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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2016/11/08に実施した日本福祉大学健康科学部作業療法学専攻 1年の皆さんのレポートです。

講演風景1 講演風景2



Aさん 

 私は先日の島村先生の講義で、初めてミラクルフルーツとギムネマという植物のことを知った。まずはギムネマを食べた後は甘さを感じなくなると言われたが、半信半疑で食べていた。しかし本当に砂糖もチョコも甘さを感じなくなりとても驚いた。その後のミラクルフルーツも、レモンやグレープフルーツジュースが本当に甘くなった。私は甘いものが好きでつい食べてしまうから、ギムネマやミラクルフルーツがあれば甘いものを食べすぎなくなり糖分を取り過ぎなくなるだろうだと感じた。
 講義の内容も初めて知ることが多くあった。味は味蕾で感じていて、上顎やのどにも味蕾があるのは意外だった。また、舌の場所によって感じ取る味が違うという味覚地図がよくテレビやネットで出ていたのでそれを今までは信じていたが、それが間違いだったということにも驚きを感じた。頭の小さい蛇やニワトリには味蕾が少ないが、その理由として蛇やニワトリは食べ物を味わって食べておらずほぼ丸呑みしているからと聞き、動物の体はよくできていると思った。また、ハエが手をこすり合わせる動作をしているのは、ハエは手に味蕾がありその掃除をしているということにも関心を持った。私は今までになぜハエがその動作をしているのかと気になったことがあったから、その謎が解けて少しすっきりした。ほかにも、別腹は人とサルにしかないということに興味を持った。まず、別腹というものはみんなが勝手に気分的に言っているものだと思っていたから、理論的にもあるということに驚いた。サルにもあるということを知り、人とサルはやはり共通点が多いのだと感じた。
 味覚修飾植物がこれからもっと広まっていけば、特に医療でかなり役立つだろう。糖尿病患者など甘いものを食べてはいけない人たちも、糖分は取らずに甘いものを食べたように感じることができる。味覚修飾植物によって患者さんたちの苦痛を減らすことができるだろう。
 今回の講義で、食べ物に対する考え方が少し変わった。加工食品やファストフードなどばかり食べていると亜鉛不足で味覚障害になると知った。私は今一人暮らしをしているので、普段の自炊で亜鉛の多く含まれる日本食などを作ったりして食べるように心がけたい。また、今回の講義で不思議で楽しい経験ができ、さまざまな知識を得ることができた。この経験や知識を周りの人たちにも広めていきたいと思う。



Bさん 

 私は今までギムネマやミラクルフルーツ等味覚を変える事が出来る物があること自体知りませんでした。そのため今回の講義でその存在に加え、味と味蕾の関係や味を感じにくくなる仕組み、味蕾の個数の比較やその理由を知り、更に体験も出来た事はとても衝撃的で興味深かったです。そしてそれが糖尿病や肥満の治療として医療現場で活用する事が出来ると聞き、作業療法士を目指すのなら決して無関係な話題ではないと思いました。
 そこで今後どのようになれば治療に生かせるか考えたところ、ミラクルフルーツについてはこのまま生産量の増加をする事や酸っぱい食べ物の研究以外では、ミラクルフルーツの効果を相乗効果で上げる事が出来るものを探すこと以外は思いつかなかったのですが、味蕾は多いと味を感じやすいということから、味蕾を増やしたり、味(鍵)が味蕾(鍵穴)に入りやすくなったり、入った時に感じる味覚を増幅させたりすることが出来れば薄味の料理で満足出来るため、糖尿病や肥満、高血圧等の治療に生かせると思いました。
 そして、甘味には甘味用の味蕾が、酸味には酸味用の味蕾があるという事から、それぞれの味の味蕾の数を調べればその人の味覚を予測する事が出来るのかが気になりました。もしそれが出来、国や地域によっての傾向等を知ることが出来れば、飲食関係の商品開発にも生かせて面白いと思いました。
 また、それぞれの味蕾の数の割合は比較するとどの味のものが一番多いかや、議論中だという「あぶら味」や「カルシウム味」は何が証明されれば味覚として認められる事になるのか、それらにも味蕾があるのかが気になりました。
 嫌いな食べ物が多いと栄養バランスが偏り健康的な生活を送れないため、好き嫌いを無くしバランス良く栄養をとることは大切だと思います。今回の講義で味覚は「経験」と「学習」によって9〜12歳頃までに形成され、好き嫌いは第一印象・雰囲気・経験によるものだということから、好き嫌いが出来る原因は周りにもあるのだと知り驚きました。食事中に怒るのが良くない事、楽しく食べるのが大切な事、色々な料理で色々な味を知ることが出来るよう配慮する事が大切な事等は、子育て中の人や保育・教育に携わる人を中心とした多くの人にも知って貰いたいと思いました。



Cさん 

 今回の講義で私が分かったことは、舌全体で味を感じているということです。高校の時に味覚についての授業がありましたが、教科書が古いこともあり味覚地図で教えていただきました。その際に実際に場所によって味が変わるのか実験したのですが場所によっての味の変化を感じることができず曖昧なままでした。今回、島村先生の講義を聞いて、一つの味蕾が「甘味」「塩味」「酸味」等の特定の味を感じて神経に情報を送っていることが分かりました。舌だけだはなく、軟口蓋、喉頭蓋、喉にも味蕾があり全てで味を感じているということを知り、納得することができ間違いに気付くことができて良かったです。講義の中で特に興味を持った内容は、人間でも乳児と成人では味蕾の数が違うこと、動物によっても味蕾の数が違うというところに興味が沸きました。乳児は口の中に入れて安全なものか確かめるため成人より二倍近くの味蕾があること、ナマズは視力も悪く、濁った水の中で獲物を捕らえるためウサギや牛よりも味蕾が多いということ。これらの理由は生きるために必要な機能として各々備わっているということを理解することができました。
 私は今回の講義で、ミラクルフルーツのタブレットを舌全体で転がした後にレモン入りヨーグルトとグレープフルーツジュースを飲んだのですが、あまり味が変わらなかったです。先生の資料を拝見すると「普段あまり噛まない人には効きにくい」とあり、私は普段の食事でも数回しか噛まないので効果が薄くなってしまったのかなと思いました。自分の普段の食事の姿勢を見直すきっかけにもなりました。また、普段から噛まない人とストレスで唾液が少ない人には効きにくい原因についても調べたいと思い更に興味が沸きました、また味覚の奥深さを改めて感じました。
 私は、小さい子どもを育てるお母さん達に味覚についての重要性を理解してほしいと今回の講義を通して感じました。小さい子ども達は親御さん達よりも味蕾の数が多く味に敏感です。ですが、そのことを私の家族に聞いたところ、知っている人は誰もいませんでした。実際に私も先生の講義を受けるまでは知りませんでした。理由を知らずに、食べないことに対して叱ってしまうと将来、子どもの好き嫌いの原因を作ってしまう一つの要因になってしまうと思いました。多くのお母さん達に味覚について知っていただくことで、子どもとの食事環境の変化や食事・味覚に対する関心へと繋がると考えました。
 そして、味覚修飾植物の今後の展開としては糖尿病患者の多くの方に使用していただくことで血糖値をコントロールしながら食事を楽しんでいただくことで高血圧も予防することができ、糖尿病性の合併症の予防にも繋がると思いました。私の祖父は糖尿病を患っているのですが、講義の資料を読んでもらいギムネマ、ミラクルフルーツのタブレットを試してもらってみたところ、ギムネマを使うことで糖分の吸収をさげることが可能になり、ミラクルフルーツを使うことで酸っぱい物を大好きな甘い味で味わうことができるのは助かると言っていました。ですが、まだ味覚修飾植物についても知らなかったため情報と知識を多くの方に知ってもらうことが大事だと思いました。糖尿病患者だけではなく、ダイエットに悩む女性は多いのでギムネマを使用したダイエットで糖質制限かつ便秘を解消できるのは身体に優しいので良いなと思い、実際に私も試したいと思いました。
 講義を通して味蕾についての知識を深めることができ、味覚についての情報も知ることができました。また、実際に使用することで周りの反応と自分の反応の個人差から比較して食事環境について見直すこともできました。まだまだ味蕾のしくみや、味覚修飾植物について知らない方が多いと思うので周りに情報を伝えて共有していきたいです。

■参考文献
・いろはに情報館:http://frytiger.com/archives/4169.html
・痩せダイエットまとめ:http://rakuyase-diet.jp/archives/10070



Dさん 

 今回の講義は驚きと発見がたくさん感じられとてもいい講義でした。
 まず初めの発見は、味は味蕾というところで感じ、味蕾は上顎やのどにも存在しているということです。この講義を聞くまでは解剖学の授業で習った舌の部分によって味を感じていると思い込んでいました。しかしギムネマの実験で舌全体にギムネマをこすりつけないと効果がないと聞き、その通りにやるとチョコレートが苦みのあるバターのような味になり砂糖は全く味がしなくなりました。実際に自分がやってみることにより舌全体で味を感じていることが分かりました。
 この体験を家族にも教えてあげたく家でもクッキー、はちみつと一緒に実験してみたらクッキーはただパサパサしているだけだしはちみつに関しては甘さがなくなり何とも言えないまずい食べ物になりました。家族で「まずっ」「うわっ」と反応していたけど、それと同時にそう感じられるということは幸せなことだと思うことができました。
 ギムネマの実験は味覚障害の疑似体験でもあると言っていたけど、今回の体験で味が分からないということは人生の半分くらい楽しめないといってもいいほど大きいことではないかと思いました。近年、若者層の味覚障害が増えていると聞き、主な味覚障害の原因となるのは亜鉛不足だそうです。きちんとした食事をとっていれば問題ないのですが私を含め多くの若者がインスタント食品に頼ることが多く、それが原因となっているので気をつけたいと思いました。またこういったギムネマを使って実際体験することで理解できることもあるので学校の保健の授業で行うなどもっとたくさんの人に伝わったらいいと思いました。それからミラクルフルーツの実験では単純にすっぱいものが甘くなることに驚き、また糖尿病患者への活用もできるとききました。
 最近授業で、リハビリにはリハビリが嫌になる時期が来ると習ったので、いろいろ制限されていてリハビリがしんどくなったときに疲れた患者さんの癒しになること間違いないだろうと思いました。この他にも今回の授業で教えてもらった、鍵と鍵穴の説明、赤ちゃんに味蕾が多い理由、人間は扁桃体の働きも味覚に影響すること、好き嫌いの直し方、野生の動物はお腹がいっぱいになるとそれ以上食べないこと、別腹が人間とサルにしかないこと、辛さは味覚ではなく体性感覚だということ、などどれもわかりやすく説明していただき新しく知ることだらけで楽しい授業でした。

■参考文献
・健康生活:http://health-to-you.jp/dysgeusia/jyakunenmikakusyougaigenin/



Eさん 

 私が今回の味覚実験を元に感じた事、学んだことはある物質を舌になじませることで味覚そのものに変動がある事。舌先は甘いと習っていたが、今まで目にしていた味覚地図そのものが違った事。舌全体に味覚があるから、先生が舌全体に馴染ませてと言っていた意味が分かった。それらを踏まえ、舌全体に馴染ませなかった場合は、どういった味覚が感じられるのかという事に興味を持った。
 子供に好き嫌いが多いのは幼い頃は味蕾が成人の人より多いからという事だった。経験が足りず、食べた際の危険関知力が乏しくなっている為。リカちゃん人形の靴には舐めた際に、苦いと感じられる物質を塗ってあると抗議でご教授頂いた。他にも何か同等の対策が施されている玩具が無いか調べたところ、かおりネンドには誤飲防止の塩が含まれている為、万が一子供が口にしても塩辛くてすぐに吐き出す様になっているとの事。
 講義を元に、面白いと感じた事として「体内で欠乏した栄養素は美味しい」という内容だった。今まで部活動を経験し、運動後にスポーツドリンクを飲むときと家に居て何気なくスポーツドリンクを飲むときとでは、なんともいえない満足感が違ったのはそういう理由があったのかと分かった。「文化に合致したおいしさ」「薬理学的なおいしさ」に関しては、一人暮らしを始めた今実際自分が体験している内容であると感じた。「文化に合致したおいしさ」に関しては、愛知での一人暮らしを始めた際に、真っ先に感じた内容だった。地元の「味噌」と愛知の「味噌」は全く違うと感じ、数回は料理で愛知の味噌を使用したが舌に合わず、すぐ地元の味噌に切り替えました。ただ、講義を受けた今では愛知の味噌を使用し続ければ、地元に帰った際に愛知の味噌がいいと思うのだろうか。という事に興味を持った。「薬理学的なおいしさ」に関しては、手間も掛からず作ることが出来るインスタント食品の偉大さに気付きつつあります。ただ、インスタント食品には多くの添加物が含まれている為体に悪い事は十二分に承知しています。そこでインターネットを用いてカップ麺を一例に調べてみました。その中で、カップ麺でも一手間を加えることで若干ではあるが健康的に食べる事の出来る方法が記載されていた。ただ、体に良くない事には変わり無いのでなるべくは控えていきたい。インスタント食品は手軽な為、生活からはどうしても引き離せない物であるがゆえに日本は本来の「和食」がメインの食生活だったものが、インスタント食品等により、徐々に和食から離れていっている傾向にあるのだと痛感した。私自身、外食をする際なども和食を食べる機会がほとんど無くなっていると感じた。「文化に合致したおいしさ」の例でもある通り、慣れ親しんだ味は美味しいとの事で、私は今からでも慣れ親しんだ味を「和食」にもっていけるよう努めたいと感じた。将来結婚し、子供が出来たときでも子供の「文化に合致した味」は、日本の「和食」にしてあげたいと思った。もちろん、生活からインスタント食品を引き離す事自体難しいのは間違いないと思うので、今後インスタント食品を食べる際には今回の用に添加物を調べる事や、ほんの少しでも健康的に食べられる方法を調べ使用していきたいと感じた。味覚修飾植物の今後の展開や味覚について知ることの重要性に関しては、私の父親の友人に糖尿病を患っている人がおり、その人に話しを聞いた際甘い物を食べたいと思うときが多いとの事だった。甘い物を食べる事が出来ない状況だからこそ、余計に食べたくなるのだという。そういった患者に対して今回体験したミラクルフルーツを用いれば、実際は糖分が無いのだが甘みを感じられる食材等を作ってあげる事が出来、患者自体のストレスも無くしていけるのでは無いかと感じた。又、資料にもあげられているが肥満が社会問題になっている現在でそれらの人達に低カロリーで安全な甘味剤を提供することで対策が打てるのではないかという事は私も感じた。
 私は今まで「味覚」に関してそこまで意識した事が正直無かった。甘い物を食べれば甘いと感じ、酸っぱい物を食べれば酸っぱいと感じる。ただそれだけだった。今回の実験を通し、酸っぱいと感じていた物が甘くなったこと。甘いと感じていたチョコレートは甘みを感じなくなるという経験をする事で単純ではあるが味覚は面白いと興味を持った。私に将来好き嫌いの多い子供が出来たときには、味覚修飾植物が発展しており救いになってくれることを望みます。

■参考文献
・スポーツナビ:http://dosports.yahoo.co.jp/column/detail/201505260001-spnavido
・豆知識:http://www.geocities.jp/mozart0610/mame-tisiki.htm
・はてなブログ:http://www.otonanomana.net/entry/2015/04/27/000000
・子供の事故:http://kosodatenet.jp/goin/2009/04/post_2.html



Fさん 

1.講義について
 「驚きの味覚体験」の講義を聞いて人間がどのようにして味覚の判断しているのかが詳しくわかり、とても勉強になった。人間の舌の構造の複雑さに驚いたし、味を感じる「味蕾」というとても重要なものがあること知れてよかった。味の感じ方に疑問が生じたけど、判別方法として鍵と鍵穴のたとえ方で理解ができた。小学生でもわかるような説明だと思うが、とても分かりやすかった。所々で入れてくれる雑学がとても面白く、聞き入った。イラストが分かりやすく、ヒトの舌の構造や味を感じる部位についてよくわかった。

2.味蕾について
 動物によって味蕾の数が違うことを知り、ウサギや牛といった草食動物では毒素の察知のために17000~24000と多く。普通の魚では200ぐらいしかないが、視力の利かない濁水の中で生息するコイやナマズは、味蕾を体表全体に分布させ(ヒゲに密集)、餌の小魚を全身で探知している。ヘビなどの爬虫類や鳥類は食べ物を噛まずに丸飲みしているので、味を感知する必要がなく、味蕾も少ない。

3.味覚について
 人にとっての味覚のところでうま味の項目がある項目があることに驚いたし、辛味が項目になく、確かに手に砂糖を乗せても何も感じないが、唐辛子などの辛み成分が入ったものを乗せると痛みが生じるので「体性感覚」だと納得がいった。そして、赤ちゃんはものを口に入れて味蕾で食べられるものかどうかを探知するので、誤って飲み込んでしまう可能性がある。その改善策として、タカラトミーのリカちゃん人形の靴やアクセサリーなどの小さくて口に入れやすいものには苦味剤がコーティングされている。よく考えられていると思った。

4.好き嫌いのメカニズムについて
 私は嫌いな食べ物はありませんが、@第一印象A雰囲気B経験は好き嫌いに大きく関わっていると考える。料理の見た目は大切ですし、大勢で囲んで楽しく食べればおいしく感じる。おいしいと感じればそれを経験として、覚える。この3つがそろえば好物となる。子供の好き嫌いを減らすためにはその親の対応の良さが大きく問われる。

5.「人にとってのおいしさとは」の項目について
 「生理的欲求に基づくおいしさ」と「薬理学的なおいしさ」が大きいと思う。運動をした後や勉強をした後は体内の糖分が欠乏して、甘いものがほしくなる。誰しもが経験したことがあるはずだ。私もスポーツの後のスポーツドリンクのおいしさで経験している。そして、進んで食べてしまいがちの味が濃いもの、脂分が多いものは「だし」「脂」のおいしさが食欲を際立たせる。このことを知ってから、味の濃いものや脂分の多いものを控えるようにしている。

6.味覚修飾物質、味覚修飾植物について
 ミラクルフルーツ→酸っぱいものを甘く感じさせるもの。ギムネマ→甘いものが甘く感じなくなる。そのような物質がどのように役に立っていくのだろうと疑問がわいたので考えてみた。苦いものが味覚修飾で甘く感じたら病気の患者の飲み薬の投与で楽に飲める。糖尿病患者の欲である甘いものへの食欲を酸っぱいものをミラクルフルーツで甘く感じさせることで満たす。もっと実用的に進化すれば、医療の進歩につながると思う。実際に体験してみて、ギムネマを食べた後のチョコレートの何とも言えないまずさに驚き、人間の味覚はこんなにも簡単にコントロールができてしまうのだと思った。ミラクルフルーツ体験では、ギムネマとは違い、ミラクルフルーツのタブレット自体には強烈な刺激はなく、おいしくはなかったが食べるのに苦はなかった。しかし、食べた後グレープフルーツジュースの強烈な酸っぱさがなくなり、とても甘く感じた。レモンヨーグルトもはちみつヨーグルトかと思うぐらい甘かった。この講義を受けて、もっと幅広く多くの人に知ってもらえば、これまで以上の進歩が期待でいるだろうし、医療でも多くの面から利用できるのではないか、と感じた。

■参考文献
・脊椎動物の味蕾の数:http:www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4175.html



Gさん 

 私は、島村先生の講義を受け、子供から大人になるにつれて味覚も成長するという事に興味を持った。また、子供はあまり知識がなく何でも口に入れてしまうという事は知っていたが、苦みや酸味が身体に害があるものと認識し飲み込まないようにし、シグナルを感じ取るようになっているのにとても関心を持った。
 また、人にとってのおいしさが4つに分類でき、その中で特に印象をうけたのがBの情報に基づくおいしさで、これには扁桃腺が関係しており人間が発達していると言うこと、動物は情報ではなく本能的に自分に必要な物、生きていくために必要な物をおいしいと感じ摂取しているのに対し人間は脳が発達しているためか周りの情報に流されるのだなと思った。
 また、人間を含め動物が周りの環境や食べ物によって、味蕾の数に違いがあるのにとても興味がわいた、私はウサギを飼っており、よく庭に放しているがウサギにとって害のあるニラ等の有害な野草を食べた事がなかった事にとても疑問を感じていた。その事と味覚が関係しているなどと思いもしなかった。
 現在、糖尿病患者が増えているとよくニュース、講義内でよく聞いており、何か新しい薬もしくは治療法が開発されないかと思っていた、私は糖尿病と食べ物が関係あるのは知ってはいた、しかし、糖尿病患者の方は甘い物を食べてはいけない我慢しなくてはという考えしか出来なかった為、ミラクルフルーツを用いて味覚を変え酸っぱい物を甘く感じるようにし、少しでも気持ちの面に治療が行えると言うことが分かりとても驚いたのと同時に自分の視野の狭さを痛感した、今回のこの体験をした事により将来医療の現場に出るとき視野を広く持ち患者さんの治療法の視野を広く持ちリハビリに活かしていきたい。
 また、味覚を変化させることはリハビリの面でも用いることができないのかと考えるようになった、精神が味覚に及ぼす影響が大きいと言う事を今回の講義で知り、逆に味覚が精神に及ぼす影響も大きいのではないのか、それは精神のリハビリ面で用いることはできないのか学習していきたい。
 ミラクルフルーツはよくテレビなどで取り上げられていたので知っておりとても気になっており実際に口にすることができとても貴重な経験をすることが出来き、あまり味も変わらないのだろうなと思っていたが、想像していたよりも甘く感じとても驚いた。
 ギムネマは初めて聞いた物であり、口に入れた時とても苦く、その後食べた、チョコレートは苦みだけが感じ、食感が泥、粘土のような感じでとてもまずかった。砂糖は甘さがないと砂利を食べているような感じだった。
 改めて、味覚が及ぼす影響が大きいのだなと感じた。