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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2008/9/18に実施した中部学院大学 健康福祉学科の皆さんのレポートです。

講演風景1 講演風景2



Aさん 

 講義を受けてまず最初に味を感じる仕組みについて、舌がザラザラしているのは、花の蕾のようにたくさんの穴のようなものがあるからだと知りました。その穴が鍵穴で食べ物の成分が鍵に例えることができ、それによって味を感じ判別することができるとわかりました。その花のような蕾は味雷であり、味雷は生き物それぞれ数が違い、人間でも大きくなればなるほど味雷は少なくなっていくと知りました。高齢者の方の味覚が衰えていくのはこのためなのだと思いました。また動物の中でも味雷の数は様々で、いろんなものを丸飲みにしてしまうヘビは味雷が2〜3個ほどしかなく、水の中で生きているナマズは、体の表面やひげに200,000個もの味雷がついており、その味雷でいろんなものを感じとっているのだと知りました。ライオンは、獲った獲物の食べる順番が決まっており、生きていく上で役立つもの、栄養になるものがおいしいと自然に身についていること、中でもコアラは敵からすばやく逃げることができないため、他の動物にとって毒であるユーカリの森で高い木の上で生活することによって身を守ってきたことを知って、動物が生き延びるために進化をしてきたことにとても興味を持ちました。
 今回の講義で食べたギムネマは、葉っぱ自体は食べるととても苦いのに、そのあと甘いものを食べると甘みを感じず、砂糖は砂を食べているかのようにザラザラとした感じがし、チョコレートはまるで粘土を食べているかのようでした。
 講義で、先生がそこから作られダイエット用の薬も開発されているとおっしゃっていて、以前携帯電話のサイトでギムネマを使ったダイエットの薬が販売されており、とても効果的であるとの内容が書いてあったことを思い出しました。ダイエットにとても興味があったのですが、ギムネマを知らなかった私は、嘘だと思ってしまいました。甘いものを食べてもこれだけおいしく感じないのであれば、甘いものに手を出したくなくなるし、確実にダイエットに効果があるだろうと興味を持ちました。またタブレット化されていることを知って、薬局などに売ってはいないのだろうかと興味を持ちました。ミラクルフルーツは、すっぱいものが嘘のように甘く感じました。そこですっぱいものが苦手な人や、ビタミンなどが足りてない人には、レモンなどのすっぱいものを食べる前に食べれば、楽にビタミンなど普段あまりとることのできない栄養を摂取できると感じました。いろんな方法でこういった植物を使うことにより、肥満の人や病気の人、高齢者の人などに役立つようになり、今後このような植物が良い方向で使えるといいと思いました。
 まだまだ、こういった味覚修飾植物がたくさんあり見つかっていないのならば、今後もっといろんな種類の植物が見つかり私たちの生活に役立つようなものがあれば知りたいし、とても興味深いと思いました。



Bさん 

 以前にテレビ番組で、ミラクルフルーツについて紹介されているのを見たことがありました。その時は、ミラクルフルーツを食べることによって、すっぱいものが甘く感じられるようになるなんて不思議だなという程度ぐらいにしか思っていませんでしたが、しかし今回の講義を受けて、ミラクルフルーツは、味の変化を楽しむというだけでなく、食育推進の教材として活用されていることや、糖尿病患者の方などを対象とした甘味剤の開発・研究が行われていることが分かり、関心を持ちました。
 甘いものが好きだけれど、血糖値が高くならないように糖分を制限されている、あるいは気を使っている方にとってミラクルフルーツの存在は、朗報であると思います。まだ様々な課題が残っているかもしれませんが、副作用のある人工甘味料に変わって、自然のもので、安心して食べることのできるミラクルフルーツの適用が広がると良いと思いました。
 ギムネマを用いた実験も、とても印象的でした。島村先生がおっしゃっていた通り、ギムネマを食べた後に舐めた砂糖は、正に砂を食べている様な感覚でした。このときに初めて、「味がしない、分からない」ということを実感し、味覚障害になってしまうといかに大変で、食べる楽しみを奪ってしまうのかがほんの少し分かったような気がします。
 今回の講義を受けて、味覚の仕組みについて今まで知らなかった部分を多く知ることができました。貴重な体験ができてよかったです。



Cさん 

 今日の講義で、人間の味覚の不思議を改めて知りました。普段私たちは当たり前に食べ物を食べて、特に意識するとことも無く味を感じて生活しています。でもそんな日常生活の中でも何気なく感じている味覚も、味雷があり味を判別するには、鍵と鍵穴のように同じ形をしていて、穴にはまって、そこで始めて私たちは味を感じているのを知って、すごく不思議に思いました。
 あと、一言で好き嫌いといっても、ただ味が得意、苦手だけでなく、昔にその食べ物を食べた時の雰囲気だったり、経験なども関係してくることも知りました。好き嫌いをなくすには、頭の中の情報を書き換えることと、本人が直そうと思うことというのは、妙に納得できました。
 味雷の数が赤ちゃんに多いのには、大人に比べて知識が無く、何でも口に含んでしまうことから来ていることを初めて知りました。そのことによって、おもちゃに苦味を入れていたりしていて、全てに理由があって、つながっていることも知りました。
 初めてのギムネマとミラクルフルーツの実験と講義を受けて、味覚について色々学ぶことができて、有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました