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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2007/10/18に実施した日本福祉大学人間福祉情報学科2年生の皆さんのレポートです。


Aさん 

この講義で、普段何気なく感じている味覚が私たちにとても影響していたのだなと感じ取る事が出来た。私たちが食べてもいいものか判断出来るようになったのは、赤ちゃんのときが味蕾が一番多く、12000個もあるからであり、成長するにつれて知識なども増えるからである。さらに味蕾には種類があり、甘味には甘味用の味蕾があるように、味と味蕾は鍵と鍵穴のような関係になっている。そのおかげで、酸味は腐敗物のシグナル、苦味は毒物のシグナルとわかるようになっている。
動物が食事を取っている所はテレビや動物園で見ていたが、動物達は味をあまり感じないものだと思っていたが、動物達もちゃんと考えて食事していることがわかった。他の動物が嫌う食物を食べることによって身を守る動物もいれば、食べる順番が決まっている動物など、動物にとって生きていく上で必要な食物がおいしいと感じれることが味蕾なのだと知ることが出来た。
味覚修飾植物が今後、医療の面でもっと活躍することを期待している。講義内でも話していたが、過食症や糖尿病などの生活習慣病患者などにはとても有効であると思う。さらに、私たちが普段食事をするときに気にするのは味だけではなく、見た目や匂いも大切である。そこで、匂いによって味蕾を刺激し、味に変化を加えることは出来るのではと私は考えてしまいました。植物でいえば、ハーブなどの香りを使うことによって、お茶がいつもより美味しく感じるなど、匂いも味に何らかの関係があると私は思います。
何気ないことを、もう一度知るということは、とても良いことだと思います。味について今回多くのことを学ばして頂きましたが、知らないことが自分の思った以上にあったことに驚かされました。味が私たちにどういった影響を及ぼしているのか、何故味を感じ、味を感じなければいけないのかなど、味について知ることの重要性が少しながらでも感じることが出来た。
今回、ミラクルフルーツやギムネマを試食させて頂き、大変貴重で不思議な体験をさせてもらったことに感謝すると共に、味への興味がわきました。日々進歩していく医療で、味覚修飾植物が活躍する日が近いと私は感じています。今後の味覚修飾植物の活躍を期待しながら、私も味についての関心が深まればよいと思っています。



Bさん 

私はミラクルフルーツがテレビなどで話題になった時から、ずっと「ミラクルフルーツとはどんな味なのか??本当に酸っぱいものが甘く感じられるのか??」と疑問に思い、食べてみたくて仕方がありませんでした。あのほとんど種で埋め尽くされた赤い実を舐める物だと思いこんでいたので、タブレットになったミラクルフルーツを見て驚きました。
そして念願の瞬間・・・本当に本当にレモンヨーグルトとグレープフルーツジュースが甘くなりました。まるで砂糖をたくさん入れた感じでした。これなら、すっぱく苦い思いをせずにビタミンCが豊富に採れて、ダイエットにも良いのではないかと思いました。そして、一瞬にして味を判断する味蕾の数にも驚きました。特に、ナマズは20000個もある味蕾で、敵の味を察知していると知り、汚い水中に住んでいて目は使えなくても、ちゃんと自分の身を守るために体の仕組みが成り立っているのだと思いました。赤ちゃんも同じです。知識が少ないため、味蕾が多く、人形の足にわざと苦味成分を塗り、赤ちゃんが飲み込まないように工夫がしてあります。また、何でも丸飲みしてしまうヘビには味蕾が2個しかありません。ヘビたちは味覚よりも触覚で判断します。生き物によってそれぞれ独特な味覚を持っているのだと知りました。私はずっとライオンやチータなどの肉食獣は肉しか食べない動物だと思っていたので、内臓の小腸から、獲物を食べる順番がフルコースのように決まっていて、それで野菜摂取までちゃんと行い、人間と同じように動物達もバランスをとっていました。そして、野生動物は満腹になると動けなくなり、敵に狙われやすくなるため、腹八分目で食べることを止めるそうです。常に別腹を持っている私には無理なことだと思いました。大食いの人たちを見ていてもそうですが、同じ味のものをずっと食べ続けていると飽きてきます。だから調味料をかけて、違う味にし、気分転換している光景をよく見ます。それと同じで、ご飯はおなかいっぱいでも、甘い物は別にすっと入ってくるのだと思いました。そして秋になり、無性にチョコレートや甘い物が食べたくなる季節になりました。テレビのCMでもチョコレートの宣伝がどんどん増えています。このように人はとても情報に影響されやすく、もとの絶対値が少ないから意味はないのに、「レモン○個分のビタミン」と間違った情報であっても書いてあれば、その情報を鵜呑みにしてしまいます。また「健康にいい」と言われると、例え嫌いなものでも食べられるようになります。人は行列ができているお店を見たり、いいにおいに誘惑されたりと、五感をふるに使って味覚を得ているのだと思いました。「食べる」ということは、人間にとって、生きていくうえで欠かすことのできない重要な事です。だからこそ味覚の種類もたくさんあり、「うま味」という成分も生み出すことが出来たのだと思いました。最後に家の犬は人間とほぼ同じようなものを何でも食べるのに、ねこは甘いものがキライだと知り、人間も動物も育った環境が違うと味覚も異なってくることがわかりました。味覚について知ることは、自分の身を守り、生きていくうえでとても重要な役割を果たし、知識を増やすことにつながるのだと思いました。



Cさん 

最初レジュメが配られ、題をみたとき、ミラクルフルーツとギムネマってなんだ?と思いました。初めて聞いた言葉だったので、変な言葉だなと思った。
私もだけれども、好き嫌いが人にあって、その好き嫌いを決めるのがまずはじめに、第一印象、そして雰囲気、経験と続いていると言うことを知りました。確かに、初めて食べるものには第一印象で食べれそう、食べれなさそうと自分で判断していることがあると思い、本当に第一印象で決めている部分があることが分かった。
普段、ふつうに生活している中で、自分の味覚について考えたことはなかった。だけど、今回の講義を聴いていて、今、自分の舌は味覚を感じることができてよかったと思いました。最近は、ファーストフードの店があらゆるヶ所にあり、お金を出せば自分の好きな物が食べれるといった環境の中にあって、味覚を感じるための亜鉛の含まれた食べ物をあまり口にしてない。私はそれを聞き、ファーストフードにばかり頼ってはいけないと思いました。味覚を感じなくなるということは、おいしい物を食べてもそれがおいしいと感じられず、食べれることの幸せさ、うれしさを感じられなくなってしまうということではないかと思う。
味覚修飾植物は、熱帯でしか育つことができない植物なので、日本では温室などで育ててもなかなか育つことができない。しかし、今日の講義では、やっとできたタブレットのもので実験をすることができた。これから、味覚修飾植物を広めていくには、やはり加工食品などにして世に出すかたちになるのではないかと思います。
今回、初めてミラクルフルーツとギムネマを体験してみて、こんなに味覚が変わる物なのだと驚きの連続でした。
ギムネマを舌にすり込ませた後に食べたチョコレートの気持ち悪さがとても印象に残っています。チョコを食べたのに甘さも感じなくてただただやわらかい変なものを食べているだけという感じでした。味覚に障害がある人はこんな感じなのかと思うと、これから自分が食べるものは亜鉛が含まれている物をちゃんと食べなければと思いました。



Dさん 

今日の講義とてもおもしろかったです。
味覚体験という題名から興味を持ち、ワクワクしてしまいました。舌というこんな小さな部分にも、たくさんの名前がついているものがあって、その中の味蕾にも4つの鍵穴がありました。その中に、渋味や辛味が入っていないことにおどろきました。普段、「渋〜い!!」「辛〜い!!」などと舌で感じていると思っていたのが、感覚だとは未だに少し信じがたいくらいです。
そして、小さい子供が苦いものや辛いものを好まない理由も今日初めてしりました。私も昔はピーマンが大嫌いで、絶対食べれないと思っていたのに、今ではあの苦味が大好きで、不思議に思っていました。味蕾がだいぶ減ってしまったのですね。
人間以外でもそれぞれ味蕾があって、場所も数も違って、おもしろいと思いました。ハエの毛づくろいみたいな仕草は味蕾のお手入れで、ナマズの味蕾は20万個も!生活していく上で、どの生き物も味蕾は大切なんだと感じました。
コアラがあんなにノロノロして、武器もなしに生きていけるのも、エサや睡眠時間に関係していて、それを選択したコアラも、とっても頭がいいような気がします。
そして、一番楽しかったのが、やはり実験です。こんな普通の葉をほんの少し舌にすりつけたくらいで、砂糖が甘くなるの?と半信半疑でした。ミラクルフルーツも、とてもすっぱいヨーグルトレモンが!?とゆう感じでしたが、実際やってみてビックリしました。
砂糖は砂に。チョコレートは・・・何だこれ・・・。ヨーグルトレモンは甘い甘いヨーグルトに!!感激しました!!私はグレープフルーツジュースには、そこまで変化はありませんでした。が、味覚障害ではないようで安心しました。
あともう一つ驚いたのは、先生が某番組からオファーを受けていて、しかも台本があり、やはりやらせの番組だったということでした。



Eさん 

味を感じるメカニズムについて詳しく知ることができました。
介護関連の授業でよくかむことは消化を良くすると聞きましたが、今回の講義でよくかんで唾液を出すことで食べものの味を感じやすくする効果もあるのだとわかりました。1つ気をつけるだけで、たくさんの良い効果があるものなのだなと納得しました。
特になるほど!!と思ったのが、酸味、苦味は危険のシグナルだという生物学的意義がそなわっていたということです。今では、お酢は体に良いと言われて、飲み物のように摂取されているけれど、何が食べて良い、悪いがわからない時代は味で判別していたんだと思うと、人間の体の働きはみごとだなと思います。でも、体に良いとか栄養があるといわれていても、かならずしもおいしく感じるものばかりではないのは残念だと思いました。人間だけではなくほかの動物に関してもそれぞれ生きるための体の仕組みがあって、奥深いなと感心しました。
人間が狩りをして生きていた時代の名残で、油を摂取するとおいしいと感じる物質がでて、多く摂取してしまう仕組みにもびっくりしましたが、細胞レベルでそのようにおいしいと感じさせてしまうのですから、困った仕組みですね。やはり、時代の変化には体の変化も対応しきれないので、ギムネマやミラクルフルーツといった味覚修飾植物を有効に利用し、過度の摂取をさせないようにできれば良いと思います。本当にミラクリンやクルクリンといった物質が害のない物質だと証明できて、ミラクルフルーツやギムネマの商品ができたら、生活習慣病が防止できる。これは素晴らしいですよね!
食物連鎖ではないけど、人間が植物の力で健康に生活できているというありがたさを感じたような気がします。



Fさん 

ミラクルフルーツとギムネマを使用した味覚の実験に参加した。ミラクルフルーツはテレビなどで耳にしたことがあり、どのような効果があるかは、なんとなく知っていたが、ギムネマは初耳だったので、効果は知らなかった。島村先生の講義は、受講者全員に実験を体験してもらうをコンセプトにしているそうだ。その理由はというと、「一部の人だけが体験したとしても、体験をしなかった人は一生悔しいでしょ!?」というものだった。確かに自分がその立場となると悔しいし、おもしろくないと思う。
講義開始直後、ギムネマの葉の実験をした。甘味を感じないという効果がある。その通り、砂糖、チョコレート共に全く甘味を感じず、正直マズかった。これはダイエット効果はあるな。と確信した。
なぜこのような事が起こるのか?それは味を感じる味蕾に異変が起き、甘味を感じなかったり、酸味を甘味に感じたりするそうだ。その異変とは、鍵と鍵穴の関係に例える。ギムネマを先に食べることによって、甘味を感じる鍵穴をギムネマの成分がふさいでしまうため、甘味を感じないのだ。味蕾は、人間だけでなく、他の生き物にもある。そして、味蕾がある場所も様々である。例えば、ナマズは体やヒゲにある。ハエ、蝶は手にある。一方でヘビにはほとんどない。という感じである。生き物それぞれ、意味を成して、体の機能が備わっているのだとあらためて知ることができた。
講義を通して、味覚について少なからず知ることができ、また、良い経験が出来たことに喜びを感じる。講義最後にミラクルフルーツで酸っぱい物を甘くする実験で、更に感動。そして諦めはおいしいものでという、島村先生の配慮にも楽しさを感じた。ミラクルフルーツのタブレットで生活習慣病が減少することは違いないと思います。