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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2013/08/21に実施した愛知中学校2年 1〜5組の皆さんの感想です。

講演風景1 講演風景2


1組2組3組4組5組


■1組

Aさん 

 味蕾で味を判別することを初めて知って、食事の時にそれを考えながら食べるようになりました。人間だけにギムネマの味覚変化や、人間とサルだけにミラクルフルーツの味覚変化が起こるというのは不思議に思いました。
 動物では、草食動物と肉食動物で食べ方が違うということに驚きました。しかも、動物にとってのおいしさとは『生きていく上で役に立つものがおいしい』というのが違和感を感じました。人間はおいしいから食べるという感覚だと思うので、人間と動物の味覚がこんなに違うことを知ったからです。
 授業の中で島村先生は何回か、『味覚障害』という言葉を口にされました。ギムネマの実験で、それがとてもかわいそうな病気だということがよく分かりました。味覚についてたくさん知ることができた日でした。



Bさん 

 ナマズの味蕾が体の表面にあり、敵やえさの味を皮膚で感じていたり、蝶の味蕾が手にあって、卵を産むときにその葉に毒があるのか、ないのかを味で判断したりするなど、今回の講演で 教えてもらったことに驚きました。
 また、舌で味を感じる仕組みがよく分かりました。小学校の頃、味覚地図を見て、本当にその部分だけで、その味を感じているのかと実験をしたことがありましたが、結果は舌のどこでもしました。これは何故だろうと今まで思っていたのですが、今回の講演で、謎が解けました。
 ギムネマの実験では、ものすごく甘かった砂糖が砂を噛んでいるような感じに変わりました。
 ミラクルフルーツの実験では、酸味が強かったヨーグルトがすごく甘く感じて不思議でした。
 とても興味深いお話や実験をさせてもらい楽しかったです。



Cさん 

 この講演が終わって、最初の感想は『なぜだろう』でした。味覚の仕組みを説明していただいて、それを真剣に聞いて考えていました。でも、実際に味覚変化の体験をしてみると、不思議でたまりませんでした。
 家に帰って、もう一度、配布資料を読みました。母に「味蕾での味の判別方法は鍵と鍵穴の関係だ」ということを教えたら、「いいこと教えてもらったね」と言われました。その日の夜にトマトがあったので、母に切ってもらい、ミラクルフルーツで試してみました。私はトマトの酸っぱいところがあまり好きでないので、とても期待していました。食べてみると、期待通り甘かったです。母に信じてもらえなかったので、余っていたミラクルフルーツを母にあげました。とても驚いた様子でした。
 講演の中で私が一番驚いたことは、味を感じるには唾液が必要であることと、味蕾が舌だけではなく、上あごやのどにもあることです。
 本当に素晴らしい体験ができました。ありがとうございました。



Dさん 

 今回、この味覚体験をし、すごく驚くことばかりでした。味を感じる仕組みは、唾液と食べ物の成分が混じって、水溶液になることが必要であること、赤ちゃんの方が大人よりも味蕾の数が多いということ、人にとっての味覚は5つの種類に分けられること、こういうことなんだと驚きました。
 また、好き嫌いは一番初めにその食べ物を食べた時の印象や、あまりよくない思い出、見た目が微妙であった時に、その食べ物が嫌いになってしまうというのは本当にびっくりしました。でも、逆にこのことを知ることで、嫌いな食べ物(トマト)を克服できるのではと思いました。
 動物の中には手に味蕾がある生き物もいると聞き、びっくりしました。
 ミラクルフルーツとなめた後、グレープフルーツジュース、ポッカレモン100を飲むとすごく甘く感じ、甘いグレープフルーツジュース、レモンもいいなと思いました。
 味覚体験講座を受け、本当にすごいなと思いました。今日はどうもありがとうございました。



Eさん 

 私はこの講演を受ける前、何かいっぱい試食できて、適当な感じで受講していれば大丈夫なんだろうと思っていました。
 しかし、講演を受けてみると、島村先生の自己紹介で、日本で栽培が難しいとされてきたミラクルフルーツの栽培法を確立し、全国で4万人以上に全員試食付の講演を行っていると聞き、超すごい人だと感じ、ちゃんとお話を聞くことができました。
 味蕾や味覚についてしっかりわかるように説明してくださり、辛味は味覚じゃなくて体性感覚といい、神経を刺激していると知ったときは、かなり驚きました。確かに、口の周りに七味とかがついたら、痛く感じます。
 あと、ナマズの味蕾が体中に存在するってありえないと思いました。そう思うと、他の動物の味蕾についても知りたくなりました。




■2組

Aさん 

 私は今まで味覚というものについてあまり深く考えたことがありませんでした。しかし講義を聞いて凄いなぁと思ったことが3つありました。
 1つ目は『人にとっての味覚』についてです。酸味や苦味などを最初に感じるというのは、やっぱり人間も動物と同じように実に危険を感じるものは反応しやすいようにできてるのだなぁと感心しました。また辛味は味覚ではなく神経を刺激するものだと言うのには驚きました。
 2つ目は『動物の味蕾の数とどこにあるか』ということです。環境や自分の身を守るために味蕾の数や場所が違う事はすごいなぁと思いました。
 3つ目はミラクルフルーツとギムネマです。水溶液になって味蕾で味が判別され脳に電気信号が伝えられますが、その電気信号を変えたりするのがすごかったです。このミラクルフルーツを使って糖尿病や肥満などの病気の方に対してお守りになるということを習いました。今後さらに役立ってほしいです。



Bさん 

 私は今日味についての実験をして、今まで『なぜ舌で味を感じるのだろう』という疑問を抱いたことがあったので、すごくよく理解することができました。でも母に舌の味を感じる場所は甘味や酸味などそれぞれ違うということを今まで教わっていたことがあったので実験をすればわかることを今までの研究者はなぜしなかったのだろうと思います。
 ギムネマは甘いものを甘く感じなくさせると言うことを聞いて最初は疑っていました。でもびっくりするくらいチョコレートがまずくて、これなら甘いものが嫌いなるため糖尿病の方などに手助けとしてお勧めできるのではないかと思います。
 ミラクルフルーツは大きな種が入っているフルーツだけど、それをタブレットにしたら誰でも簡単に使えると考えるところが本当に素晴らしいと思うし、楽しむだけでなく困ってる人を助けようとする先生の意志を私も将来まねしたいと思いました。
 驚いたことは、なまずは濁っている水の中で住んでいるため目が良い必要がないため、食とするものを見つける方法が人間の舌にもついている味蕾というものが体全体に20万個あり、それを使って食べているということで、動物はそれぞれの生活スタイルによって違っているんだなと思いました。私は今回講演を聴かせていただいて、他人のやっていないことに挑戦するということはこれまでは怖いし、この先どうなるかわからないためやりたくないと思っていましたが、色々なことに挑戦することで私の将来の夢である人にある人の役に立つ仕事につきたいということに近づいてくるかなと思いました。将来は島村先生のように人に説明ができるぐらいいい納得させられることを発見してみたいです。本当に楽しくてためになりましたありがとうございました。



Cさん 

 私は以前、雁宿小学校で先生の講演を聴いたことがありました。しかし、小学校で習った時より詳しく理解でき楽しかったです。味蕾によって味が感じられ、脳で電気信号として判断されるので、ソムリエなど料理関係の仕事に携わっている人は味蕾の多い人だと思っていたけれど、そうではなく、脳を鍛えることで味に敏感ということを聞き、なるほどと思いました。また味蕾は舌だけでなく上あごやのどにもあることがわかり驚きました。
 味蕾の数が減ると味は分からなくなってしまいます。こうして発症した味覚障害の原因は加工食品やファストフードの頼りすぎです。どうしても簡単で美味しい加工食品を食べてしまうのは仕方がないことだと思います。しかし味覚障害にならないために、味覚障害というものがどういう病気であるのか、なぜ発症するのかということを理解し、食生活を少しでもいいから改善することが大切だと思いました。また料理の楽しさや食への感謝の思いが人間をつくるのではないかと思いました。だから私たちは今日教わったことを家族に伝え一時的に味覚を変える体験をしてもらうことが大事だと思いました。



Dさん 

 僕はミラクルフルーツはなんとなく知っていたけれど食べたことがなかったので、ずっと味覚体験を楽しみにしていました。
 今日初めて知ったことは味蕾と言うもので味を判別しているということです。あと人間や他の生き物大人と赤ちゃんによって味蕾の数が違うこと、さらに生き物によっては味蕾の場所が違うと聞いて、すごいと思いました。また味の判別方法を鍵と鍵穴の関係に例えるという説明が分かりやすかったです。
 近年若者の間で『味覚障害』というものがあり、加工食品やファストフードに頼ると発生しやすいというのを聞いてびっくりしました。これから少しずつ気をつけていきたいと思いました。
 ミラクルフルーツは種があって食べにくいということでタブレット化したのもすごい発明だなと思いました。レモン入りヨーグルトとグレープフルーツジュースをミラクルフルーツを食べた後に飲んだら、少し酸っぱさがやわらぎました。家に帰って姉にミラクルフルーツを食べてもらって、その後にグレープフルーツジュースを飲んでもらったら、「グレープフルーツジュースが甘くなってる」と言って驚いていました。今回の体験で僕は味覚や食に興味を持ちました。



Eさん 

 私はミラクルフルーツという言葉だけは知っていましたが、どうして酸っぱいものが甘く感じるのかが分からなかったので、この講演を聞いて味が変わるのはミラクリンというミラクルフルーツに含まれている物質が味蕾の中に酸っぱい酸と一緒に入ることで甘く感じられるということを知りました。
 またギムネマは聞いたことも見たこともなかったので、甘味を感じさせないという効果があると知ってびっくりしました。ギムネマは甘味を感じる味蕾をふさいでしまうなんてすごいと思いました。だからギムネマを舌にこすりつけた後にミラクルフルーツを食べてもギムネマの効果に負けてしまうということにすごく納得しました。私はこの講義を聞いてどのように味を感じているのか、またミラクルフルーツとギムネマの仕組みについてよくわかりました。本当に楽しかったです。




■3組

Aさん 

 今回の味覚体験講座によって、今まで以上に味覚に興味を持ちました。また食べ物の味を感じることができることがとても大切なことだと気づきました。そしてたくさんの味覚の不思議があることに驚きました。
 まずギムネマの葉を食べた後に砂糖を食べましたが、甘くありませんでした。またミラクルフルーツを食べた後にレモン入りヨーグルトとグレープフルーツジュースを飲みました。酸っぱかったはずのものが甘くなり、とてもびっくりしました。
 まだまだたくさんの不思議なことや驚くことが自分の身の回りにあると思います。それを今回の経験を活かしながら新たな発見につなげて行けたらいいなと思いました。また味を感じるという当たり前のことの大切さを実感しました。食べ物を味わって食べていきたいなと思いました。



Bさん 

 僕は島村先生の講演を聴いでギムネマやミラクルフルーツはとても面白い植物だと思いました。特にギムネマは先生の言う通り、お菓子がまずくなるので間食をしなくなりそうだし、糖分の吸収を腸で抑えてくれるそうなのでギムネマの苗が欲しいと思いました。またギムネマと同じ効果のあるナツメやケンポナシという植物も日本にあるということを教わり、こういった味覚に関する植物に興味を持ち、植物を研究する研究会やミラクルフルーツやギムネマを使った薬などを作る薬剤師になってみるのもいいなと少し考えるようになりました。
 とても興味深く楽しい講座をありがとうございました。また先生の授業をもう一度受けてみたいと思います。また愛知中学校に来てください。



Cさん 

 今回講演していただきありがとうございました。さらに貴重な体験もさせていただき、とても楽しかったです。実は私、味覚体験をすごく楽しみにしていました。私は小学校の時テレビでミラクルフルーツのことを知りました。そして中学校1年生の時3年生が味覚体験をしていると聞き、担任の先生に来年私たちもできるんですかと聞いた思い出があります。
 そして講義を受けて感じたこと考えたことなんですが、私は酸っぱいものが苦手なんですがミラクルフルーツを食べれば甘く感じられますよね。そこで私が普段取れていないすっぱい物に含まれる栄養をたくさん取れると思います。それってすごいことですよね。ミラクルフルーツが手軽に手に入るようになってさらにさっと使えるようになれば、もっとすごいと思います。私は講義が終わった今も想像をふくらましてわくわくしてたまりません。楽しい講義をありがとうございました。



Dさん 

 ギムネマってどんなものかと思っていたら葉っぱが出てきて、この葉っぱが甘さをなくすのかと思いました。それも結構小さいサイズで甘さがなくなり、おもしろいなと思いました。ギムネマを食べた後はチョコレートが全然甘くなくて、何を口に入れたかわからなくなるくらいでした。
 ミラクルフルーツタブレットは意外と甘くて、その後食べた酸っぱいものに甘さが出てきておいしかったです。
 ミラクルフルーツやギムネマの仕組みを聞いてすごいものがあるんだなと思いました。味蕾は6,000個から9,000個あると聞いて自分の舌にもそんなにあるのかと思いました。また赤ちゃんには1万2,000個あるから、薄味でいいんだなと思いました。うま味というものは日本人が湯豆腐を食べて見つけたと聞いて、日本食はすごいなと思いました。先生のすごくわかりやすい解説と実体験を交えた面白い講義だったと思いました。またやってみたいです。



Eさん 

 舌には味蕾がありその一つ一つによって味が判別されていることに驚きました。私は味を感じるのは舌全体の一箇所だと思っていました。
 味覚の話では、うま味はなぜ苦味や酸味よりも感じにくいのだろうと思いました。他にも好き嫌いのことなど日常的な話があり、面白かったです。
 ギムネマとミラクルフルーツを使っての実験は、実際にやってみないとわからないものだと思いました。ギムネマは体に良いものだと知ったけれど、甘味を感じることができないため、しんどいなぁと思いました。
 ミラクルフルーツは信じられなかったけれど実際にやってみて、味の違いがよくわかりました。この性質を使って酸っぱいお菓子を作るのは面白いなぁと思いました。そのお菓子ができたらミラクルフルーツを使って食べてみたいです。そして、ギムネマやミラクルフルーツを使った実験は、日常では体験できないことなのでとても不思議で面白かったです。




■4組

Aさん 

 今回はミラクルフルーツとギムネマについて教えていただきました。この2種類の植物の試食やスライドでの説明から、味覚について興味を持って聞けました。
 私がいちばん驚いた事は、いろいろな動物の味蕾の数についてのお話です。ナマズの味蕾の数は20万個ととても多くその理由が目が見えないから。住む場所や性質によって味覚もいろいろな使われ方があるのだと思いました。またミラクルフルーツについて、昔何かの本で酸っぱいものが甘くなると言う事は知っていたもの、その理由や仕組みは全く知りませんでした。今回の授業では図で説明してもらったので正しく知ることができました。
 家に帰って家族に今日の授業のことを話したら、家族も「味覚って面白い」と言っていました。
 そして味覚障害の話も聞くことができました。味覚は大切なもので、ギムネマを試食していつもチョコレートがあんな事だったらと考えると味覚障害なりたくないなと思いました。亜鉛を多く含む食品を食べて気をつけたいです。今日は味覚について教えてくださりありがとうございました。



Bさん 

 私はなぜ大人は苦味をおいしく感じるのか不思議に思っていました。お父さんのコーヒーを少しもらったことがあり、苦すぎて全く飲むことができませんでした。しかし苦味は毒のシグナルとして頭に入るけれど、経験と学習によって苦味がおいしく感じるようになると聞いて安心しました。大人はほとんどの人が朝食などでコーヒーを飲んでいるようなので、大人になったらやっぱり飲まないといけないのかなあと心配していました。でもこの話を聞いて自分も経験と学習積み重ねれば飲めるようになると思い安心しました。
 ギムネマを食べてから砂糖を食べた時の味のなさににすごく驚きました。この実験により私は味覚障害の怖さがよくわかりました。毎年24万人日本で味覚障害を発症しているなんて全く思いませんでした。ファストフードや加工食品をあまりとらないように注意していきたいなと思いました。
 私には好き嫌いがたくさんあります。お母さんに直しなさいと言われても全く直すことができません。しかし、いずれ食べなくてはならなくなると思うので、頭の中の考え方を変えたり、自分が直そうと思います。
 ミラクルフルーツを食べた後、グレープフルーツジュースの味の変わり方に、ものすごく驚きました。本当にすごいと改めて思いました。2粒もらったので家に帰って弟にあげて、レモンを食べてもらいました。ものすごく驚いていました。これを使って人の命を救ってあげたりすることができたら本当に良いと思います。タブレットは種がなくて食べるのも面倒じゃなかったので良かったです。すごく面白い授業でした。



Cさん 

 今回の授業では初めて聞くことばかりで、とても楽しく聞かせてもらいました。1番の驚きは、好き嫌いは第一印象、雰囲気、経験が関係していたことです。僕の妹はハンバーグを泣きながら食べるぐらい、好き嫌いが激しくて、多分雰囲気が関係しているのだなと思いました。僕は野菜がほとんどだめで、今がんばって克服しているところです。
 僕は今まで味蕾というのは舌にあるものだけだと思っていましたが、上あごやのどにもあることを初めて知りました。先生が解説してくださったように、炭酸を飲んだ後のスッキリ感はのどにも味蕾があるからなんだと思いました。もしのどに味蕾がなかったら、多分炭酸飲料はなかったと思うので、のどに味蕾があって良かったと思います。
 家ではお土産にもらったギムネマとミラクルフルーツのタブレットを早速、母と妹に食べてもらいました。ギムネマは母に体験して貰いたくさん砂糖の入ったコーヒーを飲んでいるのに「苦い」と言ってびっくりしていました。妹にはミラクルフルーツタブレットを使ってレモンを飲んでもらいましたが、全部飲み干しておかわりと言っているほど喜んでいました。先生の授業はまたいつか受けてみたいなと思いました。ありがとうございました。



Dさん 

 味覚体験講座では甘いものを甘く感じさせなくするギムネマ、酸っぱいものを甘く感じさせるミラクルフルーツを体験しました。
 今まで味はどうやって感じるかなんて考えたこともなかったけれど、味蕾や『鍵と鍵穴の関係』などを聞いてすごく興味深かったです。でもいちばん驚いたのは、ナマズの味蕾がものすごく多く、敵から逃げたりえさを探すのに使っているということでした。そんなにもたくさんの味蕾があったら、ものすごく苦かったり、まずいものを食べてしまったときに取り返しのつかないことになってしまうんと思って少しぞわっとしました。やっぱり味蕾の数は人間が持っている位がちょうどいいかなと思いました。
 あともう一つびっくりしたのは、うま味という味の種類を日本人が発見したということです。イノシン酸やグルタミン酸など明治時代の技術でそういったものを発見できたなんて日本人はすごいなと思いました。また酸っぱいものを甘く感じさせるミラクルフルーツを利用して、肥満の方や糖尿病患者等のお守りに役立てようとする発想力にも驚きました。私だったら多分ミラクルフルーツの仕組みだけ調べるだけで、その応用法までは頭が回らなかっただろうと思いました。



Eさん 

 ミラクルフルーツもギムネマも初めて知りました。でもテレビで味覚のことを見たりしてきたので、甘く感じたり酸っぱく感じたりする仕組みがわかってよかったです。今まで味覚地図を信じていたのでびっくりしました。
 赤ちゃんの味蕾が成人より多いのは知っていたけれど、ナマズが20万個とか、いろいろな動物の未来の数を知り、わからないことがたくさんあるんだなと思いました。
 苦いものが毒のシグナルであり、慣れるには『経験と学習』が必要という事はなるほどと思いました。自分は好き嫌いがないので考えたことがなかったけれど、第一印象などで決まるというのは納得しました。辛いものは親が好きなので慣れましたが、体性感覚で43度以上になると一気に変わるなど考えもしなかったことをちゃんと科学的に教えていただいてありがとうございました。




■5組

Aさん 

 私は今回味覚体験をして、味を感じられる幸せを初めて知りました。1日3食の食事を一つ一つ感じられる。私の周りにはそんな人ばっかりだったので、味を感じられない人たちがどれだけ不便かを考えたことがなかったのですが、体験したことによって興味を持つことができました。
 ギムネマの残りを妹に試してみました。「なにこれ!?チョコが超苦いんだけど!!!」そう言う妹に先生が教えてくださったことを教えました。そしたら味を感じられない人ってかわいそうとつぶやいていました。その後にミラクルフルーツを食べさせてみると、「グレープフルーツめっちゃおいしい!!」とはしゃいでいました。
 糖尿病の方などは甘いものを食べられないので味だけでも甘く感じられるように、使われているんだよと教えてあげました。お母さんやお父さんにも今日体験したことを話すと、「味を感じることができて幸せだね」、「体に良い食生活をしなきゃね」と言っていました。今回の体験によって私も家族も、改めて自分たちの幸せを感じることができました。
 今まで自分のやりたいことがなかったのですが今回の体験によって味覚について学んでみたいという夢を持つことができました。これからいろいろ調べてみたいと思います。



Bさん 

 ダイエット中の人など、甘いものを食べれない人たちがミラクルフルーツを食べれば酸っぱい物でも甘く感じられるので、とても喜ぶと思います。それによって困っている人々を助けることができます。人を喜ばせたり助けたりできる素晴らしい食べ物だと思います。
 味覚障害体験をしてみて味覚障害の人たちはあんなに辛い思いをしているということがわかりました。甘い味を甘くない味にさせられてしまうのは何より辛いです。
 味覚は最重要で味蕾の数が多い動物がいることも驚きました。人間でさえ味覚障害になれば辛いのに、コアラなどの味覚が直接命に関わる動物が味覚障害になってしまったら、自分自身の命を守ることが難しいことだと思います。味覚は動物たちにとってなくてはならない大切なものだと知ることができました。
 大人が大好きなコーヒーなどとっても苦いものをなんで好きなんだろうと思います。でもやはり大人になれば好きになるということがわかりました。苦いもの以外にも辛いものもそうだと思います。私も苦手な食べ物はいくつかあります。見た目が原因です。あと味とにおいです。お母さんに調理法を変えてもらって食べれるように頑張っていきます。味覚障害にならないように和食もたくさん食べるようにしたいです。



Cさん 

 ギムネマを食べた後のチョコレートは衝撃でした。甘さがないチョコレートになっていました。砂糖は砂を食べているような感じになりました。後でその仕組みを聞いたらとても納得しました。
 ミラクルフルーツはグレープフルーツジュースがすごくおいしかったです。ギムネマの説明を聞いたのでなんとなく仕組みは予想できました。そしたら合っていました。
 今までは本来の味から違う味に感じることがなかったので、とても不思議な感覚でした。その後の昼食は味について少し考えながら食べました。初めての体験でした。家に帰ってから家族にいろいろなことを話しました。いつも日常的に感じているものを深く考えたことがなかったので、講演を聞いてたくさん知識が増えました。ギムネマミラクルフルーツはとても驚きました。



Dさん 

 1番最初に食べたギムネマは糖分の味が感じなくなるので、砂糖が砂のような感触がしてチョコレートは粘土のようでした。とても不思議な感じがしました。甘味を感じる鍵穴がふさがって甘味がなくなるという仕組みはとても面白いと思いました。
 水溶液になることで味を感じるということも驚きましたが、『おいしい』や『まずい』という感覚は五感で感じるということに一番驚きました。
 この体験で味覚障害の患者は、このような場感じ方をしていたのを知って、このような病気にはなりたくないと思いました。日本だけでも24万人いるという事は、世界ではもっといるということになるので自分自身で防げることが知識があればできるのに、もったいないと思います。
 あと動物にとっての味覚は面白い話だと思いました。草食動物のコアラは動きが遅い分、毒があるユーカリの森の中で生活することで生き延びてきました。また20時間寝るのはユーカリの葉に栄養がないからということが納得しました。肉食動物のライオンは直接植物を食べれないので野菜ジュースのようになっている草食動物の小腸から食べるということを初めて知り、そして面白いことだなと思いました。あと別腹というのは人間と猿のみというのは驚きました。



Eさん 

 味覚体験をして、味覚がないとつらい、味覚を変える植物がある、この2つが教えて下さった中で心に残っていることです。
 ギムネマを食べた後のチョコレートは最悪でした。ただ苦いだけでした。でもミラクルフルーツを食べた後のレモン入りヨーグルトは最高でした。本当に感動しました。
 人間の味を感じる仕組みは『鍵と鍵穴の関係』に例えることができ、甘味の鍵は甘味の鍵穴にしか入らない。僕が知っていた舌の部分によって感じるんだと言う説は間違っていたということを知りました。今回の講演で知っておいてよかったです。
 味覚は動物にとっても深く関係があることを知りました。コアラは他の生物が食べると毒であるユーカリを食べて生きています。そのユーカリの森で生活するので長く生き延びているということを知り、確かにそうだと思いました。あとライオンが草食獣を食べる時、食べる順番があり栄養のある小腸や肝臓やすい臓から食べていることを知りました。
 あと、もらったタブレットであまり知られてはいませんが、おばあちゃんがすっぱいと言っていたBlackBerryを食べました。甘かったです。今回教えていただいたことが知らなかったことばかりでためになりました。