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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2023/3/8に実施した清心中学校3年の皆さんの感想文です。
清心中学校のホームページでも本授業について紹介されています。


3年A組

Aさん 

 味は水(唾液)に溶けないと味がしないということを初めて知りました。赤ちゃんの味蕾の数が大人と比べて多く、大人は6,000〜9,000個であるが、赤ちゃんは12,000個と倍近く多いと分かりました。
 世界共通の認識では現在、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5種類が認められているが、日本ではカルシウム味や脂味もあるのではないかと言われているのにびっくりしました。
 ギムネマやミラクルフルーツは完全に酸味を甘くしたり、甘味を消したりするものではないけれど、糖尿病の方には薬ではなくお守りとしていいと聞いてすごいと思いました。



Bさん 

 先生のお話を聞いて、「ミラクルフルーツ」と「ギムネマ」が何かを知ることができました。始めは本当に味が変わるのか信じがたかったのですが、いざ体験してみるとまさに味覚が変わり驚きました。
 糖尿病の方々が食の楽しみを忘れないようにするのに役立てることは素晴らしいことであるため、できるだけ多くの方にこれらを知ってもらう必要性があると感じました。



Cさん 

 今日の講演を聞いて、味覚の大切さを知りました。いつも当たり前にご飯を食べて、「おいしかった」とか「少し酸っぱかった」などと味に対して感想を言っていますが、味蕾があるから感じられることだと知ることができました。また、その時の状況によって、体内で不足している栄養素が違うため、同じものがおいしくなったり、あまりおいしくなくなったりするのだと分かりました。
 味が違って感じるという体験をさせてくださりありがとうございました。

島村のコメント
 人間は体内で欠乏した栄養素は美味しく感じますが、それ以上に情報による作用(扁桃体の働き)が大きく、「低カロリー」と言われると美味しく感じたり、風評被害があった地域の物がおいしいのが分かっているのに遠慮したりする傾向があります。



Dさん 

 ギムネマやミラクルフルーツを食べることで、酸っぱいものを甘く感じさせたり、甘い物を甘く感じさせないなど、植物で食べ物の味を変えることができるのだと知り、とても驚きました。
 また、好き嫌いは周りの雰囲気などに影響されると分かり、食事をするときは食べ物だけではなく、周りの空気も大切だと改めて感じました。これから家族や友達と食事をするときはそういうことを大切にしながら食を楽しみたいです。

島村のコメント
 コロナ禍で「黙食」が推奨されてきましたが、止むを得ないこととはいえ、「食事は楽しく食べましょう」と授業している立場からは心苦しかったです。5/8からの第5類移行によりこの辺も改善されることを願っています。



Eさん 

 味蕾が人間の中では赤ちゃんが一番多く持っていることに驚きました。私も嫌いな食べ物がありますが、雰囲気と経験が嫌いになった原因であると気が付きました。
 また、島村先生は私たちとほとんど同じくらいの年齢から今まで熱心に研究されていて感心しました。そのことから、ここまで詳しく味覚に関して私たちに分かりやすく伝えることができるのだと思います。試食や試飲なども体験でき、興味が湧いたのと同時に楽しかったです。
 今日は私たちのために講演をしてくださりありがとうございました。



Fさん 

 味覚地図を以前見たことがあり、正しいと思っていたので、間違いだと知り驚きました。
 私が幼稚園にいたころ、よく苦手だった野菜と果物を無理に食べさせられていたので、その影響から嫌いになってしまっていることが分かりました。 また、昔は好きだった牡蠣も一度あたってしまったせいで、食べづらくなり、大丈夫だと信じて食べてみても美味しくなく、得意でなくなってしまったのも、あたったという経験からなのかなと考えました。
 ギムネマを食べた後にチョコレートを食べると味がしないどころか、本当に美味しくなくて驚きました。「ギムネマ」という名前は一生忘れないと思います。
 質問です。幼い頃に卵かけご飯と一緒に黒豆茶を飲んでいたら、卵かけご飯が甘くなり、美味しくなくなったことがあります。これはどうしてなのか知りたいです。

島村のコメント
 口の中に黒豆茶の成分が残っていたからです。いったん水等で口の中をリセットして食べてもらえれば問題ないと思います。たくあんを食べた後に食べた食材の味が変わったような気がしますが、たくあんの成分が口の中に滞留し、後から来た食べ物の味と混じり、混じった味が脳に伝えられるからであり、これと同じ事例です。


3年B組

Aさん 

 この講演を聞き、自分が普段使っていながらも、あまり考えてこなかった味覚のことがもっと知りたいという気持ちになりました。
 味覚を変えるにあたって、化学物質ではなく植物で変わると知り、その辺に生えているなんでもなさそうな名前も知らないような植物にも何か役割があるかもしれないと思いました。
 また、味覚障害のお話を聞き、味覚障害の患者さんは、今日の実験が成立しないと聞き、今ある味覚の大切さをより実感しました。



Bさん 

 講演を聞いて思った事は、味覚って奥が深いということです。ギムネマの葉を舌になじませることによって、甘い物が甘く感じなくなったり、ミラクルフルーツタブレットを舌になじませることによって酸味が甘く感じたりととても不思議だなと思いました。
 昔、科学雑誌で「プリンに醤油をかけるとウニの味がする」と紹介されていました。その時の私はウニを食べたことがなく、本来の味も分からず、そしてプリンに醤油をかける勇気がなく、試したことがありませんでした。
 今回この講演で味覚についてもっと知りたいと思い、その時の科学雑誌に色々な組み合わせが載っていたので、試してみたいと思いました。貴重な講演をしてくださりありがとうございました。

島村のコメント
 プリンに醤油でウニの味というような組み合わせは多数ありますが、その辺は味覚センサがその秘密を解き明かしております。「プリンに醤油でウニになる」:都甲潔著:SBクリエイティブ(2009)か「ハイブリッド・レシピ」:都甲潔著:飛鳥新社(2009)が読みやすいと思います。ミラクルフルーツやギムネマとは味覚が変わる仕組みは異なります。



Cさん 

 ミラクルフルーツは知っていたのですが、ギムネマは知らなかったので、とても興味深い講演でした。赤ちゃんの方が大人より味蕾の数が多いと知って、離乳食はだから薄味に作られているのだなと思いました。
 実際にギムネマとミラクルフルーツの体験をしたときに、ギムネマでは砂糖が本当に何の味が感じなくて、味覚障害の患者さんは毎食こんな感じかなと考えて、少し寂しい気持ちになりました。
 今日はお忙しい中、講演をしてくださりありがとうございました。

島村のコメント
 ギムネマでは感じられなくなるのは甘味だけですが、味覚障害の患者さんは全ての味を感じない(もしくは感じにくい)、特定の味のみ感じられないなど、食の楽しみが感じられなくなる状態となります。



Dさん 

 私は今、課題探求で歯に関する実験などをしています。ですが、その実験では味蕾の事には触れていなかったのですが、虫歯になる→入れ歯をする→上あごの味蕾を入れ歯がふさぐ→味が感じにくくなるということの連鎖が生まれるということに気づくことができて、とても興味深かったです。
 そして、特になるほどと感心したのはソムリエや料理人たちのことを、「舌が良い」などということが多いけど、実際には舌が良いのではなく「脳の判断が良い」のだということを初めて知り、色々な人にこの内容を知ってもらいたいと思いました。
 興味深いお話・体験をさせていただきありがとうございました。



Eさん 

 ギムネマやミラクルフルーツを食べた後に、甘味が感じられず、酸っぱいものが甘く感じられ、とても驚きました。ギムネマには甘味を感じさせない働きがあるため、ギムネマを食べた後に甘い物を食べたら美味しくなくなるので、少しは甘い物を制限できて、ダイエットにもつながるのかと思うと、今日いただいたギムネマをうまく使いたいです。
 私たち人間は「これは食べていい」、「これはダメ」ということを情報や知識と経験である程度判断できるので味蕾の数は多いわけではないですが、1万年前の人間は情報も少なく、直接口にして判別したと思うので、今の私たちより味蕾の数が多かったのかなと思いました。

島村のコメント
 これまでの「講演の感想」で初めて出てきた興味深い意見です。過去の人類の味蕾(舌)は保存されていないので検証のしようがないのですが、その可能性はあると考えます。 ただ、飽食の時代自体は歴史上浅いので、まだその辺まで変化していない可能性もあります。



Fさん 

 私はギムネマについては全然知りませんでしたが、ミラクルフルーツは実物を見たときに見たことがあると思いました。お父さんが一度食べてみたいと言っていたので、家に帰ってもう一度家族みんなで実験してみようと思います。
 今回の講演で初めて聞く言葉や難しそうな言葉などたくさんありましたが、島村先生の丁寧な説明のおかげで1つ1つのことをとても詳しく知ることができました。私の将来の夢は薬剤師なので、苦い薬の飲みこむときに講演で聞いた植物を応用できないか調べてみたいです。


3年C組

Aさん 

 今まで味蕾で味を感じるということは知っていましたが、味蕾は舌のみにあると思っていました。ですが、本当は喉の部分など様々なところにあると知れて嬉しかったです。歯も大切にしていこうと改めて思いました。
 最初、ギムネマやミラクルフルーツで味覚が変わると聞いたとき、そんなに変わることはないだろうと思っていましたが、実際に体験してみて、これらの植物に対してとても興味深く、もっと知りたいと思いました。なぜ、このように味覚が変わるのだろうと思っていたら、とても分かりやすいスライドと説明をしてくださったので、理解しやすかったです。
 私も島村先生のように自分の思う不思議なことをどんどん調べていきたいと思いました。今日はありがとうございました。



Bさん 

 今日は私達のために講演をしてくださりありがとうございました。全員分の試食もありがとうございました。自分の舌で味わうことができたのでとても分かりやすく、楽しかったです。先生のユーモアを交えた話は心に残るので、記憶しやすいなと思いました。
 ギムネマの葉とミラクルフルーツタブレットを余分に頂いたので、家に帰って家族で実験するのが楽しみです。楽しかったです。ありがとうございました。



Cさん 

 味蕾のことや味蕾の数など初めて知ったことがたくさんありました。ギムネマが甘味の味蕾をふさいでしまうことや、ミラクルフルーツを日本で栽培すると7年もかかることなど、驚いたこともたくさんありました。
 人間には色々な仕組みがあり、食を大切にしようとすごく感じることができました。味を楽しめるということはすごく幸せだということも感じました。家に帰って家族に自慢しようと思います。
 分かりやすく楽しくおもしろい講演をありがとうございました。ホームページも見ようと思います。



Dさん 

 今日の講演でギムネマとミラクルフルーツの体験ができてとても楽しかったです。私はギムネマもミラクルフルーツも知らなかったけれど、先生の分かりやすい説明と自分で体験できたことで深く知れたし、世界が広くなった気になりました。
 大人になるとピーマンやコーヒーが食べることができる(飲める)ようになるのは、大人だからだと思っていたけど、きちんとした理由があって面白かったです。家に帰って家族に話したいです。ありがとうございました。



Eさん 

 食の大切さを改めて感じました。よく貧困で食べる物がなくて困っていると聞きます。私はそのニュースを聞くたびに、食べ物を大切にしないといけないと感じます。
 ですが、今回は味覚があるからこそ、「おいしい」とか「もう一度食べたい」と思うと分かって、「食べ物はすごい」、「生き物ってすごい」と感じました。生物が生きるためには食が必要です。その食を味わうためには味覚が必要です。生物が尊いものだと分かりました。



Fさん 

 本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。先生がおっしゃっていた「味」を感じられることは「ありがたい」という言葉が印象に残っています。私達は日々の生活で色々な味覚を感じています。美味しいと感じる一方で、不味いと感じ不快に思うこともあります。でも、それは実はとても大切なことだったと感じることができました。そして、私達を思って幼い頃から食生活を整えてくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。その感謝を忘れず、多くの糖尿病患者を救えるような仕事は何かということを熟考し、将来の進路に役立てていきたいと思いました。
 私も島村先生のように身近なことに興味を持ち、努めていきたいです。