僕は今まで食べているときの味覚について、あまり深く考えたことはありませんでした。当然のことながら、舌で味を感じているのだろうくらいしか思っていませんでした。しかし、今回の先生の講演会で、味覚を感じる舌に小さい乳頭と呼ばれる組織があり、味を感じる専用の鍵穴「味蕾」が6,000〜9,000個も口の中に存在していたりというように、講演会冒頭から僕の知らないことだらけでした。
また、人の味覚に関して、甘味や塩味は舌の感度が低いが、酸味や苦味というような毒や危険なものを想像させるような味が舌の感度が高いこともとても興味深いなと思いました。この舌の感度は人間に近いサルとチンパンジーといった類人猿、犬や猫といった他の哺乳類でも同じなのか、肉食と草食ではどうかなど、少し疑問に思いました。
人にとってのおいしさの話を聞いていて面白いなと思いました。ポカリスウェットが山に登って一番おいしかったことで選ばれた商品であると聞いて、スポーツをした後のおいしさの感じ方の事を考えぬかれて発売された商品なんだと思いました。ポカリスウェットに限らず、アクエリアスなど色々なスポーツドリンクはただおいしいだけで買われているのではないと思います。僕の先輩は中学時代に足のつり癖を治す為に薄めたスポーツドリンクを飲んでいたそうです。このようにおいしいだけではなく、健康面でも効果があることで、多くの人に愛される商品になっているのだと思いました。
ほとんどの高校生も同じと思いますが、僕は高校に上がってから中学校に通っていた時よりも家での食事以外での買い食いなどが増えました。そうしたところに味覚障害が潜んでいるのだと思いました。味覚障害に加えて、自分では知らないうちに濃い味を好んでたくさん食べてしまうことに気を付けたいです。
僕は小学校1年生の頃に食べ物の食べすぎで腎炎になってしまったことがあります。冬場だったこともあり、鍋に入れるポン酢が多くなり、味が濃くなってしまいました。僕はこの時、父親に入れすぎだと言われるまで気が付きませんでした。自分で自分の食生活について注意深く見守ることが大切だと2つに共通して言えるのではないかと思いました。
舌の仕組みから始まり、人にとってのおいしさなど、自分の知らなかったことばかりでとても面白かったです。これからは今まで以上に自分の食生活に注意して生活したいです。