味覚の授業を受けて、まずは日々の食事から食べ物の味をしっかり感じ取れることに感謝して、食事をしたいと思いました。
人が味をどのように感じ取るのか、その仕組みを初めて知りました。授業を受ける前までは、舌の場所の違いで味を感じると思っていました。そして、味を感じる味蕾は舌だけではなくのどや上あごにもあることを初めて知りました。それを分かる実例が紅茶だと思いました。茶葉による味の違いを舌で感じ、喉の咽頭や軟口蓋で喉越しを感じ、最後に鼻に抜ける紅茶の香りを楽しむ。この一連の流れです。
島村先生は、人間にとっての味覚とは「経験と学習」であるとおっしゃっていました。人は口から多くの「経験と学習」ができるのではないかと思いました。
この授業で一番興味を持ったことは、味と商業的な内容を絡めた話でした。テレビのCMで流れる清涼飲料水に含まれる成分が「レモン何個分」や「ミリグラム」での表記です。正しい知識を頭に入れ、多くの情報が溢れかえる今日に自分で判断する力が大切だと思いました。昔と比べて多くの選択肢がある今だからこそ、体に良い選択をする必要があると思います。この授業を通して、味覚だけではなく、それ以外の事も多く学びました。