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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2015/10/27に実施した春日井商業高校2年 6組の皆さんのレポートです。

講演風景1 講演風景2



Aさん 

 味覚の授業を受けて、まずは日々の食事から食べ物の味をしっかり感じ取れることに感謝して、食事をしたいと思いました。
 人が味をどのように感じ取るのか、その仕組みを初めて知りました。授業を受ける前までは、舌の場所の違いで味を感じると思っていました。そして、味を感じる味蕾は舌だけではなくのどや上あごにもあることを初めて知りました。それを分かる実例が紅茶だと思いました。茶葉による味の違いを舌で感じ、喉の咽頭や軟口蓋で喉越しを感じ、最後に鼻に抜ける紅茶の香りを楽しむ。この一連の流れです。
 島村先生は、人間にとっての味覚とは「経験と学習」であるとおっしゃっていました。人は口から多くの「経験と学習」ができるのではないかと思いました。
 この授業で一番興味を持ったことは、味と商業的な内容を絡めた話でした。テレビのCMで流れる清涼飲料水に含まれる成分が「レモン何個分」や「ミリグラム」での表記です。正しい知識を頭に入れ、多くの情報が溢れかえる今日に自分で判断する力が大切だと思いました。昔と比べて多くの選択肢がある今だからこそ、体に良い選択をする必要があると思います。この授業を通して、味覚だけではなく、それ以外の事も多く学びました。



Bさん 

 今回、味覚についての講義をありがとうございました。私は今まで正直、味覚についてあまり興味を持ったことがありませんでした。甘い、苦い、酸っぱいは、ただ感じるものだけだと思っていました。今回、講義を聞いて、味覚の仕組みを知ることができました。知らなかった情報をたくさん聞くことができてうれしかったです。
 「味蕾」という言葉も初めて聞きました。漢字を見た時に読み方が分からなくて自分で焦りました。でも、先生の説明が分かりやすくて、興味もわいてきて面白かったです。赤ちゃんと成人の味蕾の数が違う意味が最初分からなくて、同じ人なので一緒でいいじゃんと思っていました。でも、それではだめだという事についてお話を聞いて理解することができました。動物の方が多い場合もあり、改めてその理由を考えたら納得し、味蕾はとても奥深いなと思いました。
 また、別腹は人間とサルにしか存在しないというのは初耳でした。人間はサルと近いんだと思えたお話でした。
 今回、本当に色々なお話が聞けてうれしかったし、とてもよい経験をすることができました。家族にも話したら、とても興味を持って聞いてくれたので、話して良かったと思いました。



Cさん 

 島村先生の講義を聞いて、私が印象に残っていることは、生物によって味覚の感じ方や感度、場所が違うという事です。まず、私は生物に味覚が存在するのは、単に栄養の供給となる食事を取り入れやすくするようにおいしい、甘いなどを感じるものだと思っていました。だから、なぜ、苦い、まずいなどの負の感覚があるかは考えたことがありませんでした。しかし、島村先生の講義で、本来、味覚はその食べ物が自分の体に害を及ぼすかを判断するものだったと聞き、納得しました。
 また、ライオンの獲物を食べる順番を聞いたとき、ライオンって賢いと思いました。
 好き嫌いのお話も印象に残りました。私は食べ物で唯一トマトが苦手で、これは生まれつきのもので、遺伝的なものだと思っていました。しかし、そうではなく、第一印象、雰囲気、経験という育った環境で好き嫌いが生まれることに驚きました。また、好き嫌いの多さは、その人の何が関連しているのか、多い人の共通点などを調べてみたいと思いました。
 普段当たり前のように感じている味覚をここまで知りたい、調べたいと思えば、自分や周りに役立つことがたくさん見つけることができるんだなと思いました。私も何事も当たり前と思わず、少しでも疑問に思ったら調べ、考える探究心を強く持ちたいと思います。



Dさん 

 私は今まで味覚に対してあまり興味はなかったのですが、講義を聞いてとても興味が湧きました。普段から気にしたことがなかったのですが、知れば知るほど面白かったです。
 あの日初めて存在を知って食べたギムネマは本当に不思議でした。甘味が感じられなくなるなんてことは今まで生きてきて一度もなかったので、正直信じられませんでした。しかし、本当に砂糖が甘く感じられなかったとき、違和感とまずさでいっぱいでした。さっきまで甘かったのにと思いつつも、同時に「人間の舌はこうも簡単に騙されてしまうのか」とも思いました。
 次に食べたミラクルフルーツは酸っぱさを甘く感じさせてくれるのがよく分かりました。この大きな変化には本当に驚かされました。そして、大きな可能性を感じました。「こんなに簡単に味覚が変えられるのなら、もっと他に利用できるのではないか」と。講義でもあったような、糖分は控え目でミラクルフルーツを食べることで甘く感じるお菓子以外にも使えると思います。例えば薬を飲むときに子供が飲む粉薬は口の中に残りやすく、うまく飲めずに溶けた状態で口内に残った場合、この原理を応用できればと思いました。これは私が「できたらいいな」と思って考えたことなので、実現できていないなら実現できたらいいなと思います。



Eさん 

 今まで味覚について興味を持ったことがなかった私にとって、この講義はとても衝撃的なものでした。
 始めは味を感じなくなるなんてことが本当にあり得るのだろうかと半信半疑でしたが、ギムネマを食べてチョコレートを食べると本当に一切甘味がなく、泥を食べているようでした。甘味を感じない仕組みがとても面白かったです。
 島村先生の「鍵と鍵穴」に例えた説明が印象に残っています。私は今まで味は舌の部分分で感じる味が違うと思っていました。そのため、今回の講義で味の感じ方を知り、さらにはギムネマにはなぜ甘味の味蕾をふさぐ作用があるのだろうかなど、味覚、ギムネマに興味を持つことができました。また、人間だけではなく、他の動物の味蕾の数もとても興味深かったです。その中でもナマズは本当に驚きました。
 ミラクルフルーツは酸味を甘味に変えるため、とても感激しました。普通ならば酸っぱすぎで飲めないポッカレモンも何杯もおかわりできるなんて、自分の体ながらとても不思議でした。さらにミラクルフルーツのタブレット化が成功して、それが人間の体についても新しい発見につながると思います。
 しかしながら、ギムネマとミラクルフルーツ、人間の味覚の仕組みを知っていなければ、今後につなげることはできないので、もっと多くの人に知ってもらい、植物がどれだけ人間の役に立つのかを考えていきたいと思いました。



Fさん 

 今までギムネマやミラクルフルーツの存在を知りませんでした。味覚については考えたこともありませんでした。しかし、今回島村先生が味覚について講義して下さり、とても興味を持ちました。島村先生の講義を先に受けた友達が「本当にすごい」と言っていました。これを聞いてワクワクしていました。
 講義が始まり、島村先生がどんなに凄い人なのか分かりました。みんなが知っているような番組などにも監修・出演されており、色々な学校で講義をされている方で、商業高校は初めてと聞き、良い印象を持ってもらえたらすごく嬉しいです。
 最初はギムネマの実験をしました。チョコと砂糖が甘くなくなり、島村先生の説明を聞いてなるほどと思いました。弟にも実験させたいです。次にミラクルフルーツの実験でレモン入りヨーグルトとグレープフルーツジュースがどうなるかというものです。そのままで飲んだらとても飲めませんが、ミラクルフルーツを食べてから飲んでみると、酸っぱくなかったです。ポッカレモンを2回もおかわりしてしまいました。
 初めてギムネマやミラクルフルーツの存在を知り、味覚の事もよく分かりました。島村先生の講義は楽しかったです。