この講義で、普段何気なく感じている味覚が私たちにとても影響していたのだなと感じ取る事が出来た。私たちが食べてもいいものか判断出来るようになったのは、赤ちゃんのときが味蕾が一番多く、12000個もあるからであり、成長するにつれて知識なども増えるからである。さらに味蕾には種類があり、甘味には甘味用の味蕾があるように、味と味蕾は鍵と鍵穴のような関係になっている。そのおかげで、酸味は腐敗物のシグナル、苦味は毒物のシグナルとわかるようになっている。
動物が食事を取っている所はテレビや動物園で見ていたが、動物達は味をあまり感じないものだと思っていたが、動物達もちゃんと考えて食事していることがわかった。他の動物が嫌う食物を食べることによって身を守る動物もいれば、食べる順番が決まっている動物など、動物にとって生きていく上で必要な食物がおいしいと感じれることが味蕾なのだと知ることが出来た。
味覚修飾植物が今後、医療の面でもっと活躍することを期待している。講義内でも話していたが、過食症や糖尿病などの生活習慣病患者などにはとても有効であると思う。さらに、私たちが普段食事をするときに気にするのは味だけではなく、見た目や匂いも大切である。そこで、匂いによって味蕾を刺激し、味に変化を加えることは出来るのではと私は考えてしまいました。植物でいえば、ハーブなどの香りを使うことによって、お茶がいつもより美味しく感じるなど、匂いも味に何らかの関係があると私は思います。
何気ないことを、もう一度知るということは、とても良いことだと思います。味について今回多くのことを学ばして頂きましたが、知らないことが自分の思った以上にあったことに驚かされました。味が私たちにどういった影響を及ぼしているのか、何故味を感じ、味を感じなければいけないのかなど、味について知ることの重要性が少しながらでも感じることが出来た。
今回、ミラクルフルーツやギムネマを試食させて頂き、大変貴重で不思議な体験をさせてもらったことに感謝すると共に、味への興味がわきました。日々進歩していく医療で、味覚修飾植物が活躍する日が近いと私は感じています。今後の味覚修飾植物の活躍を期待しながら、私も味についての関心が深まればよいと思っています。