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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2013/12/10に実施した岐阜県立坂下高等学校 生活科学科 1・2・3年の皆さんのレポートです。

講演風景1 講演風景2


1年2年3年


■1年

Aさん 

ギムネマはインド原産の植物で、日本では生きているギムネマを見ることができないので、貴重な体験をしたと思いました。ただの葉っぱで味覚なんてそんなに変わらないだろうと思っていたら、本当にチョコレートが砂っぽい味になって驚きました。
 あと、味蕾という言葉を初めて聞きました。ナマズに約20万個の味蕾があることに納得しました。ミラクルフルーツの試食体験はとても貴重な体験をしたなと思いました。



Bさん 

 食べ物などの味は味蕾で感じていることを初めて知りました。私はずっと昔の味覚地図の通りに味を感じていると思っていました。しかし、それは間違いで、舌全体で味を確かめていることが新たに分かりました。
 人にとっての味覚は5種類あり、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味で、辛味は「体性感覚」であり、味覚には入らないことに驚きました。確かに辛い物を食べるとき、指にそれが付くと、指先もしびれる時があることから、納得することができました。
 レモンの主成分はクエン酸で、ビタミンCではないと聞いて、とても驚きました。
 今回の講演を聞いて、自分が今まで間違えていた知識を新しく知ることができたのでよかったです。



Cさん 

 今回の講義で人の味覚について詳しく知ることができました。私は今まで味を感じる仕組みを知らなかったので、それぞれの味によって感じる味蕾が違うことに驚きました。それによって、ミラクルフルーツやギムネマを食べた時に味が変わる仕組みが分かり、とても面白かったです。
 また、人にとってのおいしさに「情報に基づくおいしさ」があり、人間は情報に大きく影響されていることを知りました。
 今まであまり考えたことのなかった味覚について知ることができて良かったです。



Dさん 

 味は舌全体で感じていることにも驚いたし、味蕾という器官があったことも知らなかったので、とても勉強になりました。赤ちゃんやナマズなど、自分を守るために味蕾を多く持っており、ナマズは体全体にあるなど、その生物によって味蕾の数・場所・役割に違いがあることに驚きました。
 「辛味」が味覚ではないことはびっくりしたし、日本人が「うま味」を発見したことを少し誇らしげに思えました。
 ギムネマやミラクルフルーツのおかげで、チョコレートが苦いバターみたいに感じたり、ポッカレモン100が甘く感じたことはとても楽しいと思いました。




■2年

Aさん 

 以前、ギムネマ茶を飲んで砂糖をなめてみたことがあり、その時も砂糖が甘くなくてざらざらだけでびっくりしました。今回、ギムネマの生の葉を使って実験しましたが、チョコが甘くなかったのですが、口の中の奥の方が甘くなっていたので、味は舌だけでなく上あごやのどでも感じているという事が分かって納得しました。
 また、大人の味蕾の数より赤ちゃんの味蕾の数が多いことにびっくりしましたが、島村先生の説明を聞いて、なるほどと思いました。
 そして、辛味が味に分類されていなかったので不思議に思いましたが、「甘いものを手に塗っても味はしないが、辛い物を手に塗るとヒリヒリすることから味ではない」という先生の説明が心に残りました。



Bさん 

 今回、ミラクルフルーツ、ギムネマ、味覚全般について島村先生に色々と教えていただき、好き嫌いの原因が第一印象や雰囲気であったり、人にとってのおいしさは4つに分類できるなど、味覚についてのたくさんの事を知ることができました。
 味覚にもいろいろな種類があり、不思議に思ってそのままにしていたことが知ることができたのでよかったです。



Cさん 

 今回縦割りLHRでミラクルフルーツとギムネマの講演を聞いて、初めて聞いたことだらけでとても興味深かったし、島村先生が大学の先生ということで、大学の授業ってこんな感じなんだなと思いました。
 島村先生が言っていた「味を感じることはありがたいこと」ということが、確かになぁと思いました。普段は味を感じることなんて当たり前で深く考えた事がなかったけど、味覚障害の方は味をうまく感じれないと思うと、大切なことなんだなぁと改めて考えさせられました。とても有意義な講演でした。



Dさん 

 今日は、ミラクルフルーツとギムネマの講演でいろいろと知りました。味蕾の数が人間、ウサギ、ナマズなどそれぞれで違うってことが分かりました。人間でも赤ちゃんの方が大人よりも味蕾の数が多いことが分かりました。
 別腹の話では、今まで「デザートは別腹」って使っていたけど、やっとその本物の意味が分かって面白かったです。脳が胃に早く内容物を小腸に押し出せという指令を出して、少しだけ確保できた空間が別腹だというのはびっくりしました。
 実験では、ギムネマを噛んでからチョコを食べると全然チョコらしい味がしなくて不思議でした。ミラクルフルーツでは、酸っぱい食材が甘くなっていて食べやすくなっていて面白かったです。




■3年

Aさん 

 味を感じるには水に溶けるか否かがとても大切だと分かった。味覚地図はよく言っている人がいるが、5基本味専用の味蕾がそれぞれ存在することが分かった。また、人間の五感をフルに使っておいしさを感じていることから、五感のどれか1つが調子悪いと味覚に影響があることが分かった。例えば、赤ちゃんなど判断能力が発達していなかったりする場合、味蕾によって身を守る(体に害のあるものを飲み込まない)仕組みになっているには驚いた。生き物によって進化の仕方に違いがあることも納得した。別腹も人間と猿にしか存在しないのも分かった。
 辛味を和らげるには口の中を冷やすことが大切で(辛味の強さに変化があるのは43℃なので)、この仕組みはこれからも使えると思った。そして、辛味は味覚ではなく「体性感覚」であることも新しく知識として身につけることができた。
 人間にとっての味覚は「経験と学習」であり、好き嫌いが生まれるのに大きく結びついていることも分かった。情報に頼りすぎている人たちが多すぎることと、自分もその1人に当てはまると感じたので、納得することがたくさんあった。正しい情報を取り入れたいと思う。



Bさん 

 自分の体なのにたくさん知らないことがあり、とても面白かったです。
 人が生まれた時の体がジャングルで狩りをしていたころの体が引き継がれていることに驚きました。子供が苦い野菜を嫌がる理由もここに起因していることにも驚きましたし、とても感心しました。そこまで考えられて形成されている人体ですが、それまでの過去の歴史を垣間見たような気になりました。
 舌全体で味を感じるというのは知っていましたが、のどや上あごにも味蕾があることは驚きました。
 たくさんの驚きや「へぇ!」があり、充実した良い時間だったと思います。ありがとうございました。



Cさん 

 今回、島村先生の味覚の講義を聞き、初めて知ったこともありましたし、「私も前からそう思っていたなぁ」と共感したところもあり、普段食事の際に当たり前のように感じていた味覚でしたが、奥が深いという事を知りました。
 味覚は単に舌だけではなく、脳や心ともつながっていて、影響があるという事も改めて分かり、人にとってのおいしさの項目を見ながら、私が普段食事の時にどんなことを考えているかなと自分の経験を振り返ることができました。
 また、ミラクルフルーツとギムネマといった貴重な味覚体験もできて、よい経験になりました。これからも味・心・脳が「おいしい」と思えるような楽しい食事をできるようにしたいと思いました。



Dさん 

 今回、島村先生のお話を聞いて、人がどうやって味を感じているのかが分かったし、動物は人より味蕾が多いものもいるが、逆にヘビやニワトリのようにほとんど存在しない動物もいることが分かりました。
 そして、私が今まで味覚の1種類であると思っていた辛味が味覚でないというのが驚きでした。味覚は甘味、塩味、酸味、苦味、うま味で、うま味は日本人が発見して1985年に国際的に認められた味という事を知ることができました。
 ギムネマとミラクルフルーツを食べてみて、さっきまで酸っぱかったものが甘く感じられたり、甘いはずのチョコレートが甘味を感じられず、変な感じがしました。
 初めて知ることや体験することが驚きの連続で、とても面白かったです。