私は普段の生活で味覚について深く考えた事も無く、当たり前のように物を口に運んでいましたが、今回の講義で味覚についての説明や実際に体験することで、我々の「味覚」についてのメカニズムはとても複雑であり敏感である事がわかりました。
まず私たちの味蕾は約6,000〜9,000個存在し、赤ちゃんは約12,000個も存在するが、味蕾の数は動物によって数が異なり、ナマズは約20万個と極端に多いが、ヘビやニワトリなどは触覚などで判断するので味蕾の数は少ない。このようにその生き物のによって味覚を感じる判別方法も違うが、味蕾の数も異なってくるという事に興味を持ちました。
味覚修飾植物を今後さらに展開していく上で、今、現代人に求められているQOL(Quality of Life)、つまり「生活の質」を向上していく事はとても重要な事であるが、この味覚修飾植物が医療の現場で糖尿病患者などに、ミラクルフルーツやギムネマの味覚を利用して、糖分の過剰摂取などを抑えたり、生活習慣を改善していく事はQOLの向上にとても効果があると思います。
私は昔から好き嫌いが多くなぜ嫌いになったかという原因を深く考えた事がありませんでした。しかし、今日の講義を聞き振り返ってみると、親が嫌いな食べ物が自分も嫌いであったり、子供の頃の様々な経験などにより嫌いになってしまったり、納得させられる要因がいくつか挙げられました。私は二十歳を過ぎてから健康にとても気をつけるようになり、自分の味覚も少しずつ変わってきていると感じています。好き嫌いをなくすためには、自分で料理をしてみたり、栄養素を知ったり、自分自身が直そうと思う事がとても大事な事だと教わりましたが、その通りだと思います。私は「体に良い食べ物=美味しい食べ物」であるという事を意識して、料理する時などにバランスを考え行っています。味覚というものは本当に不思議でありデリケートな部分である事がわかりました。
◎島村のコメント
情報によって美味しくなったりまずくなる事があります。マスコミ等の安易な健康番組のみを信用したりする事がないように心掛けて下さい。