普段、何気なく感じている味覚について大変論理的に分かりやすい解説をしてもらい、とても興味深かったです。味を感じる器官「味蕾」も食べ物の安全について情報が少ない人間の赤ちゃんに12000個もあるが、経験や知識を持つ大人は6000〜9000個だというお話も大変おもしろかったです。
食べ物の好き嫌いについても、印象や食べている時の雰囲気、嫌な経験が大きく関与している事も、自分の嗜好や過去の経験と照らし合わせてみると、「なるほど」と思い出せる事も多く、自分の味への感じ方がとても整理された気持ちになりました。また、料理を作る上でも、何を食べた後に何を食べるとどうゆう味を感じるのか科学的に考える事が必要だとも感じました。
糖尿病の患者の方々にミラクルフルーツを食べてもらい、酸味を甘く感じてもらうお話も、料理の可能性を大きく感じさせるお話でした。