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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2012/05/09に実施した中部学院大学 リハビリテーション学部2年の皆さんのレポートです。

講演風景1 講演風景2



Aさん 

 今日の講義を聞いて私は、人にとっての美味しさは4つに分類できるという事に興味を持ちました。私は普段食物を食べて美味しいと感じていますが、その感覚には食物本来の味以外のものも関わっているという事がわかり、確かにそうだと気づかされた。確かに虫の幼虫を食べる文化があるところではそれが当たり前だから、幼虫本来の味が楽しめるのだと思う。しかし我々日本人のように虫を食べる文化がない国では、虫の幼虫の味を感じる前に気持ちが悪いとか嫌な食感がするといった考えが邪魔をしてしまうと思う。さらに食物の値段やブランドが高ければ美味しいと感じる事について改めて気づかされた。このように考えると人間は味覚を感じるという事に対して、結構曖昧なんだと感じた。
 さらに味蕾の役割がヒトと動物では違うと感じた。ヒトでは食物を食べる事を純粋に楽しむように味蕾が配置されているように思う。逆に動物では、食事を楽しむというよりは、食事の効率化を図ったり、自然の中でうまく生きていくように配置されたり、数が調整されているという事がわかった。特にハエの手をスリスリさせる理由が味蕾を磨くためだとわかった時には感動した。
 次に味覚修飾植物の今後の展開について考える。味覚修飾植物が医療の中で使用され始めたという事を島村先生はおっしゃっていましたが、私はこれをエンターテイメントの分野に活用できるのではないかと考える。先生がミラクルフルーツやギムネマの存在を知っているかクラスのみんなに質問した時に、知っていると手を挙げた人はいなかった。ということは世間では味覚修飾植物の存在や効果がほとんど知られていない事になる。そのことをうまく活用して私は味覚修飾植物をマジックに活用したい。このように味覚修飾植物を様々な分野に活用していく事で、世間に味覚修飾植物の面白さや、長所などをどんどんアピールしていってほしいと感じた。



Bさん 

 味覚についてあまり興味がなく、知らなかった事がたくさんあった。今まで当たり前に食べてきたもの全てに味があるという事を意識をしていなかったが、興味を持つようになった。自分の中で味の基礎的なものがあるから、甘いものは甘い、苦いものは苦いと当たり前のように食べてきたが、今回の講義でギムネマのように、甘味を無くす物や、ミラクルフルーツのように酸味を甘くする物で、同じ物で全く別の味に変わる事に驚いた。私自身の好き嫌いのメカニズムとして、食わず嫌い、(雰囲気)もあるが、嫌いになる大きな原因は、苦い物を食べて嫌いになる事がある。ピーマンなどのように、確かに苦いが何回も噛む事により、甘味が出てくる物もあるし、たまねぎのように炒める事により甘くなるような工夫次第で甘くなる物はたくさんある。栄養をバランスよく取るためには、このような味覚に負けない努力も必要だと感じた。味覚は食生活に大きく影響する。人は、苦い物やまずい物を進んで食べようとしないからである。しかし、苦味が強いものに限って栄養のたくさん入っている物は多い。だから、味覚を変えて栄養を摂るというのも1つの手だと思う。また、食事の時の環境も大切だと思う。普段は食べない野菜でも、バーベキューや鍋などでみんなで囲んで食べる事により食が進むと思うからである。1人で食べるのとみんなでわいわい食べるのでは、味覚は変わってくるのだと思った。
 人にとって食事というものは欠かせないものである。だからこそ美味しく食事をとるために、味覚は重要なものだと感じた。今回の講義を受けて、食について味覚について初めて知る事がたくさんあった。生きる上で必要となってくる食事だからこそ、大切にして味覚についての知識をもっと深めていきたい。



Cさん 

 1.講義で感じたこと、わかったことについて
 赤ちゃんは味蕾の数が多いというのは知っていましたが、大人になるにつれて数が減るのはなぜだろうと疑問に思っていましたが、それは大人になるにつれて情報や経験が増えるからと知って驚きました。味蕾が多い動物はナマズで汚れた川で住んでいるから舌が退化したんだとわかりました。また、ハエやチョウが手に味蕾があって、手で食べても大丈夫か判断するというのは驚きました。
 2.味覚修飾植物の今後の展開や味覚について知ることの重要性について
 糖尿病や肥満症が社会問題になっていますが、味覚修飾植物を使えば、甘いものが食べられないストレスを感じることを軽減できるかもしれないので、医療の現場で使えるようになるとすごくいいなと思いました。また、味覚について知ることによって味覚障害にならないために、ファストフードや加工食品を食べ過ぎないようにしようとか気をつけることができるし、好き嫌いもなおすことができるかもしれないので良いのではないかと思った。
 3.自分の意見・感想について
 味覚地図というのは見たことがあって、そうなんだと理解していましたが、間違いだと聞いて驚きました。うま味というのはよく料理で使いますが、口で何味か表現するのは難しいけど、人にとっての味覚として入っているんだと思って驚きました。うま味の相乗効果はすごく高いなと思いましたが、確かに昆布とか鰹とか日本の料理ではほとんど使っているし、自分でもよく使うなと思いました。好き嫌いの話で、私は好き嫌いがすごく多いんですが、子供の時は食べれたのに、大人になると食べれないものとかあるんですが、それは味覚と何か関係あるのかなと思いました。でも大人になるにつれて食べれるものはすごく増えたし、なおそうと思って頑張ったら食べれるようになったので不思議だなと思いました。子供の時より味蕾が減ったからかなと思うと少し残念です。自分の子供には好き嫌いを多くしたくないので一番はじめに食べさせる時の料理とかは気をつけたいなと思いました。



Dさん 

 今回の講義で味覚の面白さを体験することができた。舌にはそれぞれの味を感じてる味蕾があり、それぞれからの刺激が味となって脳に伝わっていく。つまりは、口の中に何もなかったとしても、舌に刺激を与えれば何かしらの味を感じるという事である。逆に口の中に物を含んでいたとしても、味蕾に障害を持つ人や味を伝える神経が断たれてしまった人は、味を感じることができない。これを味覚障害と呼ぶのだろう。また、味覚と嗅覚との関係についても興味が出てきました。鼻をつまんで食べると味が変わる、またはわからないという話を聞いたことがあるが、このことからも味覚と嗅覚は大きく関係しているという事がわかる。嗅覚だけでなく、視覚との関係も考えられる。例えばテレビなどで美味しい料理の番組を見ていた時に、ただのご飯が美味しく感じた経験がある。これだけでなく、見た目が美味しそうに見える料理は、本当に美味しく感じられる。目隠しをして鼻をつまみながら食事をすると味がほとんど感じられなかった。では、聴覚と味覚の関係はどうなのだろうか調べてみたいと思った。
 次に、味覚修飾植物についてだが、人間とサルのみに有効とされているが、これは味覚が発達している証拠である。味が変われば感じ方も変わってくる。好き嫌いがある子には、味が変わることを利用して、嫌いな食べ物に慣れさせるという事も可能である。また、食事制限されてる人でも、味が変われば気分も変わって飽きることもなくなると思われる。今後の味覚障害治療に活用されてくると思われるが、使い方を間違えると危険な物もあるため気をつけなければならない。
 今回の講義では、酸味、甘味、苦味について学んだが、人にとっての味覚の中でどの味が最も強く感じられるのか、また、人が美味しいと感じる時どの味を感じ取ってそう感じるのか調べてみたい。



Eさん 

 今回の講義では同じ人類でも、人種や育ってきた環境、経験によって「おいしさ」は変化するという事を学ぶことができた。また9〜12歳の間で味覚の基礎ができるという事は初めて知った。外国の人々とは生活環境が違い、食文化の違いもある。しかし我々と同じ物を食べて「おいしい」と感じるのはなぜか?興味を持つことができた。同じ日本人同士でも好き嫌いはあるが、全員が「おいしい」と感じる食物はないと感じた。誰にでも好き嫌いがあり、食物の第一印象は同じではない。だからこそ、味覚というものがあるのだと思うし、味覚について知ることは重要なことだと感じた。赤ちゃんのときには味蕾が12000個あると聞いたが、それならば大人になった時よりも幼少期時代の「食」の方が大切であり、自分自身に与える影響が大きいと感じた。喉にも味蕾があることにすごく驚いた。例で炭酸が出てきたが、炭酸飲料が得意・好きな人もいれば、苦手・嫌いな人もいる。苦手な人の中には喉に通る時の炭酸飲料のシュワシュワ感が苦手だという意見がある。そのようにいう人たちは炭酸飲料の得意な人に比べて、味蕾に何か違いがあるのか?不思議に思ったが、別に障害があるとかそのようには思わなかった。
 今回、味覚について講義を聞き初めて知ることや豆知識的な物を色々聞けてよかった。私が知らないことを聞いたり、体験することで、私自身にも良い刺激になった。また味覚は人にとって大事な部分の1つであり「食」を楽しむ、ある種道具の1つだと感じることができた。