参加者の御感想

5/21に実施したニチエイ調理専門学校(名古屋市)、2年過程2年生の皆さんの御感想です。


  S.Iさん(♂)  
  ミラクルフルーツ、ギムネマ初めて聞く言葉でした。
  ギムネマを食べた時は非常に苦くて何だという感じでしたが、甘さを感じなくなると言う性質にとても驚いた。舌の構造についても、講義が聴け、味覚地図を覚えていた僕はショックでした。でも新しく知識を身につけられたので良かったです。
  ミラクルフルーツはまさに奇跡の果物でした。ミラクルフルーツだけだと、ただの果物みたいなのに、ヨーグルトやレモンがビックリするほど甘くなり、かなりの感動を覚えました。僕的には、ヨーグルト、グレープフルーツが適度な甘さでおいしくいただきました。
  独学で学ばれ、人に紹介するに至るまで研究された事はすごく尊敬できます。講演はぜひ続けてほしいと思います。

島村のコメント
 味覚地図が間違いで、食品メーカーなどがのどごしの味にこだわっている理由が分かったと思います。
 今後も講演を続け、味覚や味覚修飾植物について多くの方に知っていただけるよう頑張っていきたいと考えております。


  H.OIさん(♂) 
  ミラクルフルーツは名前くらいは耳にしたことはありましたが、実際に見たり、体験した事は初めてでした。ギムネマにいたっては全く知らない存在でした。
 ギムネマを口にしたとき、これから食べる砂糖やチョコレートの甘味が感じなくなるなんて、と半信半疑でしたが、体験してみて砂糖はただの砂になってしまったし、チョコレートは苦いだけの四角い物になってしまいました。正直、気分が悪かったです。しかし、貴重な体験でした。楽しかったです。
 また、ミラクルフルーツはとても驚きでした。そのままではとても飲めないレモン汁が、ミラクルフルーツをなめたら、甘く感じて飲めました。グレープフルーツジュースを飲んでいる感覚ではありませんでした。
 今回貴重な体験をさせていただいて、将来の自分の料理スタイルも変われるかも知れないと思いました。将来、ミラクルフルーツやギムネマを料理に使う事で、人の食生活を改善できたり、味覚異常を治せるかもと思いました。 実際に調理に使って見たくなりました。
 
島村のコメント
 私は味覚修飾植物学と味覚教育学の研究を行ってきましたが、料理は上手ではありません。私の研究してきた事が、皆様たちによって発展することを願っております。


  T.Nさん(♂)
 今回ミラクルフルーツやギムネマを使った実験を体験して、とても驚いたと同時に、普段では当然過ぎてあまり考える機会のない味覚の伝達機能について学ぶことができとても興味をそそりました。
 特にこれまで、間違って学んでいた「舌の味覚地図」が改められていて、どちらかと言うと味は鍵穴のように考えられると言う見解は私にとっては初めてでとても勉強になりました。
 お話の最後の辺でも一部ふれられていましたが、これからももっと研究を重ねて是非ダイエットの必要な方や健康食品等の発展に生きていって欲しいと思います。
 是非これからもこの研究の実用化に向けて頑張っていってください。

島村のコメント
 味を「鍵と鍵穴」の関係に例えることで、味覚を簡単に理解することができると思います。
 味覚修飾植物の実用化に向けて、料理という観点から力を貸していただければ幸いです。 


  M.Fさん(♀)
 正直な所、今日は話を聞くだけで実際に体験できるとは思っていませんでした。テレビでしか見たことが無かったので、はっきり言って驚きました。料理の学校に通っていながら味についてあまりに知らなかったので知らないことが発覚したので恥ずかしいです。
 本当に体験してみると、先生がこの研究をなさっている気持ちが分かった様な気がします。将来何かの役に立てられたら立てたいなあとか私でも思いましたから。 病気の人に使えるようになったらすごくいいことだと思います。
 病気を薬を使わずに治せたらすごいですよね。「生活習慣病」の「生活習慣」が改善されるわけですから、根本から治せるすごいことだと思います。
 これからも世の中の役立つすごい研究を頑張って続けていってください。今日は本当にありがとうございました。
 
島村のコメント
 ミラクルフルーツなどの味覚修飾植物をお遊びではなく、社会に役立ててこそ、研究の完了だと考えております。現在はまだ途上だと思いますが、そのような日が一日でも早く来るよう、頑張りたいと思います。