味覚は、日常生活の中で必要な感覚であるので、すぐに興味を持つことができました。講義において、人間よりも草食動物のウサギやヤギなどの方が味を感じとる味蕾が多いことを聞いてとても驚きました。人間は様々な味を好み、食べる生き物なので、草ばかりを食べる草食動物より、味蕾の数は多いだろうと思っていました。しかし、草食動物は生きるために草に毒が無いかを判別する必要があるため、味蕾が多いのだとわかって、それぞれの生き物は自分の環境に合わせた性質を持っているのだと感じることができました。生き物にとって食べることは必要不可欠なことであり、人間においては常に様々な味を楽しむ生き物なので、自分が想像している味とは違う味がしたらどんな感じがするのだろうと思いました。
私は、今まで心理学の実験で視覚、触覚を対象とした実験をしたことはありますが、味覚を対象とした実験は今回が初めてだったので、とても興味深かったです。ギムネマを食べた後にチョコを食べた時は、おいしいチョコをここまでまずくするものがあるのかと衝撃的でした。人間はおいしさを求めて試行錯誤して料理やお菓子を作りますが、ギムネマの実験を経験して、改めておいしさの幸せを実感することができました。味覚障害という病気がありますが、味が感じられなくなってしまったらこの幸せを実感することはできず、食欲もなくなってしまうでしょう。私は、食べることが大好きなので味覚障害にならないために、加工食品やファストフードの摂りすぎには注意して、バランスの良い食事をしようと思いました。また、糖尿病といった、糖分を控えなければならない場合に、人間どうしても甘いものが欲しくなる時もあると思います。そこで、味覚修飾植物のミラクルフルーツを用いてすっぱいものを甘く感じさせると、糖分を摂ったという満足感を得ることができるため、糖尿病患者やダイエットをしている人にとって有効な手段であると感じました。
このように、ミラクルフルーツは有効的な手段として使用することができますが、まだまだ知らない人も多いと思います。この講義は、だれでも楽しく味覚に関して勉強することができるので、ミラクルフルーツなどの実験を通して、もっとたくさんの人に味覚の面白みを知ってもらい、味覚の重要さを実感してもらいたいです。