今まで味を感じることができるのは舌だけだと思っていたが、のどや上あごにも味蕾があり、この2つで3割もの味を感じることができることができ、味蕾の数も動物によって異なっており、特に赤ちゃんの味蕾の数が約12,000個、ナマズには200,000個もあることには驚いた。味蕾が多い理由として、ナマズは沼に生息しており目が悪いからであり、赤ちゃんは物を口に入れ食べられるものかそうでないものかを判断しているからであることを知った。
子供のころに味覚を形成させることが非常に重要であり、この時期にしっかりとした味覚が形成されていないと、奇食にはしる可能性もあるので、今味覚について知っておくことは、将来自分の子供ができたときに正しい知識を使って子供の味覚を形成させていくために重要だと思った。また近年若者の間で増えつつある味覚障害を防ぐためにも活用していけるのではないかと思った。
辛みは人にとって味覚ではなく、「体性感覚」であり、43度以上になると辛さが増える。動物にとって味覚とは生きていくうえで役に立つものがおいしいけれど、人間にとっての味覚とは経験と学習であり、うまみの相乗効果を利用するとおいしさは増やすことができ、人間と動物では、味覚の感じ方が違うことが分かった。
糖尿病患者が増加してきており、肥満が社会問題となっている中で、糖分を摂取することなく、甘いお菓子を食べたという満足感を得られることは、これから糖尿病患者を減らしていく中でとても重要であり、どんどん活用していってほしいと思った。
しかし、糖尿病患者本人が病気を治そうと思う気持ちや、ミラクルフルーツを食べるとなぜ甘く感じるか、またどういった植物かなど、そのことに関する正しい知識や強い意志が必要だと思うので、食や科学に興味を持ち植物について知っていくことは常用だと思った。うま味が日本人に発見されたように他の味覚もこれから科学が進歩していく中で発見され増えていくので、ミラクルフルーツやギムネマなどのほかにも発見はされているが現地の人しか知らない植物やまだ誰にも発見されていない植物が世の中にはあるので、たくさん研究していき、これから他の病気にも役立てることができるようになればさらに科学の進歩にもつながっていくのではないかと思った。
実際の体験なしで口頭だけで説明をされていても講義中は理解していたとしても、あまり記憶に残らなく興味を持つことあまりなかったと思うが、今回の講義は、実際にグレープフルーツジュースやプレーンヨーグルトにレモンを入れたものなど使って、ミラクルフルーツやギムネマの体験学習があったのでとても分かりやすく興味を持つことができ、味覚のしくみを理解することができたのでよかったです。
若者の間で味覚障害が増えてきているが、その原因となっているのが、加工食品やファストフードの頼りすぎによる亜鉛不足なので、この講義をきっかけに、亜鉛を多く含む日本食も口にしていき、味覚障害にならないように気を付けていきたいと思った。