味を感じるのは舌だけだと思っていたので、のどや上あごにもあると知り驚きました。それぞれの動物の食生活によって味蕾の数が異なっているところが、野生で生きのびてきた動物はすごいなと思いました。
島村先生は、ミラクルフルーツ以外のギムネマやナツメ、ケンポナシなどが味覚修飾植物だと知ったのですが、ナツメやケンポナシなどは日本原産ですか。昔から薬として使われていたのですか。その3つの植物は同じで、何か育てることができますか。他にも味覚修飾植物は日本にありますか。
赤ちゃんは味蕾が多く、それで自分の命を守っているので、全てそれは人間の進化のたまものだなと思いました。少し難しい内容でしたが、島村さんの分かりやすくおもしろい話のおかげで楽しい時間となりました。ありがとうございました。
島村のコメント
味覚修飾植物に興味を持ってくれてありがとうございます。ナツメは日本原産ではなく、中国から西アジアが原産とされ、日本には古い時代に渡来した植物です。果実は「大棗(タイソウ)」という生薬として漢方にも利用されています。おもしろいことに、ナツメの葉をかむと甘味を感じにくくなります。
ケンポナシは日本を含む東アジアに分布する植物で、古くから食用や薬用として利用されてきました。味覚修飾植物は、同じ働きをする植物ばかりではなく、それぞれ異なる成分によって味覚に変化を与えます。
ギムネマもインドの伝統医学で古くから利用されてきた植物で、葉をかむと一時的に甘味を感じにくくなります。
日本で身近に見ることのできる植物にも味覚修飾作用を持つものがあります。「外国の珍しい植物だけではないのでは?」と考えたところは、とても良い着眼点です。身近な植物の中に、まだ知られていない味覚修飾植物がないか探してみるのも面白い研究テーマですね。ただ、知らない植物は口にしないように注意してください。