人の口の中には、味が判別される花の蕾のような形をした味蕾が約6,000〜9,000個あります。赤ちゃんは約12,000個もの味蕾があります。ウサギは約17,000個、ウシは約24,000個、ナマズは体全体に約20万個もの味蕾があることを知りました。ハエは手に味蕾があり、何か物に止まったときに食べてよいものか判断し、チョウチョも手の味蕾で卵を産むための葉を選びます。味蕾の7割は舌にあり、残りは上顎と喉にあります。喉の味蕾は炭酸に敏感なので炭酸飲料を飲むと喉にきます。動物はただ餌を食べているだけと思っていましたが、ライオンなどの肉食動物は、草食動物の小腸(草食動物が食べ、やわらかくした野菜)→肝臓・内臓を食べ、ビタミン・ミネラルを補っている事がわかりました。コアラが生き延びる事ができたのは、あえて毒のあるユーカリの森に住むことにより敵を寄せ付けなくするためで、でもユーカリはカロリーが低いのでコアラは1日20時間寝ている。
人は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の味覚があります。辛さは、神経が刺激されて起こっていることで、味覚ではない。また、うま味は昆布のグルタミン酸ナトリウムのおかげで日本人が発見しました。
好き嫌いのメカニズムでは、初めてたべて決まるものや、嫌な気持ちの時、食べているものが嫌いになることがあるとわかりました。また、おいしさは情報で決まることもあり、例えば行列ができてる店は混んでいるからおいしいと思い込むし、値段が高いほどおいしく思う。また、若者の味覚障害が多くなっていて、加工食品やファーストフードばかりでなく、ちゃんと海藻や魚も食べようと思いました。
ミラクルフルーツは酸っぱいものを甘くさせます。レモンヨーグルトがとても甘くて驚きました。ギムネマは、ギムネマ酸が糖分の吸収を防ぐので、砂糖が砂になっていてすごいと思いました。その他にも、30度以上の水は普通で、氷水を甘く感じさせるストロジンやギムネマと同じ効果を持つナツメなどがありました。
島村先生の講義を受けて、人間の味覚は、味蕾などの機能があってすごいと思いました。ハエやナマズなども、その味蕾を活用して生きていました。動物も、ちゃんと栄養がある部分の肉を食べたり、自分の身を守るために、毒のあるものを食べたりとすごかった。一番楽しかったのは、ミラクルフルーツとギムネマです。人の味覚が一度食べただけでおかしくなるということが不思議で、あんなにレモンがおいしく感じることはありませんでした。