今日の講義を聞いて私は、人にとっての美味しさは4つに分類できるという事に興味を持ちました。私は普段食物を食べて美味しいと感じていますが、その感覚には食物本来の味以外のものも関わっているという事がわかり、確かにそうだと気づかされた。確かに虫の幼虫を食べる文化があるところではそれが当たり前だから、幼虫本来の味が楽しめるのだと思う。しかし我々日本人のように虫を食べる文化がない国では、虫の幼虫の味を感じる前に気持ちが悪いとか嫌な食感がするといった考えが邪魔をしてしまうと思う。さらに食物の値段やブランドが高ければ美味しいと感じる事について改めて気づかされた。このように考えると人間は味覚を感じるという事に対して、結構曖昧なんだと感じた。
さらに味蕾の役割がヒトと動物では違うと感じた。ヒトでは食物を食べる事を純粋に楽しむように味蕾が配置されているように思う。逆に動物では、食事を楽しむというよりは、食事の効率化を図ったり、自然の中でうまく生きていくように配置されたり、数が調整されているという事がわかった。特にハエの手をスリスリさせる理由が味蕾を磨くためだとわかった時には感動した。
次に味覚修飾植物の今後の展開について考える。味覚修飾植物が医療の中で使用され始めたという事を島村先生はおっしゃっていましたが、私はこれをエンターテイメントの分野に活用できるのではないかと考える。先生がミラクルフルーツやギムネマの存在を知っているかクラスのみんなに質問した時に、知っていると手を挙げた人はいなかった。ということは世間では味覚修飾植物の存在や効果がほとんど知られていない事になる。そのことをうまく活用して私は味覚修飾植物をマジックに活用したい。このように味覚修飾植物を様々な分野に活用していく事で、世間に味覚修飾植物の面白さや、長所などをどんどんアピールしていってほしいと感じた。