味覚修飾植物の医療への応用
舌には4種類の乳頭があり、その中にある味蕾が味を判別している。味覚は鍵と鍵穴の関係で、電気信号として脳に伝わっている。人の味蕾は成人で約6,000〜9,000個あり、赤ちゃんの時は約12,000個ある。これは人の味覚が経験と学習によって形成されるため、知識不足の赤ちゃんに危険が無いようにするためである。動物の味蕾の数は生活環境によって異なっていて、ナマズや草食動物は多く、肉食動物や鳥類は少ない。人の味覚は5種類あり、その中のうま味は全て日本人が発見した。
好き嫌いは、その食べ物の第一印象や経験で決まり、直すためには考え方を変えることが大切。
人が感じるおいしさには4種類ある。生理的欲求や文化、周囲などの情報などである。しかし、加工食品やファストフードの食べ過ぎによる亜鉛不足で味覚障害にあるので、海藻や貝類などを含んだ日本食を見直す必要がある。
味覚修飾物質は一時的に味覚機能を変える物質の事で、甘味や苦味に関する物質がある。ミラクルフルーツやクルクリゴ、ストロジンは甘味を感じさせ、逆にギムネマやなつめ、ケンポナシは甘味を感じさせなくする。ミラクルフルーツなどの植物は、糖尿病患者への応用など医療現場での活用が期待されている。
自分で体験する講義は初めてだったのでとても楽しかったです。私も最近食べられるようになった食べ物があったので、今回の講義で納得することができました。おいしさのメカニズムを知ることができたので、食事の際には楽しくという事に気を付けたいです。