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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2008/11/21に実施した実践女子大学 生活科学部 食生活科学科3年の皆さんのレポートです。

講演風景1 講演風景2



Aさん 

 ミラクルフルーツは今までにテレビで数回見たことがありました。正直な感想は「そんなに味が変わるのだろうか。大げさに反応しているのではないか。」というものでした。しかし、今回の講義でギムネマの苦い葉を口にし、砂糖を食べるとザラザラとした味のない砂糖に変わり、チョコレートを食べるとカカオの苦味だけを感じました。自分自身で味が変わるのを実際に体験し、大変驚きました。
 また、味覚についてのわかりやすい講義は大変参考になりました。今後社会に出て、官能評価などをする機会があったら、食育を行う機械があったら、と言うことを念頭に置き講義を聴きました。講義を聴き、改めて味覚の重要性、そして食べることの重要性を確認することができました。
 また、ミラクルフルーツなどの味覚修飾植物が、糖尿病患者や肥満の改善など医療の分野で応用され、今後が期待されているということを初めて知り、とても興味を持ちました。現代の社会問題ともいえる、糖尿病などの生活習慣病や肥満などをミラクルフルーツなどの味覚修飾植物によって改善することができれば、症状に苦しむ患者を少しでも減らすことができれば、医療においても食品においても大きな進歩になると思います。今後どのように味覚修飾植物が活躍していくのか注目したいと思いました。
 今回いただいたミラクルフルーツのタブレットを持ち帰り、友人と試しました。友人はとても驚いており、味覚やミラクルフルーツなどに興味が沸いたと言っていました。一人でも多くの人に、食品のことや、ミラクルフルーツなどのことをよく知ってもらいたいと思いました。
 このたびは貴重なお話をありがとうございました。



Bさん 

 実験中にやったギムネマの味覚実験は大変不思議な感覚でした。チョコレートは全く甘くないし、砂糖は砂のようでした。味覚についての講義を聞いて、味覚の世界は奥が深いなと思いました。単に舌にある機能によるものではなくて、子供のころ楽しかった記憶や辛かった記憶も関係していることを知りました。子どもが偏食にならないためにも小さいころからの食事には気をつけなくてはいけないと思いました。
 また、味覚を変化させる果物や、実・葉などが多くの種類があることに驚きました。私が知っていたのはミラクルフルーツだけで、実は実験で使用したギムネマも知りませんでした。それぞれ効果はありますが、すべて甘味に関っていることに気がつきました。他の塩味・辛味・苦味・旨味などに反応する果物などはないのでしょうか。私は苦いものが得意ではないので、苦味を甘味に変えるものがあればいいと思いました。
 それから、それぞれの味に働きがあることにも驚きました。特に苦味は毒物のシグナルと言うことを知り、人間の機能はしっかりしているなぁと感心してしまいました。。まだ判断能力の低い赤ちゃんのおもちゃに苦味成分が塗ってあると知り、大変素晴らしいアイデアだと思いました。
 講義でいただいたミラクリンのタブレットをレモンで試したところ、確かに甘く感じました。普段なら酸っぱくてとてもレモンをかじることなんてできないのに、甘さが癖になり何度も噛んでしまいました。レモンをかじっているなんて、とても変な感覚でした。でも、タブレットが口中に行き渡ってなかったので、所々が酸っぱかったです。
 貴重な体験となりました。ありがとうございました。



Cさん 

 とても楽しい講義でした。味を感じる仕組みについては授業で習ってはいましたが、詳しいことは知りませんでした。まず味覚地図は間違いだということに驚きました。小さい時から味覚地図の話を何度か聞いたことがあるので信じていました。未だに味覚地図を正しいと思っている人も多いと思います。ナマズの味蕾は体全体にあったり、ハエは手や足に味蕾があったりと、うまくできているなと思いました。
 ライオンは肉食ですが、ちゃんと獲物を食べる順番が決まっているのですね。筋肉以外の部分も全て食べることで栄養のバランスが取れているのだと思います。肉食動物だけでなく、寒冷地で作物が育ちにくい環境に住んでいる人々も同じようにして栄養のバランスをとっているのかなと思います。
 好き嫌いのメカニズムはよくわかりました。確かに、ピーマンなどの苦いものや酢の物などが苦手な子どもは多いと思います。しかし、苦味や酸味は毒のシグナルであるので、無理に食べさせなくてもいいと思います。味付けを子ども好みにしたり、油を多く使って食べさせようとしなくても周りの大人がおいしそうに食べる姿を見せておけば、きっと食べられるようになるのではないかと思います。
 ミラクルフルーツやギムネマについては、テレビ等で知っていてぜひ体験したいと思っていたので嬉しかったです。ギムネマは、ほんの少ししか食べなかったのですが、砂糖の甘さが全く感じられる砂のようでした。チョコレートはカカオ99%のものを食べたことがあるのでまだマシでしたが、不思議な感じでした。ミラクルフルーツはレモン果汁で試してみましたが、本当にレモンジュースのように甘くなりました。
このような味覚修飾植物を医療現場で活用するということはとても良い考えだと思いました。糖尿病患者だけでなくダイエットに関心のある人々からも、大きな支持を受けると思います。和菓子もぜひ実現するといいですね。商品化したら買います。
 最後に、16歳からこの研究を続けられているということで凄いと思いました。ぜひ見習いたいと思いました。



Dさん 

 私は、ミラクリンについて学んだ時とても感動しました。
 今まで、味覚があることは当たり前だと思っていたので、それを失ったときのチョコレートの不味さは、本当に体験しないとわからなく、また、味覚の大切さを改めて気が付く事が出来ました。
 今は、子どもの中でも味覚障害になる子どもが急増しているという現実を子どもに認知させるためには、とても効果的な方法だと思います。
 実験はとても面白く興味を引く内容だし、ミラクリンが起こる理論もとてもわかりやすく子供から大人まで理解できると思います。また、タブレットを食べて実験をしたら、「ポッカレモン100」がリンゴジュースに感じてとてもおいしかったです。このタブレットは、酸味を甘味に変える力として多くの人が認知すれば、必ず現代の人に求められると思います。
 現代は糖尿病や、生活習慣病にとても効果があると思います。病気の人が食事を制限されることで、ストレスを抱いた時、このミラクリンを利用したお菓子やケーキがあるとストレスも軽減できるし、人間としての楽しみを得ることが出来るからです。だから、こういったミラクリンの活動を広めていき、より多くの人に食べる楽しさを伝えていけたら素敵だと思います。また、これからの社会では、ミラクリンを通して新しい食文化の歴史が見ていけると思います。
 お体に気をつけてこれからもミラクリンの素晴らしさを伝えていってください。
 貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。



Eさん 

 味覚については食生活科ということもあり、一年生の頃から様々な授業において学んできました。また、「ミラクリン」についても名前を聞いたことがあり、その性能についても大変興味を抱いていたため、今回の講義は非常に面白みのある内容でした。中でもサンプルを用いて会場にいる学生全員に試食をし、体験してもらった上で講義を行うという先生の授業スタイルには共感できました。
 ギムネマについては名前を聞いたことも口にしたことも無かったため、本当に食べられるものか不安はありましたが、口にしてその後チョコレートを食べてその感覚の変化に驚きました。カカオの苦い味のみで、砂糖はまるで砂をかむようでした。甘味という味覚がいかに大切なものであるかを実感しました。
 講義終了後、自宅にギムネマとミラクルフルーツタブレットを持ち帰り、家族にも体験してもらいました。ギムネマはチョコレート、砂糖に加えてマシュマロとクッキーを試してみましたが、マシュマロはただのゴムボールのような食感でクッキーも軽石のようでした。ミラクルフルーツはかぼすの果汁がまるで甘いジュースのように感じられ、酸っぱかったみかんが甘くなり、おいしく食べたことができました。家族も以前からミラクルフルーツをテレビで見て、気になっていたため今回のような機会をいただけたことに大変感謝していました。
 糖尿病患者をはじめとする生活習慣病改善のためにこの味覚情報物質が活用されつつあることを私も魅力的に感じました。
 今後も活動の幅を広げ、多くに人にこの研究のすばらしさ、応用力などを伝えていただきたく思います。食に携わる者としても、今回の講義内容を参考にして、日々の学問に生かしていきたいと感じています。
 ありがとうございました。