でした。
 今回の体験はとても貴重で、楽しかったですし、新しい発見がたくさんありました。味覚についてもっと興味が湧きました。改めて、素敵なお話と体験をありがとうございました。これからも応援しています。



Cさん 

 今日の島村先生のお話を通して、今まであまり触れることのなかった分野に興味を持つことができました。ミラクルフルーツとギムネマによって起こる味覚の変化について様々な知識を得ることができ、特におもしろいと感じたのは、舌にある味蕾という凹凸にそれぞれの性質がはまったり、おおいかぶさったりして味覚が変化するという仕組みです。
 実際に実験をしてみると、最初は「本当に味が変わるのかな」と半信半疑でしたが、チョコレートが苦くなったり、レモン果汁入りのヨーグルトが甘くなったりと、不思議な現象が次々に起こってとても驚きました。
 家に帰って、残りのタブレットとギムネマの葉で家族と実験してみると、1つだけミラクルフルーツに勝った食べ物がありました。それは、以前SNSで流行った「世界一すっぱいキャンディー」で、どんなに舌にタブレットを行き渡らせてもすっぱさが消えませんでした。また、他にも勝てそうな食べ物があれば試してみたいと思いました。
 今日は楽しくておもしろい講話をありがとうございました。新しい発見がたくさんあり、味覚についてさらに興味が湧きました。



Dさん 

 最初はミラクルフルーツもギムネマも聞いたことがなかったので、知ることができたこと自体が新鮮でしたし、実際に自分たちで食べて味の変化を確かめられたのがとても楽しかったです。分かりやすいように紙にまとめてくださっていたので、家に帰って読み返すことができるのも良かったです。
 人間のことだけでなく、動物のことまで調べていて本当にすごいと思いました。私は動物がとても好きなので、その話を聞いている時間が特に楽しかったです。とても良いお話をありがとうございました。
 家に帰ってミラクルフルーツのタブレットをみかんに試してみたところ、まるでシロップが入っているかのように甘くなって驚きました。ご飯には使ってはいけないと言われていましたが、興味本位でギムネマを食べたあとにご飯を食べてみました。その時は家でずっと何も食べていなかったこともあり、時間が経ちすぎていたのかもしれませんが、味が少し薄くなっただけでした。
 まだタブレットもギムネマも残っているので、他の食べ物にも試してみようと思います。今回の体験で味覚の不思議さをたくさん知ることができ、とても印象に残りました。



Eさん 

 今まで当たり前のようにご飯を食べて味を感じていたけれど、味蕾というものがあると知って、とても面白いと思いました。よく「バカ舌」という言葉を聞くけれど、それは人によって感じ方が違うだけなのか、味蕾の数の違いなのか気になりました。
 味が変わることを実際に体験してみて、本当に味蕾が影響しているのだと分かり、とても興味深かったです。赤ちゃんは味蕾の数が多いと知らなかったので、もしかしたら赤ちゃん以上に味蕾が多い成人の人もいるのかなと考えました。
 また、舌だけではなく、その他の臓器にも味蕾があると知って、食べ方によっては味を最大限に引き出せるのではないかと思いました。好き嫌いのメカニズムについても、第一印象・雰囲気・経験の3つが関係していると聞いて、自分の嫌いな食べ物を思い返してみると、確かにどれもこの3つのどれかが理由になっていて、すごいなと感じました。

島村のコメント
 人それぞれ味の感じ方は違います。味蕾の数などの個人差だけでなく、育ってきた環境や食経験、普段の食生活など、さまざまな要因が関係しています。そのため、単純に「バカ舌」と表現するのは適切ではありません。赤ちゃんは一般的に成人より味蕾が多いですが、成人にも個人差があります。
 また、普段から濃い味付けに慣れてしまうと、うま味のような繊細な味が分かりにくくなることもありますので、注意が必要です。自分の好き嫌いを講義で紹介した3つの要因に当てはめて振り返った点は、とても良い考察だと思います。
なお、味蕾は舌だけでなく、口蓋や咽頭などにもあります。(その他の臓器ではなく、舌以外の部分にもが正しい言い方になります。)



Fさん 

 今回の「驚きの味覚体験」の学習では、普段当たり前のように感じていた味が、どれだけ不思議で複雑な仕組みで成り立っているのかに気づくことができました。特にミラクルフルーツのタブレットを食べた後、すっぱいジュースがありえないほど甘く感じられたことがとてもおもしろかったです。
 私は今まで、味は食べ物そのものが持っているものだと思っていました。しかし、味の感じ方は舌の味蕾やにおい、そして脳の受け取り方によって大きく変わることを実際に体験し、強く実感しました。たった一粒のタブレットでこんなにも味が変わるという事実は、とても衝撃的でした。
 また、ギムネマを食べたときに甘さを感じなくなるのも不思議でした。甘味が急に消えてしまうと、もし本当に甘さを感じられない世界だったら、好きなスイーツも楽しめなくなるのだろうと思い、味覚があること自体がすごいことだと改めて感じました。
 この気づきをふまえて、これから食べ物を食べるときには、ただ「おいしい」「まずい」で終わらせるのではなく、意識しながら味を感じてみたいと思います。味覚の奥深さを知ることができ、とても貴重な体験になりました。


3年B組

Aさん 

 味覚地図のことをずっと信じていたので、それがデタラメだと知れてとても驚きましたし、正しい知識を得られて良かったです。人間の味蕾は舌が7割、上あごが3割で、赤ちゃんが一番味蕾の数が多いという話から、人間は成長するにつれて味蕾の数が減っていくことが分かりました。ただ、その減り方が舌の味蕾だけ一気に減るのか、全体的に少しずつ減っていくのかが気になりました。
 また、昆虫の味蕾は前足の足裏にあり、花に卵を産むときに毒かどうかを判断するという話も興味深かったです。苦かったら毒という可能性はあるけれど、甘い毒も存在するかもしれないので、昆虫がどのように味で毒を判断しているのか、毒の味の定義がどうなっているのか気になりました。
 さらに、ライオンが草食動物の内臓を食べることを「野菜ジュースみたいなもの」と例えていた説明がとても分かりやすくて面白かったです。動物の行動や味覚の仕組みを、人間の感覚に置き換えて説明してくれたことで、より理解が深まりました。



Bさん 

味蕾は一つで複数の味を認知することはできず、味蕾は一つ一つ苦みや甘み、辛さなど感じられる味は決まっている。また、味蕾は食べ物から直接味を感じとるのではなく、唾液に溶けた食べ物が味蕾に伝って初めて味を認知することができる。なので味は間接的に感じている。そのことを聞き、それでは唾液がほとんど出ない状態の人が甘いものを食べると、ギムネマの葉を食べた時のように味に変化が現れるのではないかと思った。
 他にも味蕾は舌だけでなく上あごや喉にもあるのを不思議に思った。舌や口中にに味蕾が張りめぐらされた方が深く味わえるので確かに必要なのは分かるが、なぜ喉にまで味蕾があるのか、酸が上がってきたら吐きそうだというのは感覚で分かるのに、喉に味蕾があるのがいったいなぜ、喉に味蕾が必要になったのか興味がわいた。

島村のコメント
唾液の分泌量が少ない方ですと記載の通り味の感じ方に差が出ると考えます。
喉に味蕾があるのは、飲み込む時の最終チェック地点だからです。口の中で見逃しても、喉の味蕾が吐き出す指示をしたことで、食中毒にならなかった事例もあります。



Cさん 

 私は今日の講演で初めて「ミラクルフルーツ」と「ギムネマ」を知りました。最初は本当に味が変わるのか疑っていましたが、実際に試してみるとその変化がはっきり分かり、とても驚きました。
 ミラクルフルーツのタブレットを食べた後、レモン入りのヨーグルトがカルピスのように甘くなり、グレープフルーツジュースも苦味が抑えられてオレンジジュースのような味になりました。たった一粒でここまで味が変わることに衝撃を受けました。
 ギムネマを食べた後にチョコレートを食べると、甘かったはずなのに急に粘土のような味になり、その落差にとても驚きました。砂糖も甘味がなくなることでただの砂のように感じられ、普段当たり前に感じている甘味がなくなるだけで、同じ食べ物でも印象が大きく変わることがよく分かりました。
 今回の実験を通して、味覚は舌の味蕾の仕組みによって大きく左右されていることを実感しました。私たちが普段感じている味も、こんなに微細で複雑な仕組みの上に成り立っているのだと知り、とても興味深かったです。
 これからは日常の食事でも、ただ食べるだけでなく、味覚を意識しながら味わってみたいと思いました。



Dさん 

 本当にミラクルフルーツのタブレットで、あんなにすっぱかったレモンのヨーグルトやグレープフルーツジュースがすっぱくなくなるのは、すごいことだと思いました。また、このタブレットによって人を助けることができるという話を聞き、自分でもその可能性を感じることができました。これからもミラクルフルーツについて調べて、もっと知りたいと思いました。
 家に帰って父や母に「ミラクルフルーツ知ってる?」と聞くと、二人とも「知らない」と言っていたので、今回学んだことを説明することができました。体験の話をすると、二人とも「そんなフルーツやタブレットが現実にあるんだ。すごい」と驚いていました。すっぱいものが甘くなるという話も信じられない様子だったので、実際にそのフルーツやタブレットがあるのか、そしてミラクルフルーツを食べた後にどんな食べ物が甘くなったり、逆にまずくなったりするのか、家族と一緒に実験してみたいと思いました。



Eさん 

今回初めて「ギムネマ」と「ミラクルフルーツ」という植物を知りました。たった一つの食べ物を口にするだけで本当に味が変わってしまい、人間の味覚はとても繊細で、思っている以上にだまされやすいものなのだと分かりました。
 ギムネマもミラクルフルーツも舌全体にこすりつけるのが少し難しかったので、家に帰ってもう一度挑戦してみたいと思いました。また、私は緑茶や麦茶を飲むと、たまにとても甘く感じることがあります。そのため、茶の葉にもミラクルフルーツのような効果があるのか気になりました。
 さらに、味覚が体調によって変化するしくみについても興味がわきました。今回の体験を通して、味覚の奥深さを知ることができ、もっと調べてみたいという気持ちが強くなりました。

島村のコメント
 体調が悪いと味を感じにくくなることがあります。また、食べ物のおいしさは味覚だけでなく嗅覚などの五感で総合的に判断しているため、鼻が詰まると食べ物の味や風味が分かりにくくなることがあります。これは味覚そのものが失われる「味覚障害」とは異なります。
 お茶を飲んだ後に甘い後味を感じる現象については研究されています。ただし、一般的な緑茶や麦茶に、ミラクルフルーツのように酸味を甘味に変える味覚修飾作用があることは、現時点では確認されていません。 自分自身の体験からこのような疑問を持ったことは、とても興味深いですね。(甘味を感じにくくするギムネマ茶は除きます。)



Fさん 

 ミラクルフルーツとギムネマを初めて知って、とてもすごい植物だと思いました。ギムネマは甘さをなくし、ミラクルフルーツはすっぱいものを甘くするという、それぞれ全く逆の働きを持っていることに驚きました。
 ギムネマを食べてからチョコレートを食べると、甘さが消えて油をなめているような味になり、想像していた「甘さがなくなる味」とは全く違っていてとても驚きました。砂糖もただの砂のように感じられ、普段当たり前に感じている甘味がなくなるだけで、食べ物の印象が大きく変わることを実感しました。
 ミラクルフルーツ自体はあまりおいしくなかったけれど、グレープフルーツジュースやヨーグルトが甘く感じられたのは本当にすごいと思いました。家に帰って母に話すと、名前は知っているけれどどんなものかは知らないと言っていたので、実際にタブレットを渡して試してもらいました。母もとても驚いていて、二人でいろいろな食べ物を使って実験し、たくさんの発見があってとてもおもしろかったです。


3年C組

Aさん 

 今回、島村先生の講演で味覚についてのお話を聞き、味の世界はとても広くて奥深いものだと感じました。普段、食事をしながら「甘い」「苦い」と感じることはあっても、味について深く考えたことはありませんでした。しかし、味蕾の存在を初めて知り、味は舌の複雑な構造ではなく、味蕾という小さな器官によって判別されていると分かり、とても驚きました。また、辛味が「味」ではなく「感覚」であることも初めて知り、覚えておきたいと思いました。
 味蕾が年齢によって変化するという話を聞き、今は苦手な食べ物でも、大人になれば克服できる可能性があると分かりました。いつか挑戦してみたいという気持ちが生まれました。さらに、味覚障害の原因が亜鉛不足であることを知り、亜鉛を摂取することの大切さを意識したことがなかったので、これからは食生活についてもっと考えようと思うきっかけになりました。
 今回の講演で一番驚いたのは、酸味が甘味に変化するミラクルフルーツを使った体験です。私は酸っぱい飲み物が苦手で、レモンジュースを飲んだことがなかったのですが、体験前に初めて飲んでみるとあまりの酸っぱさに驚きました。普通に飲んでいる友達を見てさらにびっくりしました。ミラクルフルーツのタブレットを口にしたとき、本当に効果があるのか半信半疑でしたが、ヨーグルト入りのレモンジュースやグレープフルーツジュースを飲むと、酸っぱさが消えてとても甘く感じられました。
 食べ物には、食べ物の味を変えるものがあるということを知り、とても楽しい体験でした。また、食べ物について知らないことがまだまだたくさんあると分かり、これからもっと知っていきたいと思いました。



Bさん 

 私は正直、ミラクルフルーツやギムネマのように“魔法みたいに味が変わる食べ物”が本当にあるとは思っていませんでした。しかし、実際に自分で体験してみて、本当に味が変わることに驚きました。私は食べることが大好きで、アレルギー食材以外はほとんどの食べ物を食べてきましたが、今回のような体験は初めてで、まだまだ知らない世界がたくさんあるのだと実感しました。
 家に帰って母と弟にも試してもらいました。母からは「これで味覚がなくなったりしないのか」、弟からは「こんなすっぱいものを食べるの?」という感想が返ってきて、私とは違う視点での反応が聞けてとてもおもしろかったです。特に母は料理の仕事をしているので、味覚が変化する仕組みに興味を持ったようでした。
 そこで私は、ミラクルフルーツやギムネマを大量に摂取すると味覚障害になるのか、また体内に成分が多く入るほど効果の持続時間が長くなるのかという疑問を持ちました。今回の体験を通して、味覚についてもっと知りたいという気持ちが強くなりました。

島村のコメント
 「ミラクルフルーツやギムネマをたくさん摂取すると味覚障害になるのか、また体内に成分が多く入るほど効果の持続時間が長くなるのか」という疑問ですが、今回体験した味覚の変化は味覚障害ではありません。
 ミラクリンやギムネマ酸が一時的に味覚受容に作用することで起こる「味覚修飾」で、時間が経つと元の味覚に戻ります。 また、たくさん食べて体内に成分を取り込めば、その分だけ効果が長く続くというものでもありません。効果を持続させたい場合には、一度に大量に摂取するのではなく、時間をあけて再び口にすることで、唾液などによって味覚修飾物質が離れた部分に再び作用させることができます。
 家に帰ってお母さんや弟さんにも体験してもらい、自分とは異なる反応からさらに新しい疑問を持ったことは、とても良い探究だと思います。



Cさん 

 私も好き嫌いをしていて、今回のメカニズムの話を聞いてとても納得しました。私はおでんがあまり好きではないのですが、それは過去に食べたときに食中毒になってしまった経験があるからです。また、それと同時に思い出したのは、食事中や食事前に嫌なことがあったり、気持ちが沈んでいたりすると、ご飯がおいしく感じられないことです。普段なら美味しいはずなのに、気持ちが落ちていると美味しさとは関係なく「美味しくない」と感じてしまいます。これは、自分の気持ちと味覚が深く関係しているのだと考えました。
 人は大人になるにつれて、苦味や酸味が体に悪いものではないと理解できるようになり、それらを一つのアクセントとして楽しめるようになるそうです。でも逆に、摂りすぎると体に悪いチョコや油っこいものは、ずっと美味しく感じられるという点が気になりました。美味しいと感じても、少量で満足してたくさんは食べられなくなるのかもしれない、と考えています。

島村のコメント
 今回は中学生向けの講義でしたので詳しく話していませんが、高校生以上の講演では、なぜ私たちが油分を多く含む食べ物をおいしいと感じやすいのかについても解説しています。糖質やタンパク質は1gあたり約4 kcalであるのに対し、脂質は1gあたり約9 kcalと、2倍以上のエネルギーを得ることができます。そのため、食べ物が十分になかった時代には、効率よくエネルギーを摂取できる脂質を好むことは、生きていくうえで有利だったと考えられます。しかし、食べ物が豊富な現代では、好きなだけ食べるのではなく、摂取量を自分で考えることも大切です。
 また、食中毒の経験からおでんが苦手になったことや、気分によって食事のおいしさが変わることに気づいたのは、今回説明した「おいしさは味覚だけで決まるものではない」という内容を、自分自身の経験と結びつけた良い考察だと思います。



Dさん 

 味蕾は味を判別する大事な器官であることが分かりました。人間の成人には6000〜9000個の味蕾が存在しているのに対して、赤ちゃんには約12000個もあると知り、とても驚きました。赤ちゃんは味を判別する知識がないため、味蕾が多く存在し、その味蕾によって安全な食べ物かどうかを判断しているという話を初めて聞き、なるほどと思いました。離乳食の味がうすいのはその影響だと知り、よく工夫されているのだと感じました。
 また、辛い食べ物は内臓に負担をかけると知って少しショックでした。私は辛い食べ物が好きなので、これからは少し控えようかなと思いました。
 私はなすが苦手なのですが、初めて食べたときのなすが状態の悪い、べちゃべちゃしたものだったことを思い出し、第一印象が悪かったのが原因なのかもしれないと気づきました。これからは、なすの料理にも挑戦してみようと思います。
 さらに、見た目が甘そうでも酸っぱい食べ物があると聞いて、食べ物の世界は本当に広く、まだまだ知らないことがたくさんあるのだと感じました。



Eさん 

 初めて体験した味覚体験で、ミラクルフルーツやギムネマを使って味覚が変化する様子を実際に体験すると、いつも食べているものが無味になったり、土のように感じたり、酸っぱいものが甘くなったりして、本当に驚きました。葉1枚やタブレット1粒でここまで味が変わるとは思っていなかったので、とても不思議でおもしろかったです。
 日常で当たり前のように感じている味が、まるで「無音」になったように感じられたり、普段の味が実はとても繊細で、少しの変化で別物になってしまうことを知り、味覚の奥深さを強く感じました。
 また、昔から「小さい頃に苦手だったものが大人になると食べられるようになる」という話を聞いていて、その理由がずっと気になっていました。島村先生のお話で、赤ちゃんは大人よりも味蕾が多く、成長すると味蕾が減ることで味の感じ方が変わること、そして大人になるにつれて知識や経験で食べ物を判断するようになるため、舌だけで判断する必要が減ることを知り、長年の疑問が解けました。
 今回の体験をきっかけに、もっと味覚について知りたいと思いました。家族や友達にも広めて、これからも味の不思議を楽しんでいきたいです。



Fさん 

 私は今まで、舌には苦味を感じる部分や甘味を感じる部分がそれぞれあり、そこで味を判断しているのだと思っていました。しかし今日の講演を聞き、味を感じる仕組みは、食べ物が唾液と混ざって水溶液になり、その成分を乳頭の中にある味蕾が判別しているからだと知り、とても驚きました。
 また、ミラクルフルーツとギムネマという言葉も初めて聞きました。ギムネマは甘味を感じなくさせる苦い植物で、ミラクルフルーツは酸っぱいものを甘く感じさせる働きがあると聞き、最初は「そんなわけがない」と信じていませんでした。しかし、ギムネマを食べた後にチョコレートが甘く感じられなくなったり、酸っぱいものが苦手な私でも甘く感じておいしく飲めたりして、本当にすごい味覚体験ができました。こんなことが現実に起こると知り、味覚というものはとてもおもしろいと心から思いました。
 私の親戚には糖尿病を患っていて、甘いものが好きでもあまり食べられない人がいます。今回いただいたミラクルフルーツを一袋渡し、レモン汁を試してもらいました。最初は半信半疑だったようですが、飲んでみると本当に甘く感じたようで、とても喜んでいました。その様子を見て、ミラクルフルーツはこれからもっといろいろな場面で活躍し、多くの人を助けることができるものだと強く感じました。