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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2023/6/3に実施した灘中学校・灘高等学校の受講者の皆さんの感想文です。(180分の講義時間内で作成)

 

高校生

Aさん 

 味を感じるメカニズムや、栄養と味覚の関連性がよく分かり、自身の食生活を見直すきっかけになりました。
 ミラクルフルーツは想像以上に効果があってすごく面白かったです。確かに、これは糖尿病の方など糖質の制限がある方々にとって、非常に有益なものになると思います。
 これからも是非研究を続けて、「味」という概念の面白さを多くの方に伝えて頂きたく思います。ありがとうございました。



Bさん 

 熱帯地域で味覚修飾植物が見つかっているのは気温が高いために食べ物が痛みやすいという背景もあって、現地の人が探し求めていたからなのかと思いました。
 熱帯じゃなくても探せば味覚修飾植物は見つかるんじゃないのでしょうか。ヒトとサルが生息する地域にしか生えていないのでしょうか。

島村のコメント
 熱帯は年中気温が高く植物にとっての環境が良いため、突然変異した植物が残る確率が高いことが熱帯に味覚修飾植物をはじめ、数多くの種が存在すると考えます。ミラクルフルーツは人間とサルにしか味覚修飾効果を発揮しないとされているため、人間やサルに育ててもらう、もしくは種を運んでもらうという前提で進化したものと考えます。その証拠に、実が熟した際にミラクリンが合成されます。
青い実を食べても味覚は変わらないということです。
 人間は初めて食べるという物には慎重になります。それ故にまだ見つかっていない味覚修飾植物も今後見つかる可能性は十分にあります。



Cさん 

 比喩や脱線話までとても楽しめた。
 ミラクルフルーツを糖尿病患者の食事の負荷軽減に利用するといった柔軟な発想は様々なことにも言え、自分の持つ知識を何かに使えないかと考えるのは大切なことなんだろうと思った。
 新型コロナで味覚障害になったという話を親戚やニュースから聞いたことがあったが、ギムネマを実際に口にしたことで、「疑似体験」することができ、イメージが沸きやすくなった。
 親父ギャグも好きだった。



Dさん 

 食事の盛り付けで親に口うるさく言われたことがあって、なぜ味も変わらないのにそんなことを気にするのか謎に思った事があったが、人間の感じる味において、視覚に強い依存度があることを学び、とてもすっきりした。
 また、ミラクルフルーツによる味の変化の大きさに驚き、日本でも普及すれば医療現場での使用も一般的になるだろうと納得した。
 本日は本当に興味深い御講義ありがとうございました。



Eさん 

 講座の主旨はミラクルフルーツやギムネマの作用の面白さだと思うが、味覚や食についての幅広い知識が得られて非常に有意義だった。
 特に「エレキソルト」や「ミラクルフルーツ」が糖尿病や高血圧に苦しむ人々に辛くない方法として与えるということは画期的だと思った。
 また、ファストフード店が消費者にいかに手に取ってもらえるかを意識して商品開発をしているかが分かって興味深かった。



Fさん 
 昔からなぜピーマンは大人になったら食べることができるのだろうと思っていたので、その疑問が解決してすっきりした。経験と学習によって苦味でも危険性がないことが分かるので、大人になると苦いものも食べられるようになるという説明が実感できた。
 味噌汁がうま味の相乗効果にのっとったものであることが、昔の科学技術が発達していない時からの経験によってこのことを知っていたという先人の知恵の偉大さを示していると感じた。


Gさん 

 講義では様々な側面から味覚について説明していただきましたが、特に6個目、7個目の基本味が追加されるかもしれないという点は、聞いたことがなかった話であり、今後の動向を注視していきたく思います。
 ミラクルフルーツのタブレットについては先日テレビ番組で見たことがあり、今後広がっていくものだと思うので、単に玩具のような扱いだけではなく、講演で紹介された糖尿病患者向けの甘味剤として利用が広がっていくことを期待しています。
 カルシウム味(こく味)が存在しうるということは、カルシウムが多く溶存している硬水は「こく」があるとうことかと思います。一部のお酒は硬水で作る方がおいしいということになると思うので、そういう方向にも応用できそうですね。

島村のコメント
 軟水は食材の味を引き立てるのに役立ちます。硬水では個性があるので料理に用いる場合は全体で味を調える必要があります。灘のように軟水に恵まれている地域は日本酒が有名なのは水による影響も大きいです。硬水でお酒は新しい発想と思います。


中学生

Hさん 

 今までの料理の組み合わせ(昆布と鰹節など)が科学的に正しいことが分かり、驚きました。
 また、今まで五感の中で味覚が一番必要がないと思っていましたが、今回の講演を通じて、味覚の大切さが分かりました。今後料理を食べる際には科学的な観点から見てみたいです。
 レモンがすごくおいしく感じられ、苦手意識が減ったので、この方法で好き嫌いが減らせるかもしれないと思いました。
 味覚の根本的な仕組みや、その周辺知識が得られ、とても楽しかったです。ありがとうございました。



Tさん 
 舌の仕組みや味の感じ方以外にも脳の仕組みや様々な食品の知識なども教えてもらい、とてもためになった。
 また、ギムネマとミラクルフルーツの事件もとても面白く、味に関して興味を持つことができた。
 この研究は糖尿病の人たちを笑顔にすることができる素晴らしい研究だと思う。特に辛味の抑え方が役に立った。


Jさん 

 「別腹」の科学的な解説はとても面白いと思った。
 色々な事柄を科学的に説明されていて、とても説得力があり、お話に引き込まれた。
 食べ物自体を変えるわけではないので、糖尿病などへの面白いアプローチだと思った。       



Kさん 
 コロナ禍で味覚障害に関するニュースなどをよく見かけていたので、疑似的ではあるが、味覚障害の体験ができてためになった。甘味を感じないのはかなり辛いので、味覚障害にならないように亜鉛は日常的に摂取するようにしたいです。


Lさん 

 灘での土曜講座参加は2回目で、初めての体験型授業だった。
 ミラクルフルーツを食べることでレモンが甘く感じる体験は初見だと驚きだし、理屈(甘味の鍵穴にミラクリンと酸味が合体して甘味の鍵穴にフィットする)を聞いた後だと、より感動が増した。
 ミラクルフルーツの存在を知って育てたいと思ったが、種から発芽して実がつくまで7年かかると聞いたら、自分は育てることは絶対不可能だと思った。
 島村先生、ありがとうございました。



Mさん 

 動物によって味の感じ方が違うという話がとても興味深かった。また、味の感じ方についてのお話、情報によって味が影響を受けるというような広がったお話がとても面白く、学びになった。
 ギムネマが育てられるなら、ダイエット以外にも使いたい。何かいい使用法があるのか。そのあたりも見つかると面白そう。
 調味料として保存ができるようになれば、料理としてミラクルフルーツ入りの何かが作れそう。



Nさん 

 私たちにとって身近な味覚をもとにして、各種企業の営業戦略についても教えていただいたことで、「味覚から広がる世界の見方」を感じ取ることができた。
 味覚修飾植物を用いた講義は生物や家庭科だけではなく、公民などにも関わると思うので、土曜講座をはじめとする総合的学習のテーマとしてぴったりだと感じた。
 また、味覚修飾植物についての学習を取り入れることで、人々の関心が高まり、医療福祉の増進にもつながると思う。