今回の講義では自分がこれまで知らなかった情報がたくさんあり、とても刺激的な2時間でした。特に味の成分と味蕾は「鍵と鍵穴のような関係」ということは驚かされました。そもそも味蕾という言葉すら聞いたことがなかったのですが、甘味には甘味用の味蕾があり、酸味には酸味用の味蕾があるという事を学び、それらの味蕾のどういう部分が異なっているのだろうと思いました。
それと同時に、いわゆる味覚地図は間違いであると聞き、かなりショックでした。小さい頃から給食で嫌いな食べ物が出ると、よく舌の真ん中に乗せて食べていました。きっとそのようにすれば味を感じないと誰かに教えられたかだと思います。もしかしたら、自分でそのように思うようになったのかもしれません。いずれにせよ、私は16歳の今の今まで、それを信じて生きてきた訳です。実際に嫌いな食べ物の味を感じないような気がするのですから、思い込みや先入観とは実に怖いものだと感じました。今日、好き嫌いのメカニズムについても学習したので、今日からは迷信に騙されることなく、嫌いな食べ物を克服していきたいです。私の嫌いな食べ物は、以前の島村先生と同じトマトです。私の場合は第一印象が最悪でした。でも、少しずつ食べることができるようになったらいいと思います。
また、島村先生の知的好奇心に感銘を受ける部分がありました。きっと、島村先生が研究を始められたときは、ただ知りたいからという理由だったと思います。自分の興味のあることを研究し続けて、その分野の第一人者と呼ばれるようになり、大勢の人に知ってもらい、社会の役に立ってとても幸せな事だと思います。私も自分のやりたいことを見つけて、世の中に貢献できたらいいなと感じました。