ミラクルフルーツ味覚修飾研究サイト(ミラクルフルーツ・味覚・ギムネマ・ミラクリン・食育・ミラクルフルーツ)

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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2025/7/31に実施した北海道文教大学食物栄養学科3年の皆さんのレポートです。




Aさん 

 味を感じる仕組みとして、味蕾で味を判断しているということは知っていたが乳頭が舌に4種類あること、味蕾の長さなど理解できていなかった部分まで知ることができ、学ぶことが出来た。また、味や美味しさは五感で感じられており、その中でも視覚が重要であることが分かった。私は、視覚よりも嗅覚の方が影響を及ぼすと考えたが、ファストフード店の看板が赤い理由や青い食べ物には食欲がわかないことを聞き、視覚による影響はほかにはどのようなものがあるのか興味が湧いた。そして、コアラは他の動物には有害であるユーカリを食べている。他の生物には毒であってもコアラにとっては生きるために必要なものだからである。また、人間にとって苦味は毒物のシグナルであり、酸味は腐敗物のシグナルであるため味覚の中でも感じる順番が早い。これらのように、生物は生きるためにそれぞれの特性に合った発達をしており、食事の仕方や目的が違う点が印象に残っている。また、好き嫌いのメカニズムの3つのポイントである第一印象、雰囲気、経験を理解することで、食育を行う際に役立てることが出来ると感じた。  
 そして、ミラクルフルーツやギムネマという言葉を聞いたのが今回の講義が初めてで味が変化するということがはじめは信じがたかった。しかし、実際にミラクルフルーツやギムネマを食べて、なぜ味が変化するのか不思議に感じた。その後の講義を通して、ミラクルフルーツやギムネマがどのように作用しているか理解することが出来たが、甘味や酸味以外の味覚の鍵穴に蓋をするものはあるのか興味を持った。
 今回講義を受講した私たち学生は、ミラクルフルーツやギムネマのような味覚修飾植物の存在を知らない人が多く、聞いたことがあっても言葉のみを知っているまでにとどまっていた。そのため、味覚修飾植物はまだ多くの人に知られていないと考えられる。しかし、ギムネマは血糖値の低下、肥満やむし歯の予防、便秘改善など甘味を感じにくくする以外の効果も期待することが可能である。そのため、糖尿病の予防だけでなく肥満予防などさまざまな方を対象として健康を補助する役割を担うことが出来るのではないかと考える。実際に、食生活が気になる方向けにサプリメントが市販されているなど、健康を支える一つの手段として活用されている。また、糖尿病の方が甘いものを食べたくても食べられない時にミラクルフルーツを利用して甘いものを食べた気分になることができる。このように、医療や食事療法では制限されるものでも味覚修飾植物を活用することで、美味しいという感情や楽しみを提供することが可能である。
 そのため、より多くの人に味覚修飾植物という存在を知ってもらいたいと感じた。しかし、ギムネマのように原産地がインドであること、栽培に時間がかかり入手困難なものもあるため、それらを大量生産したり輸出するなどの産業ラインを確立することが出来れば、より多くの人に有効活用することが出来たり、知識や存在が広がって行くと考える。  
 さらに、普段何気なく食事をしているが、味覚について知ることでより楽しく食事をすることができたり、自分の味覚が正常であるかどうか意識することで健康の指標とすることも可能である。そのため、QOLや健康の観点から味覚について知ることは重要であると考える。 今回の講義で、味覚修飾植物というものを知ることができたことによって、これまで糖尿病の方の食事では糖質を制限することを考えていたが、制限があるなかでも甘いものを食べたいというニーズに応えることも可能であるという考え方ができるようになった。また、体験型の講義を行うことで広義の内容がより理解しやすくなるなど、講義の進め方という観点からも得られるものがあった。

【参考文献】
株式会社わかさ生活  わかさの秘密 ギムネマ



Bさん 

 先日は、お忙しい中、北海道まで足を運んでいただき、貴重な授業を行っていただいてありがとうございました。 私は、今回の授業を受けるまで味覚修飾植物というものを知りませんでした。
 ミラクルフルーツにはミラクリンという糖タンパク質が含まれており、酸っぱいものを食べた時にミラクリンと酸味と反応を起こして舌の甘味の受容体と強く結合するため、酸っぱいものが甘いという電気信号が伝わることを今回の授業で学びました。 ミラクルフルーツは既存添加物として厚生労働省の認可を受けているため、安全に摂取できる点から、甘味が強くない食べ物を食べる際にミラクルフルーツのタブレットを舐めることで、酸味の強いものでも甘さを感じて食べれることは革命だと思いました。 糖尿病患者さんでも、甘いものが好きな方も多いと思うし、病気が発覚して急に制限されるとなるとストレスに感じる方も多くいると思います。 そのような方でも、甘味を感じられることはとても嬉しいことだと思うし、酸っぱいものが甘く感じられるという新しい発見や面白さ、興味深さにも繋がると私は感じました。 レモンは酸っぱいものという考えがあって、ミラクルフルーツのタブレットを舐めても本当に甘く感じるのかな?と思っていましたが、本当に甘みが感じられてすごい発明だなと思いました。
 島村先生が、ミラクルフルーツの存在を知ってから色々な植物園に電話をかけて、そんなものは知らないと言われても諦めずに探し続けたお話を聞いて、本当にすごいなと思った島村先生の長年の努力によってたくさんの方が救われていると思います。
 私は食べ物でいちばん大事なのは味覚だと私は思っています。 味覚の幅が少しでも広がることは食べることの楽しみにも繋がると私は考えるため、今回の島村先生の授業はとても興味深くて、1時間半と言う授業で味覚の楽しさを学ぶことが出来ました。
 他にも色々な味覚修飾植物があることを知ったので、次は違う植物での授業を受けてみたいと強く思いました。 島村先生の授業を学生のうちに受けられて良かったです。 お忙しい中たくさんの所に行っていると思うので、お身体に気をつけて、これからもたくさんの人に島村先生の授業が届くことを願っております。 改めまして、今回はありがとうございました。

【参考文献】
・島村光治のホームページ https://www.taste-m.com/miracle.htm



Cさん 

 今回の講義では、ミラクルフルーツや、ギムネマなどの植物を通じて味覚の仕組みについて学んだ。講義の中でミラクルフルーツのタブレットを口にし、レモンを食べた時に感じた甘みも印象に残ったが、人間以外の生き物の味蕾のある場所についてのお話も印象に残っている。  
 人間の味蕾は、鼻腔、軟口蓋、咽頭、喉頭蓋、喉頭、気道、食道と数多くあることを学んだ。ビールの苦味は喉の味蕾に反応することや、高齢者の方は入れ歯を使用していた場合、軟口蓋にある味蕾を入れ歯が塞いでしまうため味覚が衰えるということが理解できた。また、人間界で最も味蕾の数が多いのは赤ちゃんであり、12,000個ほどあると学んだ。赤ちゃんは大人のように目で見て判断できないため、すべてを味蕾に頼っていることから大人よりも数が多いことが分かった。リカちゃん人形の足が苦いことや、ゲームカセットが苦く味付けされていることは、苦味=毒という観点から子供が口に入れて食べないようにするためであることも学び、離乳食が素材の味を生かした薄味であるのは、赤ちゃんの味蕾の数の多さが関係していることも学ぶことができた。  
 講義の中で人間以外の生き物の味蕾のある場所についてお話を聞き興味を持った。ハエや蝶は手に味蕾がある。それは、蝶が卵を産む際に葉に毒がないかを手で確認するためであることが分かった。私はハエが手をこすることに疑問を持っていたが、ハエは味蕾が手にあるため人間が歯磨きをするのと同様に味蕾のお掃除をしているためであることが分かった。多くの魚は口の中に味蕾を持つが、視覚が利きにくい濁った水域に生息する魚(ナマズやコイなど)は体表全体に味蕾を分布させている。特にナマズは200,000個もの味蕾が存在し、ヒゲに味蕾が集中しており周囲の微細な電気も感じ取れるため、餌を探すのに役立っていることが分かった。  
 私たちが日常の食事で感じる「味覚」は、食べ物を美味しいと感じるだけでなく、健康や食行動に深く関わっている。この味覚に変化を与える「味覚修飾植物」が注目されている。味覚修飾植物とは、摂取することで一時的に味の感じ方が変化する性質を持つ植物である。代表的なものとして今回の実験でも使用した、酸味を甘味に感じさせる「ミラクルフルーツ」や、甘味を感じにくくさせる「ギムネマ」がある。これらの植物は、今後さまざまな分野での活用が期待されている。まず、糖尿病や肥満など、糖質制限を必要とする人に対して、砂糖の使用を抑えながら甘味を楽しめる手段としての可能性がある。また、がん治療や加齢により、味覚障害を抱える患者にとっても、食事の満足感や食欲の向上につながる可能性があり、QOL(生活の質)の維持に貢献することが考えられる。さらに、味覚の不思議を体験的に学べることから、食育の教材としても有効である。  
 味覚について知ることもとても重要であると考える。味覚は、生まれながらに備わる感覚であるが、経験や生活習慣によって変化する。過度な甘味や塩味に慣れると、濃い味付けでないと満足できなくなり、生活習慣病のリスクが高まる。また、味覚は文化や個人の感受性によっても異なり、多様な食文化への理解や食事の選択にも影響する。  
 味覚修飾植物を通じて、味覚の不思議や個人差、そして健康との関係について考える機会が増えることは、今後の食育や栄養指導のあり方に新たな視点をもたらすと思う。私たちが「味覚」を正しく理解し、活用していくことは、健康的で豊かな食生活を築く上で極めて重要であると思った。

【参考文献】
1,https://www.ces-net.jp/futako-tamagawa-park/?p=22210#:~:text=このヒゲには「味蕾,が知られています

2,https://honkawa2.sakura.ne.jp/4175.html

3,味覚ステーション(日本味覚協会)による「味覚修飾物質とは何か」、ミラクリン、ギムネマ酸などの分類と作用の解説→ https://mikakukyokai.net/2019/11/16/mikaku_shushoku/

4,埼玉工業大学がまとめた「味覚修飾物質による呈味変化」についてのコラム https://dep.sit.ac.jp/lsgc/column05/

5,名古屋および愛知県を中心とした、ミラクルフルーツ・ギムネマを用いた味覚教育活動の概要(講演・研究等)→ https://www.taste-m.com/lecture_gaiyou2.html

6、食育学会誌に掲載された「ギムネマやミラクルフルーツを用いた味覚教育(11鉢栽培など)の実施と意識変化に関する報告」PDF https://www.jstage.jst.go.jp/article/shokuiku/7/2/7_167/_pdf/-char/ja

7,J‑Stage掲載:「ギムネマシルベスタ抽出物による呈味感受性の変動」研究要旨 https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajscs/15/0/15_0_100/_article/-char/ja/

8,J‑Stage掲載:「ミラクリンの甘味誘導効果に関する基礎的研究」要旨 https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajscs/18/0/18_0_34/_article/-char/ja/



Dさん 

 島村先生の講義を聞いて、興味を持ったことに対しての知識欲がすごいなと感じました。長年研究なさっていることから理解が深く、講義も楽しいかつ、分かりやすく「味覚の仕組み」、「動物の味覚について」、「味覚障害の原因」などの内容をお話してくれました。 これらのお話を聞いて、味を感じるには唾液と食べ物が混ざって水溶液になる必要がある事、味蕾一つですべての味を感じることができるわけではなく、「塩味」、「甘味」、「酸味」、「苦味」、「うま味」で担当がある事、味細胞の生まれ変わりで亜鉛が使われるため、亜鉛不足になると味覚障害になる事など、多くのことが分かりました。  私は糖尿病患者さんへのミラクルフルーツ・ギムネマの試験について一番興味を持ちました。糖尿病はインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。健常者よりもより食事に気を付けなければならない患者さんに対して、ミラクルフルーツを食べた時の「酸味」を「甘味」に感じるようになる特性を生かしていて、多くの糖尿病患者さんの助けになりそうであると感じました。  
 味覚修飾植物の今後の展開の部分で、熱帯植物は不思議な作用を有する植物であることが多いたが、日本での栽培が難しいことから、サプリメントや茶葉など身近に取り入れられる取り組みが重要だと考えられました。また、日本には美味しいファストフード店が多く展開されています。時間がない人や学生は使用することが多いと思います。ファストフードに頼りすぎていると亜鉛が不足し、味覚障害になる可能性もあります。味覚ついて正しい知識を身につけることは、悪いことを未然に防げるため重要であると考えられます。  
 今、日本の若い女性の無理なダイエットや、不適切な薬物の使用で「やせ」が多く見られます。今回の講義で「ギムネマ」について知りました。「ギムネマ」は「甘味」を短時間感じさせなくすること、小腸での糖の消化や吸収を遅らせ、血糖値の上昇を緩やかにすることなどの働きがあります。これは肥満予防の効果が期待できます。もっと多くの人に知ってもらうことで、健康的なダイエットが広まってほしいと感じました。 私は島村先生のお話を聞くまで、ミラクルフルーツ・ギムネマを全く知りませんでした。講義を受けて、味覚の仕組みについて人に話せるようになるくらい記憶に残る内容で、とても貴重な時間であったと思います。また機会があれば是非、先生の講義を受けたいと思いました。

【参考文献】
糖尿病とは | 糖尿病情報センター
ギムネマ|ハーブの特徴・効能/効果・主な使い方・歴史 学名の由来や味・香りについて | Fenne



Eさん 

 以前、どこかで「ミラクルフルーツ」という名前を聞いたことはあったが、「味覚修飾物質(植物)」という言葉は今回の講義で初めて知った。名前を知っていたミラクルフルーツに関しても、講義以前はどういったものなのかも知らなかった。しかし、講義を島村先生の講義では毎回行っているという、ギムネマとミラクルフルーツの試食をさせていただき、味覚修飾植物の効果を実感することができた。実際に試食をしてみた感想は、ギムネマではチョコレートが苦い粘土のように、砂糖は溶ける砂のように感じた。ミラクルフルーツではレモンが甘く、たまたま持っていたレモンスカッシュはレモンの風味が少しだけある、甘ったるい炭酸飲料に感じた。
 ギムネマの試食の際に島村先生が、「ギムネマを食べた後にまんじゅうを食べたらどうなるのか」というお話をしてくれた。そのときに、味覚修飾物質(植物)は生活習慣病予防などに活用できるのではないかと考えた。私でも考えついた味覚修飾植物を活用した生活習慣病予防は、やはり既に試験が実施されているようで、講義内では名古屋市の医師と共同して行われた、糖尿病患者の生活習慣改善のための試験について触れられていた。たしかに、生活習慣病患者のための生活習慣改善に味覚修飾植物はかなり役立つだろう。しかし、私は「ギムネマを食べた後にまんじゅうを食べたらどうなるのか」というお話で、生活習慣病の一次予防に味覚修飾植物は活用できるのではないかと考えていた。そこで、生活習慣病の一次予防における味覚修飾植物の活用を試験した実例がないか、自分が在籍している大学の図書館や、CiNiiなどのインターネットで調べてみた。主に義務教育課程での食育の一環で、味覚教育として味覚修飾植物を活用した授業の実例1)は見つけられたが、生活習慣病予防のための味覚修飾植物を活用した試験の実例は見つけることができなかった。(※リポジトリのシステムメンテナンスのため、閲覧できなかった文献も多く、実際には学術論文などがあるのではないかと考えられる)
 味覚修飾植物を活用した生活習慣病予防のための食育活動として、ギムネマを活用した高血圧症予防が行えるのではないだろうか。講義内であった「ギムネマを食べた後にまんじゅうを食べたらどうなるのか」というお話から、ギムネマの葉をよく噛んで食べた後にまんじゅうやクッキーなどのお菓子を食べることで、食品に含まれる食塩についての食育が行えるのではないかと考えた。普段料理やお菓子作りをしない人であれば、どの食品にどれだけ食塩が含まれているのかを知らない人も多いだろう。ギムネマを活用した高血圧症予防教室によって、「血圧は高めだけれど、自分はしょっぱいものは控えるようにしているから高血圧症にはならないだろう」と考えている人の食知識向上を見込めるのではないか。
 今回の講義を通して、味覚修飾植物を活用した食育活動について知るとともに、自分自身でも深く考えることができた。その中で、やはり実際に「試食をしてみる」といった体験が、より深い学びへとなるのだろうと感じた。特に、義務教育過程において味覚教育として味覚修飾植物を活用することは、長い目で見ると味覚障害や生活習慣病などの疾患予防にも繋がるだろう。栄養教諭として働いた際には、味覚修飾植物を活用した食育活動を行うことで、児童生徒に主体的・対話的で深い学びを提供することができるのではないか。また栄養教諭としてではなくても、管理栄養士として働くうえで生活習慣病患者への食育教室や生活習慣病予防教室などで講義をすることがあるかもしれない。その際に、味覚修飾植物を活用した講義ができれば、体験学習として受講者によりよい学びを提供できるだろう。栄養教諭の教職課程を履修し、管理栄養士を目指す学生として、今後の味覚修飾物質(植物)の研究に目を向けていきたい。

【参考文献】
₁島村光治,津村哲司:「ギムネマの11鉢栽培による味覚への意識向上愛知中学校2年生での教育活動について」, ja
₁上田由喜子
,太田原みどり,永井亜矢子:「小学4年生を対象とした味覚教育の実践と影響評価」, en

島村のコメント
 生活習慣病予防のための味覚修飾植物を活用した試験の実例は、論文が出せる対象者数になっていないことから現在ではないと思います。知らない人の方が多いため、その辺も含め今後の課題と考えます。



Fさん 

 今回の講義では、味覚の仕組みや人と動物の味覚の違い、味覚変化の起こる植物などについて学びました。講義を受ける前に、ギムネマを用いて味覚変化の体験を行い、甘味を感じない体験ができ、面白かったです。甘味がなければ、砂糖は砂のような食感、チョコはカカオの苦味を感じました。このような味覚の変化が起きてしまうと、味の知っている食べ物であっても、おいしくかつ満足感のない食事になってしまうと感じました。  
 私は講義の中で特に、味を感じる仕組みと人間にとっての味覚についての項目に興味を持ちました。味を感じる仕組みについては、味の判別方法が鍵と鍵穴の関係に例えられていて分かりやすくイメージをすることができました。高齢者が味を感じにくくなる要因として、加齢によるものが主であると思っていましたが、味の情報を処理する脳の機能が弱くなることや口腔ケアが要因として挙げられることが分かりました。
 人間にとっての味覚については、5種類の味覚の中で甘味・塩味・うま味に関しては舌の感度が低いことが分かりました。自分自身の経験から甘味とうま味に関しては、口いっぱいまたは舌全体に広がっていなければ味が感じにくいと思いました。また、赤ちゃんと成人の味蕾を比べてみると赤ちゃんの方が多く、なんでも口に入れてしまう傾向は味蕾を頼りに学習していることが分かりました。これら人間にとっての味覚は「経験と学習」が関係していることが分かりました。  
 味覚修飾植物の今後の展開は、高齢者の食生活改善や疾病治療、商品開発への応用などに活用できると考えます。例えば、実際には糖分が入っていないお菓子を作ることで、糖分はとらずにお菓子を食べた満足感を感じることができ、味わいを感じることで食事が楽しくなり、QOLの向上に繋げることができると考えます。  
 最後に、今回のこの講義を受けて、実際に体験をすることで味覚変化の仕組みについて理解を深めることができ、味覚は重要な役割をたくさん担っていることが分かりました。



Gさん 

 先日はお忙しい中、素晴らしい講義をしていただきありがとうございました。私はもともと味覚修飾植物について存在すら知らず、今回の講義によってはじめて知りました。今回の講義で取り上げられていた味覚修飾植物はミラクルフルーツとギムネマでしたが、島村先生のウェブサイトを拝見させていただくと、他にもクルクリゴやストロジン、なつめやケンポナシなどがあることがわかりました。味覚修飾植物がこんなにも種類があるのかと驚きました。
 今回ご紹介してくださったミラクルフルーツですが、タブレットを舐めるだけでレモンが甘く感じるというのは人生で初めての体験で驚きを隠せませんでした。少し舐めただけでも舌で感じる甘さが数倍になるため、糖尿病患者の食事療法に利用できると考えました。砂糖が多く入っている食品を摂取しなくても甘さを感じることができるため、血糖値の上昇を抑制できると考えました。また、味覚障害のある方にも効果的であると考えました。味覚障害によって本来感じるはずの甘さを感じなくなった人にミラクルフルーツを食べてもらうことで甘さを感じてもらうことができると考えました。
 今回の講義で味覚に関する様々なことを学びましたが、味覚は人が食物を摂取するときに最も大切な感覚であると私は考えているため、今回の講義はとても興味深かったです。1時間半という短い時間でしたが、もっと聞きたい。体験したい。と思えるような素晴らしい講義でした。改めまして、今回は本当にありがとうございました。

【参考文献】
島村光治のホームページ https://www.taste-m.com/lecture2_kansou20120501.htm

【島村のコメント】
 味覚障害になってしまった方は大半が亜鉛不足による味蕾の数が減少することで起こっています。
味蕾の数が元に戻らないと残念ながらミラクルフルーツで酸味食材を甘く感じることはできません。
 言い方を変えると、味覚修飾植物で味覚が変わるということは、舌が健康であるという証ということになります。