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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2024/11/19に実施した名城大学附属高等学校2年特進クラスの皆さんのレポートです。
翌週実施したサイエンスサロンの紹介と合わせて同校HPにて紹介されております。




Aさん 

 今回の講義では、タイトル通り「驚きの味覚」を体験することができました。僕は講義前に「ミラクルフルーツ」という言葉を聞いたことはありましたが、どのようなものなのかはほとんど知りませんでした。今回の講義を通して、ミラクルフルーツだけでなく、それに似た効果をもつ植物についても知ることができ、日常の中で抱いていたいくつかの疑問が解決され、とても面白い時間になりました。
 特に印象に残ったのは、「子どもに好き嫌いが多い理由」と「ファストフード店や居酒屋で赤色の看板が多い理由」です。後者については、今まで疑問に思ったこともなく、完全に日常に溶け込んでいたので、その理由を知ったときの驚きはとても大きかったです。
 また、数理探究という授業で研究をしている立場からすると、島村先生の研究発表の仕方がとても分かりやすく、参考にしたいと思いました。まず最初に聴衆に体験をしてもらい、その後に解説をするという発表方法や、色や図を工夫して小学生でも理解できるようなスライドを使いながら雑学も交えて説明するという構成など、研究者としての本格的な発表形式を間近で見ることができ、とても貴重な機会でした。
 このような講義を受けられたことに感謝しています。本当にありがとうございました。



Bさん 

 友達の自由研究で味覚地図を学び、錠剤を舌先に置いて服用したときに苦い思いをした経験があったので、今回その味覚地図が否定されていることを知り、とてもすっきりしました。また、タバコを吸うと味蕾が減ると聞いたことがあり、味蕾が汚れるのか、水溶液になりにくくなるのか、その仕組みが気になりました。
 さらに、舌につけずに薬を飲んだのに味がした理由が、喉にも味蕾があるからだと知り驚きました。二回に分けて薬を飲むと、二回目はすでに溶液となっていて味を感知しやすくなるという説明にも納得し、驚きが止まりませんでした。
 人によって強く感じる味が違うのは、味蕾の感度が異なるからだとすると、その人ごとに体に必要な成分が違うのではないかという疑問も生まれました。私はすっぱいものが苦手で、姉はまったく平気なのは脳の感じ方の違いだと思っていましたが、もしかしたら味蕾の感度も影響しているのではないかと考えると、とてもワクワクしました。
 また、足りていない栄養素を摂るとおいしく感じるのは、その栄養素を体が必要としているからだと分かり、納得しました。おいしさは情報によって想像が働いてしまうことも理解できたので、今後の食生活にも生かしていきたいと思いました。



Cさん 

 ギムネマという植物は、聞いたことも見たこともありませんでしたが、今回の授業で初めて食べてみました。植物自体の味は苦く、普通の葉っぱのようでしたが、その後に別の食べ物を食べても本当に甘さを感じなくなり、とても驚きました。
 今まで、口に入れたものがどのように味を出し、どのように感じているのかを考えたことはありませんでした。しかし、舌が味を感じるために大事な役割をしていることや、味蕾の数が大人と子どもで違うことを知り、味覚の仕組みの奥深さに興味を持ちました。子どもは何でも口に入れて確かめるため味蕾が多いなど、すべての現象には理由があることにも気づき、関心が高まりました。
 また、私は幼い頃にメロンをたくさん食べて吐いてしまった経験があり、それ以来メロンが嫌いになりました。今回の講義を通して、味の好き嫌いには過去の経験が大きく影響していることを知り、自分の第一印象が原因だったのかもしれないと思いました。これからは意識を変えて、メロンの克服にも挑戦してみようと思います。



Dさん 

 テレビなどで「味がしなくなった!!」と言われても、正直私はあまり信じることができませんでした。しかし、今回の講義で実際に味覚の変化を体験したことで、講義の内容が自分の体の中で本当に起こっていることなのだと実感しながら聞くことができました。私は食べることが好きなので、普段感じている味の背景にある人間の性質を学べたことはとても勉強になり、聞いていてとてもおもしろかったです。
 自分自身の体を使って実験のように味覚の変化を体験できたことに驚き、感動しました。正直、甘さがなくなる植物がどんな場面で使われるのか疑問でしたが、おまんじゅうなどに塩が入っている理由(味の対比作用)を知ったことで、すべての食べ物には意味があり、活用できる仕組みがあることを理解できました。
 今回の講義を通して、味覚の不思議が分かっただけでなく、自分が疑問に思ったことを研究することの大切さやおもしろさ、そして簡単にあきらめないことの重要性も学ぶことができました。とても貴重な体験でした。今日はありがとうございました。



Eさん 

 自分たちと同じ年齢くらいのときに興味を持ったものを、今まで研究し続けているという話を聞き、あまり興味のあるものがない自分からすると、とてもすごいことだと感じました。また、他の動物の赤ちゃんにも味蕾が多いのかという疑問も生まれ、味覚の仕組みの奥深さに興味がわきました。
 味について調べているだけでも、他の分野とのつながりが多いことを知り、幅広い研究が必要なのだと感じました。人間の開発によって味覚が操作される場面が増えていることを考えると、このまま発展していけば食文化が大きく変わるのではないかという思いも浮かびました。
 甘味・酸味・苦味・塩味はなんとなく想像できますが、「うま味」という味はまだはっきりとイメージできないことにも気づきました。また、自分も小松菜が苦手なのですが、第一印象で「嫌だ」と思ってしまったことが原因だったのだと改めて感じました。
 植物の知恵が現代の日本人の「おいしい・まずい」という感覚に影響しているという話は、とても興味深く、自然と人間のつながりの深さに感動しました。